フレデリズム3 ディスクレビュー④ 7~14曲目

気が付けばフレデリズム3のnoteは4つ目になり、
長すぎる~~!🤣笑
完全に自己満!笑

このnoteだけで1万字行ってますので、
もし読んでくださるお優しい方はどうか休憩しながら時間がある時にお読みいただけたら幸いです。

さぁ、心の髄まで言葉にするよ…!!


7.ANSWER(150前後)

言わずもがな、ボカロPである須田景凪くんとのコラボ楽曲。
前半ジャンキー~サイカと来て、少しずつメロウになっていった雰囲気をガラッと打ち破る。
起承転結で言うと、「転」かな。
そして、フレデリズム3が人と人の繋がりが見えるアルバムと感じる一端を担っている曲。

立ち位置としては、全14曲のうち7曲目。
ちょうど真ん中にいる。
個人的には、アルバムの前半と後半を繋ぐ曲だなと思っていて。
歌詞の中に、「蜃気楼」というワードが出てくるのも、どことなく後半戦へ向かっていく伏線のように感じる。

武道館の前にレコーディングされたとのことで、恐らく世の中の状況的にも、今よりもっとシビアな空気が漂っていたと思われる。
当時の状況や心境を想像しながら、歌詞を受け止める。

「一体今は何時何分何秒?」かもわからないぐらい、まだまだ暗い洞窟の中。
光もまだ見えないくらい。もがいていく。

昨日と今日の区別もつかない日々。

重なっていく退屈が果てないほどに美しいと気づけないままでいるから 間違いを正して

重なっていく毎日に 傷ついてでもぶつかってでも
過ぎる日々が愛しいのは 譲れないものがあるから 正解を探して

ここの歌詞は、コロナ禍において音楽に向き合う彼らを象徴する一節だと思う。だからこそ重みを持つ。

サウンド
何よりも須田くんの歌!!
須田くんって、発音の仕方1つとっても個性があって、声は甘さと切なさ、わびしさも内包していてどこか陰がある。
健司くんもドライブ動画で真似してたね!笑🚕
健司くんの声はどちらかと言うとパキっと太陽!🌞

1番も2番もBメロの甘いギター好き。
ジャズマスっぽい印象もあるけど、この時はまだ持っていらっしゃらないときよね、確か。
2番のオルガンぽい音と通じる感じがする。
この曲を象徴するピコピコしてるシンセとも。

そして、ドラムの話しをすると…
サイカのあのシンプルグルーヴィーからのANSWERでこの複雑なビートを叩いてしまう、この振り幅!!!ね!!
リムカチカチかっこいい。
同じ人が叩いているようには感じられない。武くんのレンジの広さ。

須田くんが人間は叩けないと思って作ったフレーズを叩いちゃったっていうエピソードも好き!笑

全体を通して、ハイハットシャキシャキが4つ打ちって感じ!
頭のフィルもかっこいい!:(っ`ω´c):
時々入っているエフェクトシンバルも須田くんが自身の曲で良く使ってる印象あるから、須田くんぽさとフレデリックのコラボってこうなるのか!!ってにやり。

1番、2番Bメロの複雑なビートは武くんの新境地を感じる、、こういう一面もあるんだって。
たぶんフレデリックの曲では登場しえなかったであろうビート。

2番のオルガン終わったとこのスネアがタンタンタン・・・って遠くに行ってからの、Bメロの勢い!
ここの緩急かっこよぎる。

2番終わりの間奏がものすっごい好き。
ギターが右左右左って掛け合いになってるのも健司くんと須田くんの歌のよう。ここのスネアも好きだし、ダチーってするのも。

そのあと、Cメロでスネアがひたすらマグマのように沸々するとこも好き🥁

好きなとこ多すぎ!!
ハイハットシャキッだったり、ブレイクするパートが多くて、ANSWERはやっぱりフレデリズム3の中でも始めの方に出来てた意味を感じる。
それが磨かれて、蜃気楼やジャンキーの表現になったんだなあって思う。


8.サーチライトランナー(BPM180)

