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【HBD!】阿部亮平さんの空にやさしさの雨が降り続けますように。

おはようございます。季節は秋から冬に向かい、寒さとともに蘇る不安がちらほら。でもあのときの私と同じではないというあたたかな安心感も、確かに今はあるのです。

本日、11/27はSnow Man阿部亮平さんの27歳のお誕生日!
3の3乗歳おめでとうございます!!

ありったけのありがとうの気持ちを込めて、この記事を綴ります。

0.出会いとそれから

今年の4月にクイズ番組を見ていて阿部さんのことを知りました。ちょうどそのころ、蔓延する病を前に無力感にとらわれていた私は、エンタメを発信し続けるジャニーズアイドルたちの姿勢に魅了されました。それまで抱いていた事務所へのイメージが一転した瞬間でした。何をしても楽しくなかった私が、手放しに笑えたのがSnow ManのYouTubeでした。

インテリアイドルというポジションを確固たるものにするために、途方もない努力をし続けた阿部さんの存在は、中でも私の胸に刺さりました。結果に繋がるか定かではない努力を淡々とし続けることは誰にとっても恐怖です。学生時代の私があの日感じた恐ろしさと、その恐怖を見ないふりするために社会人になった私が描くのをやめた夢のことが思い出されて私は強い共感と憧れの念を抱いたのでした。

あれから半年とすこし経って、シングルのリリースとデビューライブというどちらも初めての経験を経て、さまざまな媒体に触れてやはり思うのは阿部さんはとても辛抱強くて、密かに努力する方なのだなということ。

燃えるような決意はいつもその胸にあるのに、強く見せることはしない。それは性格なのかもしれないし、アイドルとしてのキャラクターなのかもしれない。ただ、漠然と、myojoの1万字を読んだあたりで、外には見せずに思っていることのほうがほとんどなんだなと気がついた時にファンが知れることってほんの一部なんだなあと思ったのでした。

1.セルフプロデュースの鬼

正直ジャニーズのアイドルはみなセルフプロデュースが上手だと思う。むしろ、そうでなければこの事務所で抜きんでることはできないから。myojoの1万字はまさに私のような「新規」が彼らの過去や思いを知る貴重な術だったので、康二くんのインタビューで「企画書を書いたこともあった」と読んだ時には、彼らは当たり前に「自分がどうあるべきか常に研究しているのだ」と気づいて膝から崩れ落ちたものでした。

閑話休題、今日は阿部さんの話。

「アイドルはアルバイト感覚ですかと言われたこともあった」と、今振り返るように語ることができる彼は強いなと思います。その当時、長い学生生活をもどかしいと思わなかったのだろうか・果てしがないと心が折れてしまわなかったのだろうかと私のような素人はつい考えてしまうから。今、この景色が、彼には見えていたんだと思うとセルフプロデュースのセンスにくらくらします。

とにかくアイドルのためだけに努力してきた人でした。

先日、100問100答(2020年11/20号のザ・テレビジョン 連載Snowらいふ)の中の「頭の中にあることを円グラフで表してください」という設問に対する答えをみて、その思いは強くなりました。

円グラフが示していたのは50%の「アイドル」と50%の「空っぽ」。

曰く「アイドルはずっと意識していたい。空っぽなのは、いろんなことを入れられるように。勉強とか頭使わなきゃいけない状況のときに埋まるから、普段は開けておきたい!」とのこと。

これだけ強みである「勉強」さえ全て50%の「アイドル」に内包されるのかと思ったとき、阿部さんのアイドル像の大きさに圧倒されました。常に意識しているのはアイドルのこと。毎日持ち歩くクイズノートも、全部アイドルたるため。ひいては、Snow Manのため。先日の読売新聞での特集記事には1冊の増えたノートについて語られていました。復習ノート。立ち止まることさえ無いとめどない努力。

こんなアイドル一筋の人に、よくもまあ「アルバイト感覚」だなんて言えたものよ……!と、多分、今だからこそ、強く誰もが確信を持って「笑い飛ばせる」。この未来を作り上げた彼はやっぱり私にとっては「可愛い」よりも「かっこいい」なのです。。

2.「あざとい」の魔力

アイドルたらんとするセルフプロデュースのうち、勉強とは少し違うベクトルなのが「あざとさ」だと言えるのかもしれません。それはおそらく、Snow Manの中で唯一無二のキャラクター。どちらか一方だけではこれほど心囚われることはなかったと思うので、頭がいいからこその計算しつくされたあざとさに釣られるのは心地がいいんだな…と妙に感心してしまうのです。

彼自身が「あざとい」に対して話していて特に好きだった記事は「表現」をテーマにしたインタビューだったステファン。

みんなが僕を”あざとい”と言うこともあるけど、意味を分かって言ってるのかな? 漢字で「小聡明い」と書くこの言葉は、世間的によく”ぶりっ子”という意味で使われていると思うんだけど、正確には「押しが強い」「小利口」っていう2つの意味があって。僕にこの言葉はが使われるなら「小利口」のほうがあってると思う。アイドルってあざとくてナンボでしょう。アイドルとして自分の魅力を出すことに長けていると思われていれば、誰に何を言われてもいいかなって思います。
                         ーーStage fan Vol.9

つまり彼は確信犯なのです。アイドルとして、本来的な意味は「褒め言葉ではない」ということを分かった上で、狙って演出している結果なんですよね。だからデビューライブのときヘアピンをしていたことは「狙った仕草」ではなく実用面での話だったので、彼にとっては「あざとい」判定ではないわけで。

