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声がでない

今日の夜は

涙が止まらないな

僕は

母がなくなる数年前

父が

喉頭癌になった

父にとって2度目の癌だった

最初の癌は

僕が小学校1年生ときだったから

約40年程前になる

父に癌だと 

告げるのは

僕自身苦しかった

告げたときの

父の顔が今脳裏に出てきた

僕は

本当は泣きたかった

当時は

父のことを思うと

泣くことはできませんでした

僕は父から、1度なんもせんでいいと

言われた

姉にはもう、

僕に任せると言われて

悩んだ

当時の担当医にも相談しますと

僕は父と母とみて

決めた

父に

母のために

生きてほしい

つまり

声帯除去

声がなくなるということを

僕は宣告した

僕の言葉に

沈黙したが

わかったと

ぽつりと言った

その後、本当に手術した

僕はたった一言から

父の声を奪った

その後、

父は

リハビリをして

母のもとに戻った

父は強かった

愛する母のために

生き続けた

母の死は昨年

突然きた

父は

棺桶の綺麗になった

母を見て

声を出して

泣けなかった

本当に

大声で

母のことを

呼びたかったと

思う

そんな父にも

歳は重なってくる

もう、

今年で90歳を

迎える

僕は父には

会いにいけなくなった

今はまだ、会いにいけない

僕の末息子は

本当に

父には

末孫となる

何も言わないまま、会えなくしてしまった

本当に

僕は

いろんな意味で

壊してしまった

だけど、

僕は

前を向く

前しかないから

今日も

夕方

帰ってくると

言葉が

僕に降りてきた

愛する家族とは形を変えても

僕は繋がってると

さらに確信した

愛ある人生を生きるよ

僕は

皆さんも同じだよ。

ありがとうありがとうありがとう

ありがとうありがとうありがとうありがとう

ありがとう真言😊

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