ANSWER同様、最初のフィル?
ズッターーンが印象的!
試合スタート!ボールを蹴ってキックオフ!!って感じのドラム🥁⚽️

サーチライトランナーは正直、自分の元々の好みからは遠い距離にある曲で、あんまり爽やかな曲って聴いてこなかったんよね🤔

でも、このストレートな感じが今はすごくすごく好きで!大切な曲で。
ダンスとはまた少し違う、ただシンプルに背中を押される。それでいて要所要所にフレデリックぽさを感じる。
一筋縄ではいかないフレデリックが縄をほどいて(フレデリックの中では)シンプルな曲を作っているのも、このアルバムに入っている価値を感じる。
曲調の振り幅ね!

サーチライトランナーは、自分にとって健司くんの声の力強さ、しなやかさがとても大きい。
さっそうー-----!
とか
じょうしょー---う!
とか。
大好き。健司くんの肺活量は最強。走ってるからね!( ◜◡‾)🏃‍♀️


野外の夏フェスで聴きたいなー!!
武道館で初めて聴いたのも思い出深い。

新曲やるとは思ってたけどさ!!!!さ!!!
びっくりした~~~めっちゃ好き!!!好きなバンドの新曲が出るってこんなワクワクすることはない!!
聴いている最中は、爽やかで疾走感たっぷりでシントウメイみたいだなって思って!!
かわいいシンセのリフが印象的。
カカカッも大好き。
歌詞を聴き取ろうと集中して、
「十人十色の覚悟が 心を突き動かした」の歌詞がぽっと心の中に入ってきて。
記憶が曖昧なんだけど、以前康司くんがツアーが終わったときに曲を作る?か作りたい?か作りたくなるって言ってて、
この部分の歌詞を聴いたときに、
「あ、されどツアーの気持ちを曲にしてるのかな」って思って。

ツアーに来るという決断をした人、行かないという決断をした人、それぞれの気持ちや覚悟が心を突き動かした、、
本当にこの歌詞がそのことを指してるかはわからないけれども、そんな風に受け取った。

間奏の音圧がすごくて、飄エモとは違うコーレスが男っぽくて迫力があるなあって思ってた!!!(サッカーにぴったりで最高⚽️)

最後の「間違ってなかったんだ」は、
対価では間違ってたんだな、と歌って、
そう歌ったことさえも、歩んできた道は間違ってなかったんだという、このタイミングで彼らが歩んできた道を丸ごとする、再確認する歌詞に聴こえた。

武道館の後半のnoteより

ANSWERの次にサーチライトランナーが来て、彼らが出した答えは「間違ってなかったんだ」と歌っているようにも聴こえる。

眩しい未来を目指して 地にアシをつけたんだ
ずっとずっとそうさ向き合って笑い合って信じあって
そっと手を伸ばしてずっと影で見守った
十人十色の覚悟が心を突き動かした

なんと言ってもここの歌詞が大好きすぎる。

サウンド
ドラムはリリリピートっぽいな!という第1印象。
じっくり聴いてみたら
駆け抜ける~~っていう歌詞と同様に
Aメロは2,4でリズム取ってたところから、サビでは1,2,3,4って聴こえてきて
ドラムも一緒に足がびゅんびゅん動いてる感じ~~!!かっこいい🏃‍♀️💨💨

何よりもね!!!
ラスサビに入るとこの、うぉーうぉーーのあの気迫溢れるドラムに心打たれてしまい、、
油断したら泣く、、かっこよすぎない??反則じゃない??‪( ; _ ; )‬
実は夜寝る前に時々インスタを覗きに行って、あのパートをよく見てる。
だって!!かっこよすぎるもん!!!
言葉にしない感情が、言葉にならない感情として胸に届く。

このパートに関しては、音源だけじゃなくて、叩いている姿を見て、もう一押し余計に心打たれている。
職人みたいなその背中で語るもの。
渋くてかっこいいよね。


9.Wake Me Up(BPM135)

