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30年前作の土笛が大阪へ嫁ぐ

あめつちの便り「土の音」🌺
【30年前作の土笛が大阪へ嫁ぐ】

土の音工房(Studio Clay tone)の黎明期から現在までにこしらえたオカリナの幾つかは、一つ一つの焼き方や形状や弱息用から強息用など、特徴のある製品を研究見本として展示保存してある。

その中の30年ほど以前の作品の一つが、大阪の懇意な方に嫁ぐ事になった。

これを作った時、既に釉薬を使わない素焼きが殆どで伝統的な漆塗り仕上(赤系・緑・褐色)に金箔の蒔絵も施工した。
    近所の漆芸老舗「能作」の爺さんが丁寧に教えて下さり、小生のオカリナに自ら漆を塗りたいと購入までされ、好奇心や研究心に頭が下がった。

同じものを作るのは大変だし、本来値段など付けられたものじゃない。でも今だに古いタイプを好むお客様もいらっしゃる。

周りに教室も演奏者もまるでいなくて暗中模索で作っていたとはいえ、今息を入れても吹きやすく音程も整いとても明るく綺麗な音が出るのに自ら驚く。

より丹念に作っていたものだろうと思う。陶芸窯がない時代は、囲炉裏や七輪で寝ずに焼いていたが、味わい深いモノができて研究心を煽った。

嫁ぎ先の大阪では複数回のコンサートを設定して下さったり、オカリナペンダントの販売もして下さった。
折々に食養・マクロビオティックの勉強や実践を共にすることも(玄米酵素株式会社主催の講座など)。

ライフスタイルや発想がナチュラルな自然派とのご縁は貴重で有難い。先日も新潟から問合せの熱い長電話にストーブが消えたのも忘れて話していた。

土笛と土の音が紡ぐ暖かな絆がいつの間にか海外に広がっている。音の魔法かと思う事もある😊

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【土の音】(食育のグリーンノート&土の音工房)
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