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晩夏は馬の放牧地の質をチェックするのに良い時期

この記事は PAULICK REPORT に許可を得てLate Summer Is A Good Time To Check Horse Pasture Qualityの記事を翻訳して掲載しています


今、重点的にメンテナンスを行うことで、来年はより健康的な牧草地を作ることができるだけでなく、馬の蹄葉炎のリスクも減らすことができます。

ミネソタ大学公開教育制度プログラムより 2024年9月4日

日照時間は明らかに短くなっていますが、放牧シーズンはまだ数カ月残っています。最近、自分の牧草地を歩いてみましたか?次の放牧シーズンに向けて、季節の移り変わりに牧草地のメンテナンスを失敗しないようにするため、以下のヒントを参考にしてください。

過放牧を避ける

馬は牧草地で均等に草を食べるわけではなく、また、背の低い未熟な牧草を好む傾向があります。草丈が平均3~4インチになったら、馬を別の場所に移動させて牧草を休ませましょう。イネ科植物は、非構造性炭水化物(デンプンや糖分)を植物の下部3インチに貯蔵し、エネルギー源とします。再成長のために、これらのエネルギー貯蔵に頼っています。 放牧や3~4インチ以下の刈り込みは、植物の成長を妨げ、雑草が生えやすい不毛の土地になる可能性が高まります。蹄葉炎を起こしやすい馬にとっては、下部3インチに含まれる糖分やでんぷん質が多くなることが懸念となります。

さらに、過放牧の結果、牧草が3インチ以下の牧草地では、馬が体重を維持するのに十分な飼料を供給することができません。馬を放牧地から移動させることが選択肢としてない場合は、乾草または代替飼料で1日の総給餌量を確保しましょう。そうすることで、馬は毎日の必要量を満たすこともでき、雑草や有毒植物を食べることのリスクも減らすことができます。

まばらな牧草地に再度、種を蒔くことを検討する

8月15日~9月15日は、牧草地に播種または再播種するのに最適な時期です。この時期は通常、水分が豊富で、雑草との戦いが少なく、涼しくて好ましい気象条件です。一般的な牧草の種類には、チモシー、オーチャードグラス、スムース・ブロムグラスなどがあります。ケンタッキーブルーグラスのような芝タイプの牧草は、交通量の多い場所に植えたり、牧草地のベースとして利用することができます。

土壌サンプルを採取しましょう

牧草地に栄養が必要かどうかを確認しましょう。これから地面が凍る季節になるまでは、土壌が乾燥して安定しているので、土壌サンプルを採取するのに良い時期です。植物は今シーズン分の栄養の大半を取り込んでいる時期です。サンプル採取・キットについては、各郡の改良普及局またはミネソタ大学土壌研究所にお問い合わせください。 研究所の電話番号は612-625-3101です。

雑草をコントロールしましょう
秋は、アリッサム、イラクサ、カナダアザミなどの多年生雑草を防除するために除草剤を散布する時期です。 多年草は冬に備えて根に養分を蓄え始めます。栄養分と一緒に除草剤も根に入ることになります。そうすれば、除草剤の効果が可能性が高くなります。多年草は夏の間に刈り込み、成熟させないようにするのがベストです。除草剤は通常、再成長したもの、または高さ4~8インチの植物に最もよく効きます。年間を通じて3~4回刈ることで雑草を抑えることができますが、牧草地を4インチより短く刈ることは絶対に避けてください。

必ずラベル全文を読み、メーカーの指示と放牧制限に従ってください。必ず牧草地用のラベルが貼られた製品を選びましょう。

https://paulickreport.com/horse-care-category/late-summer-is-a-good-time-to-check-horse-pasture-quality


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