まーちゃんヘルスケア

まーごめ

夜に39度の熱が出て、「はいはい、大鶴肥満の自律神経がダメになったのね。解熱剤飲むから大人しくしぃ。」とちょくちょく起こる高熱大放出日だと思って解熱剤飲んで寝た。いつもだったら翌日には大発汗祭、平熱に戻って元気いっぱいのはずなのに、今回ばかりは起きても熱は下がらず高熱のままという『調子いいのは開幕だけ、交流戦終えたら確実に下降すると思っていたのにずっと調子のいい今年の阪神』みたいな熱の推移だった。

いついかなるときも熱を測れば39度を計測し、明らかにこれはおかしいということで病院へ向かう。1番おかしいのは、こんなに熱があるのに発汗が一切なかったことである。大抵発汗によって熱が下がるイメージだったが、今回は常に服がカピカピの状態で全部おしっこでしか体内水を放出していなかった。そのことをお医者さんに伝えたら「発汗しない熱はとんでもなく強いウイルスが体内に入ってるってことだよ」と新しい医学のTIPSを教えてくれた。

とりあえずコロナとインフルの二つの検査をして次の日に陰性か陽性かわかりますとのことだったので2回鼻に綿棒を突っ込んでもらった。耳鼻科慣れしてるからこの鼻綿棒は大して苦ではない。検査開始5分でインフル陽性が判明した。はや〜。次の日にわかるって言ってただろうに〜。そうか〜インフルか〜。夏でもインフルエンザってあるんだな〜。高熱で意識が朦朧としている中、この瞬間だけ大鶴肥満はファブルになっていたっ!

処方された薬を飲んで熱測ったら40.5度もあった。熊谷市じゃん。冷えピタをオデコに貼っても「いま何か貼りましたか?」状態。冷が体の内に入ってこない。人生の最後っつうのはこんなもんだと思いながら寝ようとするが、インフルエンザを恐ろしさを体感するのはここからだった。

小学生の頃は毎年インフルエンザの予防注射を打って毎年インフルエンザに罹っていた。しかし中学生になってからはインフルには一回も罹らず、最後に罹ったのは大学2年の冬の一回。インフルの恐怖というものはとうに消え去っていた。32歳になって久しぶりにインフルエンザのしんどさを体感することになる。

まず寝れない。これがとにかくしんどい。寝ようとすると、何故か脳みそが勝手に会議を開いて難癖をつけて寝させないみたいな議論をする。安芸高田市の議員と市長のバトルみたいなものが頭の中で起きてる。この内容をうまく記せたらどれだけ良かっただろうか。「高熱の時に見る夢かよ!」というツッコミ、そうだよね、言語化できない不安そのものを見たときってそんな感じだよね。インフルエンザのときはその描写がよりくっきりされる印象がある。普通の高熱はそこまで感じない、インフルエンザ特有の幻覚がある。

「今ここで寝てるとなると、4個5個のテーブルが後でまた出てくるわけだから寝ないとした方が良いよ」
「でもその区画での審査を部長と一緒に回っていくとしたとしてもその先には何も残らないでしょう」
「だからこそベッドの四隅に丸まっているんでしょうか」
「それなら雨の日だって気をつけたところでなにもかも変えられることも考えられないか」
こんなんがずっと頭の中でグワングワンと駆け巡り、横になっても1時間足らずで目を覚まし、水を飲んで、頭も関節も痛くて、熱を測ると40度、やばい死ぬと思って横になるも、また同じような問答が頭の中で繰り広げられてを繰り返す。気づいたら朝で、気絶に近い形で朝を迎える。朝になっても熱は37.5度とまだインフルエンザウイルスは大鶴肥満の体の中で培養し続けていることがわかる。

本当は大食いの仕事が入ってた。インフルエンザでさえ無ければ行きたかったが、大鶴肥満はインフルエンザ。「ちくしょう、インフルエンザだろうと大鶴肥満はたくさん食べられるのに、、、!」と思ってたがAJINOMOTOの100キロカロリーのお粥を30分かけてギリギリ完食するほどの体調。インフルエンザは恐ろしい。

熱はなんとか下がって、ぐっすり眠れるかもと思ってポケモンスリープを起動して寝たら久しぶりに8時間も寝れた。ディグダとヒノアラシ捕まえることに成功した。やったね。事務所から振り込まれたギャラを見て「あれれ?」と思いつつ下半期は節約という公約を掲げて年末に向けて叩き上げて行こうという気持ちでいっぱいである。不思議なもので、昨日までは「もうこのままずっと横になって消えて無くなりたい」と思っていたのに、元気になると生きる活力が湧いてくる。

マジで忘れてたけどインフルエンザは恐ろしい。かかるもんじゃないね、ありゃ。予防注射しとき。大鶴肥満はかかっちゃったからどうしよう。打つタイミングを逃しちゃった。

ということで大鶴肥満は明日から復帰します。
まーちゃんごめんね。

まーごめってやつですよ