FF14 黄金のレガシーの感想書きなぐり

まず、私のプレイ歴ですが根性版からプレイしており、新生時もオープンβで新キャラを作り、黄金のレガシーまで継続課金を切ることなくプレイしております。

自分の気持ちを整理するための書きなぐりで、推敲も大してしていない駄文です。

◆感想

黄金のレガシーのMQSは端的に面白くなかったです。

細かい指摘や、シナリオの不合理な部分については色々な方が指摘しているので割愛します。

何が面白くなかったのかな?と自分でその理由を咀嚼した結果、やっぱりプレイヤーキャラ(以下ヒカセン)の作中の立ち位置が悪かったなと結論付けました。

黄金のレガシーにおけるヒカセンの立ち位置は、ウクラマトが王に至るまでの成長を見守り、時には支える熟練の冒険者……と書けば聞こえは良いのですが、実際にプレイした結果はモブAです。

今回のヒカセンはマクガフィンであって、作中で他の人物に代替可能な立ち位置なんですよね。

新生時代は、超える力を持ち、テンパードにされずに蛮神と相対できる冒険者。
蒼天時代は、追放された先で迎え入れてくれた友のためにも、その国の抱える問題に立ち向かう。

紅蓮時代が少し今回と似ていて、物語の主軸としてはリセ(東方ではヒエン)が主役的な立ち回りではありましたが、ゼノスという敵方の主役がヒカセンに狙いを定めているから最後にはきっちりとヒカセンも主役として成り立っていた。

漆黒、暁月が言うまでもなく、ここまでの冒険を経たヒカセンだからこそ解決できる物語として盛り上がりました。

過去の拡張までのシナリオは主役がヒカセンであるという説得力があり、それらの問題に対してヒカセンが立ち向かうのに足る理由が納得できる話だったんですよね。

ここで黄金を振り返ってみると、あえてウクラマトの王位継承レースに参加しなければならない理由・動機付けがあまりにも薄いんですよ。

実際にヒカセンを他の武力行使ができる誰かに置き換えたところで、ストーリー進行に違いは生まれません。

現に、コーナはヒカセンがいない状態でも精神的に成長し、かつ与えられた試練をクリアしています。
当たり前といえば当たり前なのですが、試練自体がヒカセンがいなくても別になんとかなるものですからね。

つまり王位継承レースに関しては、ヒカセンが勝手気ままに新大陸を冒険してる横で、「一方その頃」で全部片づけられる程度の話です。
ただ、ここまでは紅蓮の構成と似ており、ウクラマトが主役で進んでいても受け入れられる内容でした。

一番の問題はソリューション9とスフェーンが出てきてからです。

ここできっちりと主役を交代し、ヒカセンとスフェーンの間にも関係を作って、お互いの意見を交わし合い、最終的には敵対してしまうという流れで、ヒカセンが主役になれば良かったのですが。

現実には、ウクラマトが主導で話を進め、ウクラマトが絆を作り、ウクラマトを中心に物語が進み、ウクラマトがスフェーンと最後の決別をする。

ヒカセンはただの暴力装置として敵と戦うだけ。
言われた通りに戦って、葛藤もなく言われた通り永久人をシャットダウンして、その合間合間にちょっとクルルとエレンヴィルの話を寄り道するだけ。

改めて思い返してみても、どうして物語が大きく転換するタイミングで主役を移さなかったのかますます謎が深まりました。

昔のゲームのキャッチコピーに"世界を救うのは、もう飽きた"というものがありましたが、別に世界を救わなくても良かったんです。ヒカセンとして新しい冒険の地で規模は小さくても心躍る旅がしてみたかったんです。

そう、私はウクラマト伝記が見たいのではなく、FF14におけるヒカセンの物語を見たいのだと改めて思いました。

不思議なもので、あれだけ愛着のあった自キャラも、ウクラマト伝記をプレイ後はその愛着も消え、毎度楽しみにしていたレイドも「どうせここでIL上げても伝記の続きの話を読めるだけだしなぁ」と冷めてしまい、10年以上継続していた課金も停止し、こうして駄文を書いてFF14をゲームクリアにしようと思っています。

次の拡張が、プレイヤーからの評判が良かったら、またいつか遊んでみたいと思いつつ、それすら数年後ではその気持ちすら薄れて消えているかもしれませんね。

長い期間プレイして、何人ものフレンドのゲームクリアをエオルゼアから見送ってきた私ですが、ようやく、自分の番が回ってきました。

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