【Room Party】MCについて

人魚のはなしの前のMCについて思うことを書いていたら、
だいぶ長くなってしまったので、記事を分けました🤔

健司くんは以前より、「家族のようなバンドを組みたい」と言っている。
前任のカズさんも含め、メンバーを家族のように想っているのはこれまで肌で感じてきて。

自分と関わった1人1人に対する情が厚く、
広く浅くというより深く狭くという印象を持っている。

ここのMCでぽろっと「フレハウス…家族」と口から出てきた時、少しドキッとして。
自分がフレデリックと出会って以来、健司くんにとって「家族」というワードの持つ「意味」をこれまでひしひし感じてきたから。

「この人ならわかってもらえそうだな」「この人になら話したいな」と思った瞬間やそういう話しが出来たとき、
その人が健司くんにとって家族になる…

その流れから、
「みんなに話したいことがある」と。

私は今回の公演では、FCでしか出来ないライブや
「ねぇ、本当は何を考えているの?」とフレデリックの「本音」の部分を聞きたかったので、
心通じ合った感覚になったのが素直に嬉しかった( ᷇ᵕ ᷆ )

オドループについて。
2019年、カミコベだったっけ。
フェスでオドループをセトリから抜いたとき、個人的には「待ってました」と思ったし、歓迎していると同時に攻めている姿勢もかっこいいなって感じたし、大興奮した思い出。


でも、恐らく健司くんの中で考え方が変わった部分もあるのかな、
オドループがTiktokでバズったり、やっぱり曲自体が持つエネルギーってものすごく大きい。
みんながみんなバズろうと思っても出来ないし、大事な武器⚔️
間口を広く開けて、そこからどうやって引き込むか。

「フレデリックを知ってもらう入り口として一番聞いてもらいたい曲」、
つまり「ハロー」の曲と言えて。
康司くんも以前、「観光名所」と表現していた。

続けて、(FCに入っていてフレデリックのことを)「良く知ってくれているみんなには、昔からじっくり温めてきた曲を一緒に育てたい」
つまり「ハロー」の次の言葉を伝えたいと。

言ってしまえば、
フェスやワンマンではオドループはやるでしょう。そこで新しい出会いがあるから。
でも、FCはやらないよ、だってもう挨拶が済んだ君たちにはもっと深い話しをしたいから、かな

「オドループは絶対やらない」という言葉をわざわざここで話したことの意味を想像すると、
今さら挨拶をするような表面的な付き合いはしたくない、もっと深く関わりたい、
もしくは、
これまでの歩みの中で、本当はセトリから外したい場面があって、相当悩んできたことの裏返しで、その本音を言いたかったのかなと感じた。

(でも私も本音を言えば、良い意味でこだわりはなく、やりたいと思う時期が来たらやったら良いと思うの(っ ॑꒳ ॑c))

そして、
「曲を生むのは康司だけど、育てるのは俺ら」「みんなも巻き込みたい」

曲がバズるかとか、流行るかって作曲者の康司くん1人が背負うような責任ではなくって(当然だけどね
どれだけ曲の可能性が広がるか、楽しむかは周り次第だと。

ツイートもしたけれど、たしか人魚のはなしはフレデリックが始まった頃、康司くんが19,20歳頃に作った曲で大事にしてきている曲。

以前、ワンマンのMCでも言ってたけれど、
井の外に無理やり出ていくというよりも、
「井の中の蛙」の自分たちの「井」自体を大きくしていきたいと。

これを読んでいる人はわかると思うけれど、
フレデリックは「癖が強い」「個性的」と言われることがあって。


つまり、そういう素敵な個性を捨てて、「井の外」に出て、流行りや大衆が求めている音楽や風潮をもっと見るべきだと。


でも、
ずーーーーっと自分の信念を曲げないで、流行りに全部が飲み込まれることなく、
井の中の蛙が、彼ららしく歩み、自分の「井=家族」を大きくしてきた結果が今につながったと思うのです。

それが、「井の中の蛙、何も変わらず」

数週間後には武道館を目の前に控えているこの状況。

彼らが20歳でフレデリックを結成し、信念を曲げずに歩んできたことに対して改めて尊敬の念を感じる。
これから先もきっとそういう歩み方をしてくれるんだと思う。

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