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葉書の原点

あめつちの便り「土の音」🌺
【「タラヨウ」に   込める祈りの   葉書文字】

近くの里山に、何本かの 【タラヨウ(多羅葉)】の樹がある。金沢市の歴史的保存庭園にも見られる。

秋の例大祭で土の音奉納のお役目を頂いた浅野神社(雨乞いの神社とも)の境内には【タラヨウ】の大木を見つけてビックリ🫢宮司さんも気付かなかったようで、花も質素かつ清楚で目立たない。

 【タラヨウ】の「葉」は、平安時代に 俳句や恋文なども書いたとも云われ、文字通り【葉書】の原点といえる。
    「モチノキ」の仲間で、厚手で字を書きやすいしっかりした葉っぱだ。

厚めの葉の裏面に枝先で字を書いた所が黒く浮き出て見える。ペンや墨書きもオーケー(^o^)v

「郵便局の木」とも呼ばれ、金沢中央郵便局の脇にも植えてあるが、知っている局員は少ないようす。

 【タラヨウ】の葉書に一言書いて120円切手を貼り、ご無沙汰している友人などに投函すれば、大抵驚きの連絡が来るf(^_^;
    電子メール全盛時代、手書きの便りをもらうとやはり暖かい人の心を感じる。

【タラヨウ(多羅葉)】の語源は、元々インドで経文を書くのに使われたヤシ科のタラジュ(多羅樹)からで、寺社等に植えられているところがある由縁だ。

ついでに、同じ モチノキ科モチノキ属の常緑高木では「ソヨゴ(冬青)」が知られる。
    “風に葉がそよぐ木” から「ソヨゴ」❣️

因みに「ソヨゴ」は、神棚に供える 「サカキ(榊)」(ホンサカキ・ツバキ科 サカキ属)が自生しない地域では、サカキの代用にする。

【タラヨウ】同様「ソヨゴ」は「モチノキ」の仲間で「フクラシバ 」とも言い、火であぶると膨らみパチンと破裂!
    さすが「モチノキ」(笑) 、こうやって名を覚えることもできる。

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