ツイートとnoteが恐らく自分が言いたいことのほとんどを表現しているはず。

コロナ禍になって半年ぐらい。
コンスタントに行っていたライブに行けなくなって、中止、延期三昧。
フレデリックはレコーディングスタジオに入れない状況で、宅録をしてでも、音楽を止めないという選択肢を取った。
EP ASOVIVAは全部宅録。
今振り返っても、この事実は自分がこのバンドにここまで深く惚れ込み続けている所以だなと思う。

ASOVIVAは、あのときあの局面で「リリースした」という意味合いが非常に大きかったし、心底救われたし、フレデリックにはたぶん永遠に全部の感謝の気持ちを返しきることは出来ないんだろうなと思う。

横アリの時点で制作していた曲もあったのかな?
ASOVIVAの曲は全てコロナ禍の要素が入っているから、もしかしたら元々の歌詞が変わったり、違う曲になったり…そういうこともあったのかな~
今度質問してみようかな。

1つこのnoteに残しておきたいこととして。

相手ではなく、自分自身を鼓舞するのがすんごく康司くんらしい歌詞、、🤦‍♀️
ツイートもしたけど、「愛されたいばかりのSOS」しかもこのSOSはどこにもたどり着かなくて。
これってこの状況になって、みーーーーーんな抱えてる想いな気がしてて。
自分の辛さを誰かが救ってくれたらいいなとか、自分を認めて欲しいとかもっと見て欲しいとか愛されたいとか。
康司くんがどんな意図や気持ちでこの歌詞を書いたかは分からないけど、
音楽業界はいろいろ言われたりとか、、支援のこともあって。
きっといろんな気持ちを康司くんは抱えて、それを曲に込めたのかなって思う。
そんな中でも腐らずに、目に見える一等星に向かって進む、周りのことは気にせずに光ったっていい、自分のテンポで進むんだっていう強さを感じるし、1番すごいなって思うのは、外側から働きかけて「頑張って!」じゃなく、
頑張るエネルギーを内側から湧き起こしてくれるというか。

オンリーワンダーとかは、がんばれー!って背中押される感じなんだけど、この曲は心の中で勝手に湧いてくるというか。

WMUのnote

Wake Me Upはコロナ禍で初めてディスクとしてリリースされた曲で。
VISIONもそうだけども、いつだって未来や目に見えるのは一等星、そうフレデリックは歌っている。
バトンをしっかり繋いで、この曲がフレデリズム3に入っているこの重み。

ライブのWMUの進化も少しずつ感じて。
波乗りの仕方もすっかりマスター😎🤸‍♀️

Wake Me Upのイントロだとか2番の掛け合いの感じがなんとなーくラベンダと通じるところがある気がしていて。
もっと磨いてスタイリッシュにしたのがラベンダかなぁ?
そういう視点でも、フレデリックの音楽的歩みを感じ取ることが出来る。

10.Wanderlust(BPM129)

ニュージーランド政府観光局とのタイアップ曲。
まさかの国とタイアップ!!🇳🇿🐃🐂🐄
グローバルさもフレデリックらしさの1つであるけども、しっかりアルバムにもその要素が入ってきて。

個人的にはフレデリックの楽曲の中で、1番自分のルーツに近い曲。
中高は洋楽のダンスミュージックばっかり聴いてたからね!!

だからこそ、好きなバンドが好きなジャンルの曲を作ったという事実がものすっっっっっごい嬉しくて!!!!
そういう意味で特別な曲。

サウンド
ラジオでいろいろ話しを伺っている中で、
「昼間にも合う」「音の隙間に光を感じる」っていう表現をされている場面があって、それがものすごく同感で。いいね100💘
底抜けに明るい、日が昇るような、ここから先に飛び立っていくダンスミュージック。
代々木で絶対化けると確信してる。

ビートの隙間に入っているシンセと打ち込みの音が好き。
全体的に健司くんの歌声はすごくクリアで近くて優しく聴こえる。
ライブでは力強くてまた少しカラーが違う。

いつものイントロはほとんどなく、急に健司くんの歌が始まるのもドキ!🫀
そして、
終わらないMUSICにも入ってるクラップの音?
タッタッタッタッって入る音が、ダンスミュージックと言えばこれです!!!!感🕺🕺🕺
打ち込みかパッドで叩いてるとこ。

武くんは打ち込みのところをライブではパッドで叩いてて、レコーディングはエレドラを中心に使ってるのかな。
康司くんはシンベとエレキベースかな?

