マガジンのカバー画像

もしドラ治療院 ~もしドラッカーが治療院経営をしたら~

23
このマガジンは、弊社治療院プログラム(寝具の物販)にご参加頂いている鍼灸整骨院/エステサロンの経営者向けに書いています。「もしドラッカー先生が治療院を経営したら」という視点から、…
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

♯05 「問い力を鍛える」 <~中編:問いの深淵を覗き込む~>

今回の一言:「私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。」 (ソクラテス) (この号は約2分半で読めます) 成長が著しかった20世紀は、新たな問題が次々に発生した時代。 その時代では、その問題を解決する答えを持っている人や企業、職業が圧倒的に有利な世の中。 大量生産に適した「大企業」、問題解決のための知識や経験豊富な「ベテラン社員」、高度な専門知識で問題を解決する「医師や弁護士、会計士」等の「師士業」が力を発揮した時代でした。 そして現代。 モノや情報があ

♯04 「問い力を鍛える」 <~前編:なぜ問う力は希少価値なのか?~>

今回の一言:「専門家とは、自分が”知っている”がゆえに、考えることを止めてしまう人だ」(F・ロイドライト) (この号は約3分で読めます) 前回のテーマは「傾聴」。 患者さまの症状を正しく診断するため、そして患者さまとの信頼関係を構築するため、「傾聴」の大切さを学びました。 そして、今回のテーマは「問いを創る力」。 「問診」は、「問いて、診断する」の意味ですね。 「傾聴」と合わせ、「問う力」は診療上とても重要な技能と推察します。 そして「問う力」は診療にとどまらず、こ