「民間に流布するデマや誤解を軽視すべからず」 膨れ上がってからでは甚大な被害を招く 『番外編』
今回の記事は肩の力を抜いてお楽しみください
さて、未だに続いているアサシンクリード最新作における弥助騒動だが、今回は前回とは書き方を変え、「民間で伝わった情報によってこんな面白展開に陥ったケースもあるんやで」といった、ゆるい内容でお届けしようと思う。
※比較的マジメに書いている前回の記事からお読みください
前回と同じ事の繰り返しになってしまうが、念のためにざっと弥助騒動について私見を述べておくと、この問題で特に重視すべき批判ポイントは以下である。
◇ 弥助(彌助・弥介)という "実在したこと以外殆ど情報がない歴史上の人物" の物語を、フィクションや創作ではなく、事実・史実であるとして伝え広めている連中がいること
◇ 弥助騒動に絡めて、戦国大名の間で黒人奴隷を売買する事が流行っていたなどと、まるっきりのデマを流布するヤカラがいること
日本として強く否定・批判しておくべきポイントはこの2つだけだと思う。理由は前回の記事にも書いたが、政治主張と絡められたり、損害賠償だの謝罪だのといったバカげた話になり兼ねないため、早めに芽を潰しておかねばならない。
事実、日本には従軍慰安婦だの南京大虐殺だの、まともな根拠もないのに情報だけが独り歩きし、国家間の賠償責任うんぬんといった大騒動に陥った例がいくつもあるからだ。
弥助という人物自体は創作として好き勝手に扱っていいと思うし、日本だってそれだけなら他国の歴史・歴史上の人物に対してもっとトンデモない事をやり続けているので、文句を言えた立場ではない。
しかし「黒人奴隷が広まった責任は日本にもある」だなんて話が出て来る余地を残してはいけない。この考え方こそが、この弥助騒動で共有せねばならない絶対防衛ラインだと思う。
という訳で本題に入る。
あの超有名飲食チェーンの海外進出で大問題発生
民間の娯楽などが要因で、正しい情報より歪んだ情報の方が先に海外で定着してしまい、だいぶ酷いことになってしまったという実例を、ヤラかした当人の実名付きでお伝えしたい。
ちなみにこの話、インターネット上ではなかなか実名では書かれていない耳寄り情報である。誰が得するのかは知らんけれども。
皆さんは丸亀製麺が海外進出した際に、とある看板メニューの名前が使えず、隠語のような表記にするしかなくなったという悲劇をご存知だろうか。
とりあえずtogetterを貼り付けておくが、丸亀製麺のぶっかけという定番メニューが、名称変更を余儀なくされたのである。
何故かと言うと、今から30年ほど前に「BUKKAKE」というポルノのジャンルが、欧米諸国に広まってしまい、それが定着し、後から丸亀のぶっかけがやって来たという時系列になってしまったためだ。
れっきとした料理名である "ぶっかけうどん" よりも、海外では "ぶっかけ物" の方が先に根を下ろしてしまったのである。
私のブログ読者や、昔やっていたネット配信番組を見て下さっていた方なら聞き飽きた話だと思うが、上のtogetterには「誰が、誰のせいで」という情報が一切書かれていない。
しかし、これは「いつ誰がヤラかしやがったせいなのか」ハッキリしている事案だ。何だったら英文のwikiになら載っている。
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