全体的に音源でしか出来ない表現も入って、
フレデリズム3の中でもその個性、存在感が際立つ。

1番の最初の方のバスドラはダ ダ ダ…って足を置く感じの落ち着いたイメージ。
そこからサビでノリがぴょんぴょんする!🕴
まさに飛行機が陸から空へ飛び立つような🛫
旅がテーマだもんね。

MVの影響か、鳥になったような気分になる旅。
(MVも好き!!深夜に見て欲しい)

サビ前の風が抜けるような左右に揺れるギターも
ドゥーンって入るベースがフィルになっている。

1番はハイハットとバスドラが中心に聴こえて、
2Aでスネアがしっかり入って来て、Bメロでスネアにクラップの音が重なるのかな。
こういうビートもフレデリックでは新しいよね!!

確かギターは緑の悪い子エフェクター使ってるのよね!!
サビの左のギターはジリジリしてるのがベースみたい。もう一本ある右のギターは甘くてかわいい。
健司くんはハンドマイクだから、どっちも隆児くんが弾いてるのかな。
フレーズ的に隆児くんぽい。
やっぱりハンドマイクってだけですごく開放感があるから、Wanderlustにぴったりだと思う!!

2番Bメロはジリジリしたギターが左右から聴こえてくる。

音像という意味でも、各々が被らないように緻密に組み立てられているのが伝わってくる。

ラスサビの前のとこ、
ギターが左右にゆら~~~ゆら~~~ってするのが音のゆりかごに乗せられて、心地よすぎる。
そして、ライブだと康司くんが「わんだー-らー---」を歌ってて。
もー--ここがとにかく好き過ぎる、、、
音源とは違う楽しみ方を魅せてくれる。

武くんが前にテンポの取り方を自由にしたかったって言ってた、
2,4とスネアが3拍目のとこ。
初めて聴いた時、宅録のときの何か音の取り方の関係・・・?
いや、意図的…?ってすごい頭にはてなマークが湧いてて気になってて!!笑
音楽の自由さ、枠に囚われない捉え方が出来るのがすごく良い。

生ドラムでバスドラを踏んでるっていう意味でもライブのWanderlust大好き!!(*´▿`*)

ギターとバスドラが一緒に踏んでる、
ちゃっちゃーってするリズムも頭に残るフレーズも好き!!


11.YOU RAY(BPM127)

Wanderlustは空想の世界に没入して、音に酔う。
お次も音の箱舟に乗せられて酔う系…!🚢
順番が最高すぎるね!!( ˃̶ω˂̶ ૃ)
BPMはそんなに変わらないけど、このゆったりテンポ感。
こんなに変わるんだってサプライズ。

YOU RAYと言えば康司くんボーカル。
恐らくフレデリズム3で深夜に聴いた曲ナンバーワンだと思う。
お湯の中にぽちゃー-んと落とされて、波のようにメロディとたゆたう。
ほら、よくアニメで液体の中に人間が閉じ込められてるシーンあるじゃないですか。ドラゴンボールとかエヴァとか!そういうイメージ。
自分は水の中にいて、外から流れてくる音楽を聴いている気分になる。
耳ではなくて脳みそに直接語りかけられているかも。

ラジオやインタビューでも話してくれているように、
健司くんが100点は出せても楽曲としての150点が出せなかったから康司くんにボーカルを頼んだ、というお話し。
本当にこのバンドは…ってひれ伏しそうになる、、(つ﹏⊂)
自分が自分がっていうよりも、楽曲のことを優先される。
何かを支えることを優先される。その支えるとか一歩引くっていう部分にも自分なりのプロ意識があって。素直にかっこいい。

健司くん康司くんがお互いにコンプレックスがあった話しも何回かされているけども、健司くんにとって「歌」は一番大事にしている根幹で。
それを明け渡せる勇気だとか康司くんに対する信頼にぐっと来てしまう。

YOU RAYと言えば。
康司くんボーカルのほかに、マリンバとストリングス、隆児くんはアコギ(健司くんの)で武くんはブラシという、フレデリックにとって今までにない挑戦。
フレデリズム3は本当に全曲バラバラな個性を持っている。

FABでライブ音源になっているものはあっても、アコースティックが中心で音源になるのは初めて!

