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よく使っているプラグインの話

と言うことで、今回はよく使っているプラグインの話になります。とりあえず音源3つ、エフェクト3つに絞って紹介していこうかなと思います。

Instruments

Sonic Academy KICK2

Sonic Academy KICK 2

キックといえばとりあえずこれ!と言うレベルで使っているキック専用音源です。

ベースやスネア、クラップなどの音もカバーできる優れもの。エンベロープを自分で描いてピッチや音量の変化を調整して理想の音を作り込むことができるようになっています。しかし、一から音を作るのは非常に大変なので、大体好みのプリセットから調整していく形で作り込んでいく形になります。

個人的には音が綺麗すぎる印象で、後述するD16 Group Decimortを使って毎回音を軽く汚しています。

YMCK Official Magical 8bit Plug 2

Magical 8bit Plug 2

8bit音源系のプラグインと言えばこれ!と言うレベルの定番のフリー音源です。

私もよく使っていて、毎回楽曲にこの音源が刺さっています。8bit音源が大好きなんですよね、ファミコン世代と言うのもあってなのですが。

意外かもしれませんが、私の楽曲ではリズム隊を構成する音源としてもかなり活躍しています。これで、ハイハット、クラップを作ることが多いです。今回作った曲もハイハットとクラップはこの音源に任せています。その他にも効果音作りに重宝しています。操作性も凄く良いです。

元々、Magical 8bit Plugも使おうとしていたのですが、Windows OSでそのプラグインを使おうとすると発音タイミングが微妙に不正確になると言う不具合があったんですよね。WindowsのデスクトップPCが故障して、ノートPCへの買い替えを検討した時、Macbook Proにした理由の一つとして、このプラグインの発音タイミングが正確になることもあったりして。

Macbook Proで環境を作り直している最中に必要なプラグインの最新化も並行して行ったのですが、その際に2が出ていることに気付きました。最新バージョンでは色々と便利な機能が追加されているので、使うなら最新のバージョンが良いです。

u-he HIVE

u-he HIVE

広範にいろいろな音を作りたいなと思った時に使っているWave Table系シンセサイザーです。

この手の音作り系シンセサイザーは基本これを使用しています。しっくりこなかったら次点としてSonic Academy ANA 2を使う形です。これを使っている理由は、操作が比較的やりやすいのと、Wave Tableの音が昔愛用していたRoland SH-32のような印象を少し受けたからだったりして。

このシンセ1台で3種類のシンセエンジン(CLEAN、NORMAL、DIRTY)が選択できて、フィルタの掛かり具合とか音の綺麗さが変わるのも好きだったりします。

昨今のEDM制作だと、SpireとかSerumが有名だと思いますが、私は持っていません。過去いろいろなVA系シンセについて、フリーのプラグインも有料のプラグインをセールのタイミングで買い漁ったのですが、今はNASの肥やしになっていて、今は使う音源を絞っています。

ほら、昔はRolandのSCシリーズ1台とかで頑張って曲を作ったりとか、1台のシンセで色々な音を作って…とかやっていたじゃないですか。その時の方が、モチベーションは高かったですし、工夫を凝らそうとしていたよねって。そんなスタンスを維持したいと思って、そのようにしています。

と言うことで、良く使う3つの音源を紹介しました。次はエフェクトになります。

Effects

iZotope Ozone 10 Advance

iZotope Ozone 10 Advance

今となってはマスタリングの定番ツールですが、私が最初に購入したのは3の時。4にはアップグレードしたのですが、その後はしばらく放置し、9になってまたアップグレード、現在は10を使っています。

Advanceの良いところは、Ozone上で使えるエフェクトが個別のプラグインになっているところで、ImagerやVintage Compは必要に応じてトラックのInsertエフェクトとしても使用しています。

以前はSlateのFG-Xとか、SonnoxのLimitterとか、IK MultimediaのLimitterとか色々と試行錯誤をしていたのですが、今はこれ一本で最終調整をしている感じです。音も凄く綺麗に整いますし、これで上手くいかなかったらもっと根本的なところに問題があるとの判断もすぐに付くようになりました。

実は、しばらく音楽制作から離れていた時期があって、その原因が「マスタリングではどうにもならない」「ミックスが上手くいかない」「そもそも音選びに失敗している」みたいな前工程に戻っては進みを繰り返してしまうことにあったのですよね。でも、このエフェクトがあればとりあえず、ミックスの良し悪しの判断はすぐに付くし、マスタリング側でどうにかしようとしない割り切りができるようになったと言う面では非常に大きな効果があったなと思っているところです。

基本、EQ→Vintage Comp→Maximizerと言う形にしています。-14.0 LUFSで調整するときはVintage Compは抜くことが多いです。

Waves VU Meter

Waves VU Meter

Wavesのプラグインと言いつつ…ただのVUメーターを紹介するのはちょっと心苦しい気もしますが、InstrumentおよびAudioトラックに必ず使っているプラグインです。これが私のミックスを大きく変えるきっかけになったと言っても過言ではありません。

そう、ゲインステージングです。はい、全く知らなかったです。これをやるようになって、本当にミックスがしやすくなりました。たまたまではあったのですが、その動画と出会えたことは自身にとっては最大の幸運でした。

Cubase 12になるとデフォルトでアナログ表示のVUメーターの機能が追加されるようですが、私はCubase 12にアップグレードをしてもそのままこのプラグインを使うかもしれません。そこは応答性を見て判断するつもりです。少し話は横道にそれますが、2023年3月28日までCubaseはセールをやっているので、今月中にはアップグレードしようかなと思っています。

D16 Group Decimort 2

D16 Group Decimort 2

最後に紹介するプラグインはこれです。ちょっと高機能なビットクラッシャー。これも良く使っています。

掛かり具合を細かく調整できますし、Dry / Wetの機能があるところも個人的には助かっています。綺麗すぎる音を軽く汚したいときに重宝していて、前述のKICK 2には毎回使っていますし、Magical 8bit Plugにも薄く掛けてちょっと8bitノイズ系のザラつきを強調する場合にも使っていたりします。

プリセットは充実しているのですが、飛び道具的なものが多く、私は基本音の変化が少ないけどビット深度が落とされている「MPC60」のプリセットを選び、そこから調整することが多いです。

要するに音作り目的ではなく、ミックス用途として使うことが多い感じになります。

最後に

と言うことで、良く使っているプラグインの中から音源3つ、エフェクト3つを紹介させていただきました。恐らく、巷で良く使用されているプラグインを私目線で紹介する感じに落ち着いてしまったかなと思います。

実は他にも良く使っているエフェクトがあります。例えばCubase付属のEnvelope Shaperとか、Eiosis AirEQとか。また、どこかのタイミングで紹介させていただきますね。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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