オモコロ杯に脳死で書いた怪文書を叩きつけたらどうなるのかという壮大な社会実験

私、オーロットの人は絵が描けない。
たまーに遊びで描くこともあるが、まあまともな絵は描けない。

↑カメックス好きの友人に頼まれて描いたアイコン。最善は尽くした。何故僕に頼んだのか、コレガワカラナイ

料理は足し算だとよく言われる。
至言だと思う。寿司なんてまさにその典型だ。
刺し身だけでも十分美味しいのにわざわざ酢飯に乗っけてわさびを捻じ込んで醤油を垂らす・・・なぜなのか。
料理は足し算だからだ。
刺し身から感じられる食感や風味に酢飯のボリュームと絶妙な甘み、わさびのツンとくる辛み、醤油の〆としての塩味。
どれを抜いても寿司にしてはなにか物足りないと感じてしまうだろう。

料理は芸術だとよく言われる。
美味しさ、価格、労力、盛り付け・・・そんな条件を考えるまでもなく、すべての料理は芸術だと言える。
カップラーメン一つをとってもそうだ。まず特筆すべきはカップラーメンの開発者たちの努力であろう。湯を入れてわずか3分でラーメンとして形を成立させ、その上で美味しく食べられるように。開発者たちは途方もない努力を積み重ねている。
そして、食べ方。カップラーメンは本来湯を入れて3分を原則としているが、2分で食べる人やそのまま行く人など多くのバリエーションが存在する。そんな食べ方を追求することも料理が芸術であることに基づいているのだ。

諸君 私は音楽が好きだ
諸君 私は音楽が好きだ
諸君 私は音楽が大好きだ

・・・
書きませんよ?
ダメですダメです。僕の怪文書が名演説に埋もれてしまいます。
ともかく!
わたしは音楽が好きだ。
音楽が好きなもんなのでたまーに作曲もする。人に聞かせられるレベルじゃないけど。
作曲していると、段々曲が面白くなるかどうかはどれだけ空間が埋められているのかが大きく関わっているのだということに気がついた。
音楽について、一つの楽器や歌のパートで構成されているものは少ない。
ルネサンスの時代-おおよそ500年前から旋律には伴奏があり、そのうち「外声」「内声」という区分けがなされるようになった。
「外声」とは、旋律と旋律を支えるための一番音が低い声部のことだ。
「内声」は、音楽全体から外声を除いたもの。いわば「雰囲気づくり」を任されることが多い。
ここ!!!!
ここがとっても大事!!!!!!!!
内声!!!!!
そうなのです
この雰囲気づくりってのがすんごく大事なのです
音楽の三要素!
みんなで唱えてみよう!
リズム、メロディー、ハーモニー!
このハーモニー全般とリズムの一部を担うのが内声なのです
内声超大事!
んで、雰囲気を良さげにするには音を増やして音圧を上げる、すなわち空間埋めが必要なわけです
つまるところが、です
音楽は空間を埋めていく作業なのです

さて、ここでみんな大好き三段論法を使おう。
言うまでもなく、お絵かきや音楽は芸術的な活動だ。
お絵かき=芸術=料理=足し算
お絵かき=芸術=音楽=空間埋め

おわかりかしら?
一見脈絡のなさそうな頭のおかしい段落たちが!
お絵かきの話をしていたと思っていたら急に料理の話になって頭にクエスチョンマークを浮かべていたところが!
綺麗に!
一つに!
纏まっていくではないですか!!!!

と、いうわけで。
今までのお話は全部「絵を描くのが上手くなるためには何を意識すればいいの?」ということに関する壮大な前フリだったわけです。
このコツたちを使って絵を描いていこうではありませぬか。

お絵かきは足し算。
何の絵を描くかはすでに決まっておりまする。
私が大好き、そしてみんなもきっと大好きなオーロット。
そして足し算する相手は間違いなくみんな大好き米津玄師。

お絵かきは空間埋め。
ここに関しては僕の自力が試されるところ。
ナントカナレーッ!