自分のイメージとして、
康司くんの声は厚手の茶色い毛布。毛は長くなくて、ちょとガサガサしている。
ホムパで武くんと2人で歌っておられたときの声も、それはー---もうー--包み込まれるようで鳥肌だった、、

もしかしたら健司くんが康司くんに歌って欲しいと頼んだ部分と被るのかもしれないけども、
この楽曲は「幽霊」っていう歌詞が出てきたり、全体的に陰りがあって、ものかなしさ、ミステリアスな雰囲気があって。

健司くんが太陽とすると康司くんは月。
恐らくそういう違いなのかなと思う。

でも機会があったらぜひ健司くんにも歌って欲しいな、、( ˃̶ω˂̶ ૃ)
どうなるんだろう!!!

マリンバソロも好き。
雨がぽつぽつ水たまりに落ちていくイメージ。
この雨は夏にたまに降る、しとしとした雨。
まるで人の涙のような。

ドラムについては語り始めたら長くなっちゃう…!笑🧹
ブラシと最初に知ったときの衝撃!!よ!!!
そもそもブラシを使われるというその振り幅!!

歌があるところと歌がないところで、少しだけブラシのジャラっていう音に違いがあるように聴こえて。
康司くんが歌ってるところは少しスネアっぽくて、歌がないところはブラシ全体が鳴ってる印象。

細かく聴くとビートの1つ1つに絶妙な力加減があるのも、グルーヴを生み出しているようで好き。

ラストサビのフィルもね!!ジャラ、ジャラって鳴らすとこ大好き。

紫のスネア使ってるのがとっても意外!
あのスネアってあんまり自分の中でアコースティックな感じに使うイメージを持ってなかったから、それこそ硬めのお米…DIY STUDIOのときに使ってたよね!
スネア1つとっても、その力を引き出してあげる武くんのレベルの高さ。

心臓の鼓動のようなバスドラのドンドンも好き。
フレーズの繰り返しが2小節にまたがってるからよりゆったり聴こえる気がする。

ドラムだけでフレデリズム3に注目しても、
とにかく使ってる機材もビートも多彩で、個人的にはフレンチのコースをいただいている気持ちになる( ˃̶ω˂̶ ૃ)、、


歌詞について
これはね、、Spotifyの康司くんの解説をぜひ聴いてもらいたいです。
それ以上何も言う必要がない。

いろんなライブがなくなって、0になったこともあった。
けど、なくなったようでなくなってなくて、
私にとってずっとフレデリックは暗闇を照らしてくれる光だった。

たしかコロナ禍前に作った曲だったと思うけれど、自分はそんな風に受け取ってる。

12.蜃気楼(BPM160)

遊戯王ゴーラッシュのOP曲。

妄想ツイートと答え合わせすると全然ゆったりした曲じゃなかった!🤣
YOU RAYで音にたゆたっていたところから、それを打ち破るような、さぁラストスパートへ駆け抜けるよ!!って合図してくれる曲🔥🔥🔥

フレデリズム3がリリースされたばかりは熱帯夜ばっかり聴いてて、
少し時間が経ってから蜃気楼ばっかり聴いてる時期が訪れて。
全部の曲に順番にそういう時期が訪れた!

