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商品企画を学んでみた!

曼珠沙華も咲いて、秋が深まってきました。今回は商品企画、そしてその値付けに関するお話。今回の本はこちら。

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ただ作っても買ってもらえない時代に、誰に、何を、どうやって知ってもらって、いくら、で提供すれば、また買ってもらえるのか、というのは少し考えただけでも難しいです.....加えて、作っているのは自社だけだとは限らない。今の時代、競合がいないのは、作る製品自体にニーズがないとい言っても過言でないことも多いと思います。

そのような環境下、どのように商品を企画していくか、ということを改めて考える機会をもらいました。

日々、営業企画の仕事をしていて感じるのは、以前のnoteにも書きましたが、「欲しい」と思わない商品にお客様は1円も払わないということです。安くてもニーズがなければ買わない、ということから、お客様に如何に「欲しい」と思ってもらうかが商品企画の肝だと思いました。

「欲しい」と思わせられているかどうかは、以下の問を問うてみることが有効であるとわかりました。

1. その商品を便利と思うか?

2. 五感から「良い」と判断できるかどうか?

3. 購入している人たちと「仲間」とみなされて自身が嬉しいか?

4. 購入することで理想の自分に近づけることができるかどうか?

この4問に対して、顧客が「Yes」と答えられる商品が、まずお金を出していただけるテーブルに乗ると思いました。もちろん、各問の度合いによって出しても良いと考える金額が異なるようになります。

では、値付けはどうやって行うのがセオリーなのか?

値付けは正直、その商品だけでは決められない、というのが答えだと思いました。通常、値付けの際に参考となるのは、価格弾力性曲線、PSM分析等ですが、それだけでは決められません。その商品を何個販売で利益がどれだけ出せるかどうか、顧客からみた類似商品(代替品含む)と比較してどうか、流通させる場所はどこか、販売方法はどういった手法をとるのか、ということも合わせて考えた上での値付けになるのです。そこまで考えるとなると、値付けというのはやはり難しく、昔、松下幸之助さんが、「値決めは経営」とおっしゃったことに改めて頷かれました。



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