・・・
なんということでしょう
オーロットと米津玄師を描いたつもりが
オーロット要素は画面の5%
米津玄師要素(実質筋肉要素)は画面の15%
残りの空間は全て汚部屋に成り代わってしまっていたのです
友人に見せたところ「乳首がないからやり直し」とダメ出しを食らう始末。
私は神に絵心マイナス八億というギフテッド・デバフをもらっていたことを忘れていたのかもしれません




絵は無理や。




書き始めて1時間にしてネタ尽きたわ。




何しよう。



・・・



絵は無理・・・?



諦めんなよ!!!!!!




そっ・・・その声は!?




AIイラストくん!!!!!!!


そう、AIイラストくん。
Lineから導入でき、日本語で条件を指定すればAIがイラストを描いてくれるスグレモノ(スグレモノとかいうレベルではない)。
この子を使えば絵が描けなくとも発想力でなんとかなっちまうんじゃァねぇか?
今日は8月30日。
オモコロ杯締め切りまであと2日。
AIイラストくんは一日に3枚しか画像生成ができないから・・・
あと6枚!
あと6枚で米津玄師とオーロットを混ぜてもらう!!!
こいつが俺の最後の希望(物理)だ!
うおおおおお!!!!

次回、企画 死す!
デュエルスタンバイ!

~前回までのあらすじ~
怪文書と共に絵が上手くなる方法を考えて試して自爆したオーロット。
絵が上手くなるというようなことは自分とは無縁なのだということを否が応でも自覚せざるを得なくなる。
しかし、ピンチのときこそ逆転の発想。逆裁やっといてよかったね・・・
「絵が描けないのなら、絵を描いてもらえばいいじゃない」

ド畜生である。
絵が上手くなるための方法を考える会がいつの間にか上手い絵を描いてもらうための方法を考える会に成り果てている。
しかも相手はよりによってもAI。
絵描ける友人とか・・・
いらっしゃらないんですか・・・?
ちっ違うんですよ
今は8月30日21時20分
明日までにオーロットと米津玄師足して背景豪華にして絵を描いてなんて言えるわけないじゃないですか
別に絵描ける友人が居なかったわけじゃないんですよ??
ただ頼むのが申し訳なかっただけで
友人が居なかったわけじゃねえからなあああああああ?!??!?!?!

・・・
取り乱しました
本題に戻ります
僕にはAIイラストくんがいるもんね
寂しくなんかないもんね
と、いうわけで。

プロンプトを打ち込みました。
すっげー抽象的な書き方をしてるのでまともに描いてくれるのかちょっと不安です
さて、結果は・・・





なんだこの娘!?!?!??!?!
イミガワカラナイゼ
確かに背景は豪華だ。
僕じゃ絶対に描けない背景を描いてくれている。
だが!!!!
だがしかし!!!!!!
どう見てもオーロットと米津玄師足したルックスじゃないだろーが!!!!!
まーた絵単体としてみると結構私の性癖に刺さってるところがあるのでイライラも一入なのであります
無理なのか!?
そんな素っ頓狂な発想についていくのは馬鹿らしいとAIイラストくんが私を拒絶しているというのか!?
いや、僕とAIイラストくんは一蓮托生の仲だ
僕を裏切るようなことはないはず・・・

あ!
あ〜!!
1つ気づいちゃったコレ
著作権が、ナイ!

そうなのです
ちょっと考えてみればすぐに分かることでした
オーロットは任天堂という大きな守り神により鉄壁のガードを受けているのです
そしてそれは米津玄師についても同じことで
肖像権とか色々考えるとAIイラストくんからこの二人に関する絵が吐き出されることなんて何があってもありえないのです

結論

ダメみたいですね・・・
あの後残ったうちの2枚を使って色々実験しましたが、やはり著作権に引っ掛かりそうなものは出力されないみたいです
当たり前やろがい!
んで、絵に関しても練習が必要そうですね・・・
怪文書力と同時に絵の技術もちょっとずつ上げていけたらな、と思ってます


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