そういえば・・・・詐欺の話

相変わらずあの手この手で特殊詐欺があって、残念ながら被害にあう方もいる。そんなお話。しかも去年の夏の真っただ中のお話。

まず結論から言うと、仕事仲間が騙されて３０万円ほど被害にあった。
しかも、白昼堂々と仕事中に、しかも、お昼前の忙しい時期。

彼はお昼ご飯を買いに近くのコンビニへいき、仕事場に帰ってくるなり
お昼の休憩の間、ちょっと出かけてくる。とおっしゃる。
「どしたの？」と聞くと
「いや、ちょっとめんどうなことになって・・・・」とにかく急ぎだから後で話すると車を走らせていった。

いまから思えば、この「めんどうなこと」がある意味フラグだったのかな。

３０分ほどたって帰ってくるなり、いやーなんか裁判がどうとかこうとかで、手続きするのに３０万ほど必要だからって急いでクレジットカードの
キャッシングで３０万借りて、それでコンビニのカード買って・・・

って、おいおい。それ。詐欺やんっ。とみんなに突っ込まれて・・・

もう絵にかいたような特殊詐欺の被害者。
仕事場で隣で仕事してる人の中にいました。
しかも、成りたてホヤホヤの被害者。

電話がかかってきて、未払いの料金が発生していて、あなたが訴えられている。このままだと裁判になるので、未払い料金を今すぐに払ってください。
できないなら、その手続きを代行いたしますので、ひとまず〇〇万円だけでも送金できませんか？送金の手段は、取り急ぎなのでコンビニでプリペイドカードを買ってそのデータを送ってください。。。
なんて・・・・その手の報道があるたびに
こんな話「信じる人いるの？だまされることってありえるの？」
なんて思っていたのですが、ほんと身近にいました。だまされる人。

その時に借りたお金は、すでに返済済みですが、
彼曰く「人生最大の汚点だ」。。。
いわゆる、泣き寝入りというやつです。

車の中で携帯電話握りしめて、
「まさに、今、この電話でやり取りしてた。もう払ってしまった。通話も切った。えっ。詐欺なの？？？」

私が騙されたわけではないのですが、もう、悔しくて悔しくて・・・・

当たり前のことなのかもしれませんが、たまに特殊詐欺の被害額はなんたらかんたら、なんて報道や記事を見たい聞いたりしますが、この「泣き寝入り」の数字を合わせると、いったいどれくらいの額になるんだろうねぇ。
２倍や３倍で足りなくなるのかもしれません。

あの手この手で詐欺ってものはバージョンアップしていってくれてますけど、いったいこの先どんな手口が出てくるんでしょうねぇ。

ひょっとすると、あなたの隣で笑っているその人は、実は詐欺の被害者なのかもしれませんよ？加害者じゃなくてね、被害者。