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竪琴「ライアー」・生きるエネルギーに

あめつちの便り「土の音」🎵
【竪琴「ライアー」と歌・生きるエネルギーに】

「はい!元氣らいふ」(季刊 玄米酵素 株 発行)の素敵な記事から抜粋させて頂きます。

奇しくも本日12月6日は、【音の日】❣️
エジソンが蓄音機を発明した日にちなんだもの🤗
    〜♫♩〜🎵🎶〜♬♪♩〜

【生きていくうえでのエネルギーになるような歌を
歌っていきたい】

2001年公開の宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」で、一躍脚光を浴びた木村弓さん。

その透明感溢れる澄んだ歌声が、心に残っている方も多いでしょう。その後も、詩人・谷川俊太郎さんと共作した「世界の約束」が、『ハウルの動く城』の主題歌として起用されるなど、宮崎作品と赤い糸で結ばれているかの木村さん。

宮崎監督との出会い、いつも弾き語りで使っている竪琴ライアーのこと、今後の活動への想いなどをお話いただきました。

◉〈宮崎監督のキャラクター達に私の歌で花を添えられたら.…〉

私は宮崎作品が好きで、ビデオなどでずっと見てきました。そして、私の声は宮崎監督の映画に合うのではないかと、勝手に思っていたのですが、『もののけ姫』を劇場で見てしばらくたったある日、私の歌で宮崎監督のキャラクター達に花を添えられたらいいなぁ、という思いが、なぜか涙とともにドッと湧いてきたんです。

それで、宮崎監督に『もののけ姫」に感動したことを手紙に書き、CDやテープを送りました。そうしたら、お手紙がきて、私のCDを気に入ってくれたこと、次回作の構想、もしそれが実現したらあなたに声をかけるかもしれませんが…、と書いてありました。

しばらくして、練習中に、ふと弾きたくなる、歌いたくなるメロディが浮かんできたんです。おかしいなぁ、こんなに忙しい時に、と思いながらも書き留めておきました。

その後、そういえば宮崎監督が言っていた次回作にこの曲が合うのではないかな、と
考えました。歌詞は少し前から一緒に曲作りをしてきた覚和歌子さんにお願いし、二人とも思いがけなく良い曲ができた気がしたので、これなら映画に合う合わないは別として、宮崎監督も喜んでくれるのでは、と思って送りました。

そうしたら、宮崎監督から、あの企画はボツになってしまったが、この曲はいい曲だから、大事に育ててください、と。
それから1年半位経った2001年の春に、『千と千尋の神隠し』のエンディング曲に使いたいというお話をいただきました。

◉〈誰でも気持ち良い音が出せる竪琴、ライアー〉

「いつも何度でも」の曲を作ったのも、この竪琴、ライアーです。

私は大学でピアノを専攻し、その後、声楽の勉強を始めたのですが、その頃から何か膝に抱えて歌いながら弾ける小さな竪琴みたいな楽器はないかな、と思っていました。楽器屋さんに行っても見当たらず、10年以上経って、お友達が誘ってくれたコンサートでライアーの合奏に出会ったんです。すぐに購入して始めました。もう20年近く弾いています。

ライアーは、教育の分野でよく知られている20世紀初頭の思想家、ルドルフ・シュタイナーの思想に共感した人々によって作られた楽器です。
元々、子どもの音楽教育や一般向けの音楽療法を目的にしています。ギリシャ時代やエジプト時代の文献に残る竪琴を研究し、現代人に合うよう試行錯誤をして作られ、一台目は1926年に完成したとか。

6本の弦は、段差をつけて2段に張られています。3オクターブ近くあるので、だいたいどんな曲でも弾けます。弦に直接指を触れて音を出すというのが、人間の精神に非常に良い影響を及ぼすという考えが、シュタイナーの思想にはあるようです。

ピアノやバイオリンなどは、どちらかというと複雑化に向かう楽器ですが、楽器の原点に戻るような、ライアーのような楽器が現代人には必要なのではないかということです。
この楽器なら、子どもにも扱えて持ち運びもでき、特別な訓練を積んだ人でなくても良い音が出せる。だから、誰でも楽しめます。

◉〈みんな、心の奥のどこかに輝く気持ちを持っている〉

一昨年、メイク・ア・ウイッシュ・オブ・ジャパンという難病の子ども達の夢をかなえることを目的としたボランティア団体と出会いました。それは、ある7歳の難病の女の子は、自分が作った詩に曲をつけてCDにし、お世話になった先生や友達にプレゼントしたいという夢を持っていたのですが、その子の詩に曲をつけてもらえないかという依頼をいただいて、お引き受けしました。

しかし、その女の子の病気が進んでしまい、詩が書けなくなってしまったんですね。でもせっかくなので、メイク・ア・ウイッシュ・オブ・ジャパンのテーマソング(応援歌)を作ってくれないかという話に変わりまして、作ったのが「翼」という曲です。その曲を入れたCDを作りました。

売上の一部はメイク・ア・ウイッシュ・オブ・ジャパンに寄付されます。この団体の活動をできるだけ多くのみなさんに知っていただけるように協力できればと思っています。

私はある時期、体を壊し、生きるのが大変だった時期がありました。それで私は、人々が生きる励ましになるような、そういう曲を作りたい、歌いたい、という気持ちを持つようになりました。日常生活では気がつかないけれども、私たちはみんな、心の奥
のどこかに、素晴らしい輝くような気持ちを持っていると思うんです。

普段は忘れているだけです。でも、歌を聴くことで、そういう気持ちが思い出されるというか、こんな素晴らしい気持ちが自分の中にあったんだと確認
することができると思うんです。

歌を通して、自分が持っているエネルギーに気づいてもらえるような、生きていくうえでのエネルギーになるような、そんな曲を作り、また歌えたらなぁ、といつも思っています。

■プロフィール
きむらゆみ
大阪生まれ。歌手・作曲家。高校からアメリカへ単身留学し、ピアノを学ぶ。帰国後、声楽家を志望するが、健康を害し一時断念。現在は、食事療法、瞑想法などで健康を回復し、歌と作曲を続けている。代表作に、宮崎監督の映画の主題歌「いつも何度でも」や「世界の約束」など。アルバムは詩人・谷川俊太郎氏との共作である「世界の約束」を収録した「流星」や、「浜辺の歌」、「翼」ほか多数(徳間ジャパンコミュニケーションズ)。全国各地で演奏活動も展開中。

◆コラム〈「ハイ・ゲンキ」と私〉
「ハイ・ゲンキ」を食べていると、お腹の調子が違います。
体の調子を悪くして、声が出なくなってしまった時期が長くあったんですが、食事療法を中心に少しずつ良くなってきたんです。「ハイ・ゲンキ」ともその時期に出会って、一時やめていた時もあるのですが、もう10年以上続けて食べています。腸にとてもいい気がします。それと自分流で、年に2回酵素断食もやっています。

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