同じライブMCでの「(あざとさを)まだ発揮してないよ」という発言は、彼のあざとさは発揮させようという意志が伴っているものなのかとTLをざわつかせていましたが、実際たぶん「そう」なんですよね。小利口、という本来の意味の通り。

だから、佐久間さんが言うところの「あべちゃんも昔と比べて自信がついてきて、それがパフォーマンスにも表れてると思う」(anan No.2222)というのは、こういう部分についても指しているのではないかなと思ったりするのです。あざとさを自分のものとして飲み込んだところ。

その意味で言えばこれは「確信犯」と感じたのは、直近だと11月13日更新のWeiboが記憶に新しいです。

あのKISSIN’ MY LIPSの衣装について、背中にボタンがついているタイプのおしゃれなシャツだということを説明したあとの。

1人じゃ着ることも脱ぐこともできないので
誰かに手伝ってもらってました♡ http://weibointl.api.weibo.com/share/186360328.html?weibo_id=4570906117015537

ハートマークにこんなにも意志を感じたのは初めてですよ。
ひとりで着れなくて大変でしたーという話ではなく、みんなが手伝ってくれて助かりましたーという話でもなく、阿部亮平さんという男性アイドルがあの曲で実はひとりで着れない衣装をあてがわれておりましたよという物語のみを伝えたこの回のWeiboの、あざ…あ…あざと……さを超える自己表現能力の高さたるや。ああハートマークの意思が強すぎる。

しかも彼いつもは一人称「俺」で文章書くのにこの時は「僕」を使っているんですよね。これって無意識で使い分けているんですかね?私はいつもそんな彼の表現のひとつひとつに翻弄されています。

3.ドドド理系の思考回路

と、いうような阿部さんのひとつひとつの表現のおくゆかしさにときめいているとたまにゴツンとぶちあたるのがド理系の思考回路。

今月号のPOTATOで阿部さんが描いていたイラストの、その「異質さ」に他のアイドルたちから総ツッコミが入っていたのは本当に面白くて。パッと見「日本列島の地図かな?」と私は思った黒のごつごつとした図形。最新号なので正解はおいておきますが、そこにロマンを感じる阿部さんってやっぱりめちゃくちゃ理系、、、!となぜか嬉しくなってしまって。常人じゃないのはしっているけど、親近感を演出されるのが上手だから、たまに新鮮にびっくりしてしまう。常人じゃない。(もちろんほめています)

27歳を平然と「3の三乗歳で嬉しい」と言ってのけたのもなかなかで好きやな・・・ってなりました。(なので記事冒頭で使いました)

雑誌SODAでの連載、阿部亮平研究室は特に阿部さんの脳内を覗くことができる唯一無二の媒体だと最近とても実感します。ここまで詳細に彼の理系の脳内に迫った企画はほかにないように思う。前号でプログラミングを「やってみた」と話していた阿部さんの「思い描いている世界」があまりに広くて、これからSnow Manでやってみたいことのために頭脳をフル活用しているのがひしひしと伝わってくる研究室は、私にとって宝物のような連載です。

クイズ番組で自分が回答してれば、その時間だけSnow Manの名前テロップが出る。それがSnow Manへの恩返しだと語る彼は、どこまでもグループの為を思っていて、かっこよくて、くるしい。

4. 影響力をもつアイドルであること

先日、キテルネで阿部さんがリポートしたお店さんのインスタに、こんな投稿がありました。

早速オープンからいらっしゃりました!ジャニーズSnow Man阿部亮平君ファン
阿部君が「僕のファンが、僕のアクリルのやつを持って食べにくると思うので、宜しくお願いします!」と言ってて、アクリル?何だろ…と思ってたら、これでしたか!!
                 ーーフルーツカフェpomp(Instagram)

このエピソードで思ったのは、彼が「ファンの行動を分かってるww」と言うこと以上に、自分の持つ影響力と、それが時としてお店の迷惑になるかもしれない面まで十分に分かったうえでアフターフォローまでして現場を去る職業アイドル、かっこいいなあということでした。

ひとりひとりのファンはマナーを守っていても、大人数が訪れるということだけで迷惑をかけてしまうことはあるし、オタク独特のアクスタ撮影という文化を知らない人は閉口することもある。この宜しくお願いしますの一言が、どれほど思慮深くて紳士か。

朝6時50分に放映されたTV番組をみて、その日のうちに店舗へ足を運ぶファンがいるという影響力。それを想像する力を持ち続けるというのは、実は結構難しいことなんじゃないかと思うのです。

5.これからのこと

かっこよくて、かわいくて、やさしくてかしこくて。もし阿部さんに出会わなければ、ジャニーズを好きになることは多分無かっただろうと思える人。

と、まあ、ここまで語っておいてなんですが、この人はこういう人だから好きだ!という思いはほどほどにしておきたいと私は常々思っていて、というのも「だから好き」の想いが逆に多くを求めすぎることがあるから。私は私の主観でしか物事を見られないから、相手の思いを正確に知ることはできない。「だけど共感するところがあるから好き」、なのであって、理想化して食い違いを数えはじめることが一番もったいないかなと思っています。

阿部亮平さんというアイドルを、これからもっと好きになりたいし、新鮮に驚き続けたい。インテリジャニーズだったりあざとかわいいアイドルだったりする阿部さんが好きだけれども、どんどん裏切って欲しいしそれをまるっと好きでいたいな、というのが今の気持ちです。

新曲素敵でしたね。さ!どんどん駆けていくSnow Manに置いて行かれないように、私も私の世界を走り続けたい。改めてあべさん、お誕生日おめでとうございます!27歳の世界へようこそ。これから数か月。すこーしだけ、同い年。追いたい背中であってくれて、ありがとうございます。

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