熱帯夜もそうだけど、蜃気楼はフレデリズム3が「熱」と表現される理由の1つと思う。

とにかく熱い歌詞が好きすぎる。
フレデリズム2のときよりも全体的に歌詞が自分に歌っている意識が強くて。
それはきっと康司くんがVISIONで、「古びたプライドを捨てて」と歌ったこととまさにリンクしているように感じている。
ありのままの気持ちをストレートに出している。
同じ時代を生きる同志として、今必要としている言葉をそこに置いてくださっている。

幻であろうとも もがいていこう 抗っていこう
夜が長くなっても 掴み取って蜃気楼

勇気とエネルギーしか湧いてこない:(っ`ω´c):

サウンド
イントロは健司くんが頑張ってカッティングしているとこ!!ライブでも頑張ってたの見た!!!
キラキラきらめく銀河のようなシンセ好き。
流れ星が来るね💫💫💫

全部がサビという意識とおっしゃっていたように、どこをどう切り取っても切れ味鋭い。。

うー---蜃気楼のドラムの話しをしようとすると乙女のようなテンションになってしまう、、(急に何!!)
Aメロのダブル?のドドって踏んでるバスドラが、走りながら自分の鼓動が体の内側から打ってくる感覚🫀
(このドド、イントロとか1番と2番の間とかアウトロとかもドドってしてる。走ってる道に戻るみたい)

Bメロはオーケストラヒット?ていうの?かな?
あのキメもザクザク。ライブで思わず手を振り上げてしまう。

2番サビは健司くんが語尾をぜーぜーしながら、息を切らしながら歌う。
手に汗握る展開。蜃気楼は曲でありながら、まるで一本のドラマのよう。
ちょー-----ぐっとくる。
フレデリズム3の歌部門で一番好きかもしれない。いや、好きです。健司くんの声にピッタリすぎる。

2番終わって間奏のドラムもやばすぎる~~~
(急に語彙力)( ˃̶ω˂̶ ૃ)
本当に本当にここのドラム好き!!
武くんがこういうドラムを叩くんだ、、ってまたまた新しい一面にドキリ。
穴空いてるシンバルを重ねてるのが絶対素晴らしい音を出してる。
そういうことするー!
センスとアイディアが冴え渡ってる。

蜃気楼はドラムンベース的ビートとおっしゃっていた。
納得感がすごい。

フレデリズム3のビートは熱帯夜しかり、TOMOSHI BEATしかり、なんとなく全体的によく聴いてらっしゃるsquare pusher の影響を勝手ながら感じる。いや、いろいろたぶん聴かれてるんだと思う。フレデリズム2のときよりも、もっと機械に寄ってる。
(それはバンドがそうだからなのかもしれない!)

サビのハイハットが両サイドから聴こえてくるのもね、
最初左から聴こえてくるのはなんだろ、あれ?ってなって。
こだわりポイントね!!かっこいい。耳に残る。

あのセッティングはね、、あれはだめよ、ツボよ、、
ドラムセットからこういう音を出したいです!っていうのがビシバシ。ビートも音作りも好き。蜃気楼のドラム。
生の楽器を機械に寄せようとするの、大好き。
あのハイハットが特に好き。

そして!!!

ラスサビ直前の健司くんのロングトーン!!!
好き!!ライブのような臨場感!!!

アウトロのベースはカミナリに打たれる。
熱帯夜もそうだし、今回はアウトロのベースが光っている。
ライブのときってオドループしかり、オンリーワンダーしかり、シンセンスしかり、康司くんはアウトロでアドリブ入れることが多いと思う。
そういう意味でもライブの彼らがしっかり音源に乗っているなって思う。

あと、Aメロのバッキングのベース?も好き。
何やら難しい速いフレーズ。

蜃気楼は歌詞もサウンドも完璧すぎる。
ジャンキーと同じ完璧さを感じる。

13.TOMOSHI BEAT(BPM143)

テイルズオブルミナリアのOP曲。
ゲームで聴いたときのあの高揚感が鮮明に思い出される!!

フレデリックの曲がテレビでもサブスクでもなく、ラジオでもなく、ゲームから流れてくるって初めての体験。嬉しい🎮🥲

ツアーでも冠していた「朝日も嫉妬するほどに」
蜃気楼、TOMOSHI BEATはひたすら熱風!

