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ドヤ顔系読書レビュー「三体」について

こんにちは、婚活アドバイザーの大西明美です。

会員に勧められて読んだというか、会員の結婚相談所のプロフにかつて書いていたから読んでみたというか、そんな本のレビューです。

「三体」です。

これ、全部で6巻あります。1冊につき500ページぐらいあるので社会人が全部読むとしたら、、、1ヶ月以上はかかるのではないでしょうか。

私が読んだのは1冊です。

正直、、、私には非常に難解でした。
これ、、、あんまりみんながついていける本ではなく、「読んだけどおおおお」と自慢できるドヤ顔系読書になるなと思いました。正直これは本をあんまり読まない人に勧めるべき1冊とは思えないです。読書が嫌いになりそう・・・。

登場人物が多すぎるし、時代も文化大革命時代と現代をいったりきたりしますし、さらに三体人という異星人まで登場してくる。

SF小説に慣れていない私には、場面の詳細な情景のあたりは「もう、いいわ〜やめてくれ〜」と投げ出しそうになりました。しかも、そこまで理解できなくてもストーリーがわかるので、「なんでこれここまで説明必要やったの?」と別のいらだちが起こるという、読者にあるまじき精神状態の中読み進めました。

でも、1カ所すごく刺さるところがありました。

それは、三体人が地球人を「虫けら」としてあざけるシーンです。
それを知った登場人物の一人が仲間を連れてイナゴの大群に食い散らかされている畑に連れていきます。

「我々はこのイナゴに悩まされてきた。殺虫剤やら色々開発している現在でも彼らはこんなにたくましく生きている。
虫けらというのはそう簡単に滅びないのだ」

というところでした。

自分がどれだけちっぽけな人間で重要な存在でないと苦しんでいる人がきっとたくさん世の中にはいると思います。

でも、私達ひとりひとりに自分にはわからない未知のたくましさが存在していているんじゃないかなと思い、刺さりました。

技術革新が進んでいる者だけが一方的にアドバンテージ取れるわけではないのだという希望はまるで婚活で何もかも他人に負けてしまうような人も重要な人である人には刺さってかけがえのない存在として愛されることもあるのでは・・・というふうに思いをはせました。

面白かったので、続編も…と思ったのですが、あと5冊は胸焼けするので、しばらく別の本を読もうと思います〜。

ちなみに今読んでいる本は、
「傲慢と善良」(辻村深月)

「日本の黒い霧」(松本清張)

です。

本日完読したのが、
「店長がバカすぎて」(早見和真)

です。めちゃ面白かったので、またレビュー書きますね^^

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