指す将順位戦6th A-1 1回戦 vsあかつきさん

今回初参加の指す将順位戦。5/30第一回戦の記録です

対戦相手のあかつきさんは事前の準備の段階で、振り飛車党でどの筋に振ってくるかわからない。際どい変化でも踏み込んでくるタイプ。終盤は攻めの勝負手は仕掛けてくるが、玉さばきや際どい受けでの勝負手はほぼ無いタイプだと感じました。

そこで戦う方針は以下の通り

・序盤は相手の攻めを極力誘発しないように穏やかに

・中盤までで一方的にやられる展開にならない

・終盤は少し悪くてもこちらが攻めるような展開を目指す

これを目指すことが相手の力を最も封じれると思いました


相手が角交換振り飛車の場合は本譜の戦型が最もこの条件に合致すると感じ、本譜のような地下鉄飛車の展開にしました(本当は銀冠に組んで厚みで指す方が好きなのですが、早い仕掛けから攻め込まれる可能性が高い)

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戦型はこちらの先手で上図のように

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小競り合いが始まりました

当然こちらの体勢が整うまで戦いません(最善手・最強の反発といった類の手はやらないように意識してた・・・)

4五で精算し、4六歩から5五歩と局面を治めます

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伸ばした5筋に反発されている間に駒組を進めて図の局面になりました

まだ難しいところもありますが、次に8四歩同歩 7五銀からの攻めが待っていて序中盤の組み立ては作戦通りにいったかと思います。(この時点では局後の解析では先手よしとのこと)


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しばらく進んで、図の局面では84歩を突けば、同歩同飛に83歩は81角があります。

こう指していたら会心譜でした。

実践はひたすら決め手を逃し続け、形勢は互角に戻ります。

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どうも当然に見えた玉の早逃げが相手の最終的な敗着になったようで、ソフト様によるとここは65桂馬から攻め合わなければいけなかったようです。

74歩が強烈な手なので玉寄りは当然のようですが、、、自分は後手をもっていたとして、絶対62玉指します


実践は以下 91と53玉 とすすみました。

53玉は早逃げの一手の価値が低く、当たりが強くなっている意味もあります。

ここで勝ちを意識し、以降は上手くまとめることができました。


相手の不得手を突くために慣れない戦型を選択しましたが、収穫の多い対局でした。序中盤を立てたプラン通りに遂行できたのも良かった点ですね。

終盤入口のグダグダ具合は課題です(^_^;)

最後は勝ちを拾えてラッキーな感じでした。まぁ玉寄りが悪手になってしまう局面であったと考えると、実践的にはこちらが勝ちやすい形だったんですかね。



次戦は中飛車党のトミエルさん相手とのことで、元中飛車党(10年前)としては楽しみな勝負です。

作戦はおいおい考えます。




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