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【2023年6月2日】「ありうる」ことを信じたいし、信じてほしい

あんまり信じてもらえないことが一種感慨深いのですが、私は勉強が得意ではありません。学校のテストの成績もそこまで良くはありませんでした。

高1で本格的に予備校に通い始めたときはもちろん最下位クラスでしたし、高校が進学校でもなんでもないという環境の悪さから、伸びも感じられることもなかったと思います。(進学校の「雰囲気」はほんとにすごいんです)

それでもそこからコツコツ頑張って、「風が吹けば早慶も受かる。だけど吹かなかったら全部落ちてもおかしくない」と言われて、実際そのとおりになるくらいの安定感のなさではあったのですが(笑)、それでも最上位クラスにまで上り詰めました。1年浪人したものの、結果にもつながりました。

もし今、高校生の私に会えたら、当時の私の可能性を信じることが出来るのだろうか、というのは常に私の心のなかにある課題です。

予備校講師という、実際に高校生と向き合う仕事をして、なおさら、この可能性を信じることの難しさを知りました。予備校講師をしたから、指導力は身についたのですが、予備校講師として多くの高校生と出会ったからこそ、だいたいの落とし所みたいなものもわかってしまうところがあって…。平たく言えば、私みたいな伸びのある子はほとんど見たことがないんです。

年齢を重ねると、その分だけ経験値が増えて、人の幅も広くなると思っていたのですが、いざこの年齢になってみると、思ったより広がらない(笑)

奇跡的な何かを体験することはないわけではないんだけど、やっぱり奇跡なんてそう簡単に起きないことも知ってしまうわけで。

そういう意味では、運良く奇跡に巡り会えて、それが何年に一回あることなのかをよくわからない若手のほうがシンプルにそれを信じることができるのではないかと思うのです。

可能性を信じる難しさに、向き合っていきたいです。

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