健司くんのストレートな歌声が遺憾なく発揮さら、全体的にともしびのようにメラメラ燃えてる!!🔥🔥🔥
ライブで何回聴いたかな!!
もうー--身体にこのメラメラが馴染んできて、とにかくテンションが爆上がり(´×ω×`)

武くんがエレドラを使ってるのも、熱帯夜のドラムと近い印象があって。
燃えてる音!特にスネア!!🥁
うまく表現できないんだけども、ゲーム音楽と言えばやっぱり生の楽器というよりも、DTMなイメージがあって。
アコースティックよりも機械というか。
かと言って打ち込みだと熱があんまり見えなくなっちゃうから、エレドラになったのかな~~~!なんだろうー!!

でもライブの生ドラムも好き過ぎる!!
ロック感が増し増し。
どうかこれからも

深い深い深いとこまで正しく繋いだ手と手
何度でも何度でも何度でも何度でも刻んでくれ

14.名悪役(BPM220)

名悪役は完全に私の2021年の主題歌だった。

たぶんこのnoteをここまで読んでくださってる稀有な優しい方は普段から読んでくださってる方な気がするので、多くを語らなくても大丈夫なような…!笑
上記の記事は名悪役のこと。
前半のツアーは何回泣かされたことか…!!

武道館のアンコールの例の衝撃に始まった2021年。
心の地図にしながら、この1年歩いていた。

暗闇の出口が見えない漠然とした不安感。

あーあのときのライブ楽しかったよねって
ちゃんとお別れも言わないままにバンドとお別れをしてしまう人もきっといたと思う。
その中で、伝えたいことがしっかり歌として形を成して。

このまま僕は曖昧な最終回なんて 過ごしたくないよ
「色褪せはしない今が綺麗だった」って
思い出にされるくらいなら 二度とあなたに歌わないよ

あれから君は 後悔や劣等感さえも正解に変えて
もっと強くなったかな 私の知らない毎日で

このまま僕は 色褪せはしない今が
これから僕は 後悔や劣等感さえも正解に変えて
色褪せはしない今が綺麗だったって
思い出にされるくらいなら 思い出を超えるくらいにさ
絶え間ない今を歌うから 二度とあなたを忘れないよ

何回歌詞を読んでも、何回聴いても大切。

ライブではラストにかけてのダイナミクスがどうにもグッと来てしまって涙腺を刺激される。
本当に彼らが言いたいメッセージがそこだからだと思う。

ツイートに、ジャンキーにループするって表現したんだけども、
何回も何回も聴いてみて、
1に戻るんじゃなくって、まだ見ぬ15曲目に向かってるんだと思った。

この1年間、4人とともに一緒に歩んできた道。
その思い出も超えるぐらいに、彼らはもっともっと前に突き進んでいくんだと思う。

等身大の彼らが絶え間ない歌を歌って欲しいし、
二度と忘れないで欲しい。

素直にそう思います。


終わりに


突然話しは変わるけども、
かの有名なニュートンはペストが流行した時期に田舎の方に引きこもって、いろいろな研究をし、万有引力の法則を見つけたそうな。

そして、田舎に引きこもっていた時間を
「創造的休暇」と呼んだという。



フレデリズム3制作開始宣言から数え切れないほどのいろんな事があった。
けして平坦な道ではなかったと思う。

それでも。

フレデリズム3は聴きこめば聴きこむほど、1つとして同じ作品はなく、どの曲でも何か新しい挑戦を必ずされているのがとてもよく分かる。
既存曲とは違う挑戦をされている。

苦しい日々でも何か掴もうと、ひたむきに頑張って来られた様子が透けて見えるようで、それだけでも痛く痛く感動する。

先が見えない辛い状況でも、彼らが彼らたることを高らかに証明するアルバム。

一緒に過ごしたと実感が持てるこの1年間のことはきっとこれから先、アルバムを聴きながら何回も何回もその表紙を優しく撫でるように聴きながら思いを馳せると思う。


彼らは既にフェスでも対バンでも新曲たちを披露し、歩みを進めている。

来たる代々木がいよいよ1ヶ月前に迫り…
期待と信頼しかしていない!!!

これを持って私のフレデリズム3の道は終結です
🐰🫀💘

これからの未来が楽しみだね!!!!!


最後に改めて、
こんなに珠玉のかけがえのない作品を作ってくれた彼らに感謝と鳴り止まない拍手を。

おしまい!

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