雨。そしてアパレルを続けながら、できることを考える。

いつからこんなに雨が降るようになったんでしょうか。
そんなに降ったら大切なものが壊れてしまう…。そう思ってもなんにも止められない無力さを感じながら、最近のニュースを観ていました。
ここ数年、毎年のように災害でたくさんの人の日常や素晴らしい景色が
自然の脅威によって奪われているのを見ています。
笑顔にあふれたはずの家や建物、思い出の場所、車、写真や物。
“誰かの大切”なものなのに…。

2010年以降、世界中で集中豪雨や熱波や寒波など、災害が明らかに増えているそうです。
地球温暖化。
便利になった分、自然界にしわ寄せがいって、とんでもない場所でそれが爆発する。
それは、罪のない誰かに命や財産というとんでもない代償をはらわせて、自然が怒りのようなものを、これでもかと見せつけてくるようです。

経済活動をしていると、人として大事なことを後回しにしてしまうことが、正直何度もありました。
それを考えていたら進まない、そう思って蓋をすることがありました。
例えばプラスチック問題。洋服は布ですが、いろんな作業の過程で何度も大量のプラスチックバッグを使用します。それをどうやって減らすか、処理するかなども含め、事業をリバースさせている今だから、小さな一歩として環境のためにできることを見直しています。

また、もうリアルなファーは扱わない、とか。
それもずっと深く知ることを避けて、心の中に灰色の影を落としてきたことです。いろんなことを反省したり、奮い立たせながら、UNBLEACHEDを進めるにあたり、自分を見失わないよう考えています。
ゆっくりですが、そうやって洋服だけじゃなくライフスタイルを含め、新しい世界観を築いて、みなさんと一緒に楽しめたら。
こんなに幸せなことはないと思っています。

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