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トウホグワンダーランド感想

6/15に仙台にて開催されたトウホグワンダーランドへ。

ゲストは漫画家 まんきつさん、担当編集 追っかけ漏れ太郎さん、ニューウイング支配人 吉田さん。濃いサウナトークが聞けそうっていうのもあったけど、トウホグサウナ委員会発行したzineを2冊読み、各々サウナ熱が伝わり、彼らが開催するイベントに1度行ってみたかった気持ちがより大きかった。

会場にはイベント開始1時間前に到着し、先行で開放されている物販コーナーで買い物。サウナイキタイのかぼちゃさんも物販で参加されていて、新作のTシャツ、話題のストップ坊やのステッカーを手に入れる。


Tシャツはスーファミリスペクトなデザインにサウナ界話題沸騰かと思っていたら、30代以上の男性にしか刺さらないデザインと聞き、納得しつつも世間とのギャップに悲しくなる。これからも媚びないデザインを貫いてほしい。


イベントの前半は、トウホグサウナ委員会のwaikikiさん、ブタゴリくんに東京のサウナ施設ニューウイングの支配人吉田さんを交えてのサウナ談義からスタート。

まずは、吉田さんが支配するニューウイングの仕掛けかについて語る。サウナ上がりのお客を食堂へ誘導するためのいい絨毯。改めて踏み締めたい。ボナサームサウナの解説では素人好みの場所と玄人好みの場所が語られた。私はまんまと素人好みの場所に座っていたので、次回からは玄人好みの場所でどや顔で鎮座したい。また、東北だからこそ言えるお客さんへの本音は会場が爆笑。イベント初登壇とは思えない吉田さんのトーク力の高さも伺えた。

そして、東北を代表するサウナとしてキュア国分町、汗蒸幕のゆ、MARUMORI-SAUNA、つなかんがピックアップされ、未訪の人にもそれぞれの施設の特徴が分かるように語られる。私はつなかんのサウナトースターは未体験なので、心地のいい食事と自分たちで火入れするサウナを体験したい気持ちが一層強まった。


トーク終盤では湯遊ワンダーランドの好きなシーンについて語る。ブタゴリくんの細かすぎる好きなポイント(追っかけ漏れ太郎さん失踪時期と漫画の連載内容のリンクについて)に会場がぜんぜんピンときていない場面はめちゃ笑ってしまった。けっしてバカにしてるわけではなくて、伝わらなくても必死に語る彼を見て同じオタクとしてめちゃくちゃ嬉しくなってしまったんだよな。

イベントの前半が終わり、追っかけ漏れ太郎さんから湯遊ワンダーランドに登場する五感ビンビン飯こと巣鴨の台湾から仕入れた感謝の鉄玉子、吉田さんからもサプライズプレゼントでイベント予約者全員に当たるニューウイングのタオル、無料入浴券、無料宿泊券…!太っ腹すぎる。

硬すぎる鉄玉子をかじりながら、ニューウイングに思いを馳せる。東京にもまたすぐに行こう。


イベント後半はまんきつさんと追っかけ漏れ太郎さんのフリートークの予定が、お二人からの依頼でブタゴリくんも司会で参加。湯遊ワンダーランドの製作裏話、念で人は殺せるか、お手軽 浄化の方法など話題は多岐に渡った。

製作裏話では追っかけ漏れ太郎さんがネームの段階で容赦なく『すべってる』と赤入れする厳しさが語られる。彼のストイックな姿勢もしびれるし、もっと優しい言葉で赤入れしてくれといいつつも、ダメ出しをしっかり求めるまんきつさん。2人とも漫画作りに真摯だなと改めて思う。

湯遊ワンダーランドの完結は寂しいけど、今は2人でつくる新作漫画がそれ以上に楽しみだ。個人的にはさわこ回の他者からは理解できない2人だけの恋愛観が大好きだったので、恋愛ものをもっと読んでみたいよな~。

ブタゴリくんは慣れない役割ながら懸命に司会をするも、誰よりも2人を間近で聞き、感激して、言葉に詰まるただのオタクに成り果ててる時が何度もあり、そんな司会も良いよなと思えるのは彼の人徳だろう。


イベント終盤、追っかけ漏れ太郎さんのやさしい言葉に思わず涙ぐむまんきつさん。読者の立場からでも好きなことは好きと発信すれば創作者の糧にしてもらえるから、みんなもどんどん発信しましょうとなんだかんだキレイに締めたブタゴリくん。

自分としては後方彼氏ヅラオタクとしてイベントをフン…と冷静に観てたつもりが、後ろで見ていたトウホグサウナ委員会のメンバーまちお氏に「たぶん1番イベント楽しんでたね」と言われるくらいリアクションをしてたらしい。言われてみればめちゃ頷いてたし、挙手も全力でしてた気がする。

笑いあり、涙ありのいいイベントで愛知から仙台へ来てよかった。楽しい時間をありがとうございました。

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