流通について学んでみた!
パンケーキを久々に食べておいしかったのですが、つい原価やスタッフさんたちのオペレーションの動線を確認してしまうのは、職業病ですね....
今回の本はこちら!
流通に関しては、あまり普段から社内で語られないのですが、最後、どうやって顧客にとどけるか、まで設計するのがマーケティングなのだ、重要性を再認識させられました。
この流通、結構やっかいなのですが、事業戦略とマッチした流通チャネルをしっかりと構築できると、競争優位を生み出す源泉になるのだと感じました。
流通が厄介な理由は3つ。
①勝手に自分だけで決められない
②構築に時間がかかる
③すぐには変更できない
この3つ。
もはや、1企業の意志だけでどうにかこうにかできるものではなく、流通に関係する構成員が持ちつもたれつ、という関係性の中で長い時間をかけて構築していくものだということです。
だからこそ、企業の競争優勢性を構築するのに、一役買う可能性がある点なのだと考えました。
以前、私は日替わりの宅配弁当を販売する会社にいたことがあります。その弁当の流通方法は、
1.工場で弁当を作って各販売拠点へトラックで運ぶ
2.販売拠点に業務委託契約をした配達員の方が弁当を取りに来る
3.配達員の方が弁当を各家庭に配る
というものでした。
1日あたり23-25万食くらいのお弁当を各家庭に配ってもらっていたのですが、この販路を活かすということが商品企画でも必須事項となっていました。販路を維持するために、宅配員さんに一定のお仕事をあげる必要があったからです。そしてエンドの顧客が満足する商品、という視点と共に、販売員さん達が販売しやすい、アピールしやすい商品を企画する、というのも命題でした。まさに、販路は構築するにも、維持するのも、やめるのも大変なものでした。EC販売のほうが向いている商材に関しても配達員さんが販売するという戦略がとられていて、この販売方法で利益だすって難しいと思うこともしばしば........とはいえ、配達員さんたちがエンドの顧客のハートをがっちりつかんでいることも、企業の競争優位になっていたと思います。
自社にとって適切な流通戦略を選択すること。変える判断を行うときは、社運をかけて、そして大胆にやらなくてはいけないということを実際の現場でもひしひし感じました、とさ。
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