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気がつけば師走ですね

久しぶりに両親の近況を。

8月に母と老健で面会してからコロナやインフルエンザが蔓延して2ヶ月くらい面会できなかったんだけど 10月末に会いに行ってきました。
8月には驚くくらい元気になって、少し話もできてこちらの言っていることも理解して手を動かして反応してくれたりしていて感動したのだけど、やはりこの2ヶ月はかなり母を変えていた。
車椅子に座ってはいられるし顔色は良かったけど、ほぼ私たちのことはわかっていなかった。
言葉も出なくなっていたし手も足も動くことはなかった。
前はできるだけ自分でスプーンを使って食事をしていたが今はほぼ介助していただいているとのこと。

もともと「看取り」予定だったのだから本当によく頑張ってくれていると思うけど、もう会話はできないんだなとさみしくなった。

11月も父に「会いに行く?」と聞いてみたけど「行かなくて良い」と…見ているのも辛いのかも。
(父自身も外出は通院だけになっていて体力が落ち車に乗っての移動もかなり疲れて大変なので私だけが着替えや荷物などを届けてきた)

思えば 母は今年の夏まではもたないだろうと思っていたのだからあれから半年…頑張ってくれているんだな

でも悪いことばかりじゃ無い。
私たちのことを忘れているなら母は父と離れていても寂しくは無いのだ。
反応が無くても穏やかそうで顔色も良く親身にお世話していただいていることがわかる。
母にとってはそこは安心できる場所なんだと思うと私の気持ちも穏やかになる。

来年は父は面会に行けなくなりそうです。
父のこれから(施設入所なども含めて)を真剣に考える時期に来てしまったようです。
認知症状はなくお金の管理もできているし、郵便物にもきちんと目を通していて そういうところは本当にすごいと思うけど、もう庭に出るのも(酸素ボンベを使用しているので)大変なのでほぼ家の中だけで過ごしているのも心配なところです。
女性のようにデイサービスに行くのも気が進まず、体力も無い…これで施設入所は精神的なハードルが高すぎて…難しい選択です

今年の春までは母のお世話と家事を全部こなしていた父。
それが89歳の男性にとってどれほど大変だったことか…
まるで別人のように小さくなった背中に「次は火曜に来るね」と声をかけ実家を後にしました。
(週に1〜2回様子を見に行っていますが)
来年はもっと頻繁に行かないとと思っているところです。

穏やかな老後でも最後の最後までそれができるのは…稀なのかもしれませんね。

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