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【イルカの鼻、耳】どこにあるの?わかりやすく教えます

はじめに

水族館でイルカの顔をジッと見ていると…
何かないな、と思いませんか?
どこにがあるのか、どこにがあるのか、わかりづらいですよね。
イルカの鼻ってどこにあるの?
そもそもイルカに耳ってあるの?
という方にわかりやすく教えます。

イルカやクジラの仲間は水の中で生活している哺乳類です。陸で暮らす哺乳類とは違った体の特徴をたくさん持っていますので、イルカたちの「鼻」と「耳」について解説したいと思います。

どこにあるか

結論から言うと、イルカの鼻は頭の上にあり、耳は目の後ろのほうに小さなくぼみがあり(よく見ないと見えません)、そこが耳です。

それぞれ解説していきます。

イルカの鼻

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鼻が顔の真ん中にあると、呼吸をするときに顔をあげなくてはいけません。

でも頭の上に鼻があれば、頭をすこし水面に出すだけで呼吸をすることができます。そのためより早く泳ぐことができます。

そのためにクジラの鼻は頭の上にあると考えられています。

イルカやクジラは私たちと同じ哺乳類なので、肺をもっており空気を吸ったり吐いたりすることで呼吸をしています。

動物は基本的に鼻で呼吸をします。

ほとんどの哺乳類の鼻は顔の真ん中にあります。

でも、海で暮らすクジラの仲間は鼻が頭の上にあるんです。

頭の上に穴があって呼吸孔(こきゅうこう)と呼ばれています。

クジラが潮吹きするところです。

なんでこんなところにあるんだろう…?と考えたことはありませんか?

クジラの仲間の祖先は、陸上で生活していたと言われています。

陸上生活から海での生活に適応するために体の形を変えていきました。

鼻が顔の真ん中にあると、呼吸をするときに顔をあげなくてはいけません。

水泳のときを考えてもらうとわかりやすいかなと思います。

でも頭の上に鼻があれば、頭をすこし水面に出すだけで呼吸をすることができるので、より早く泳げます。

そのためにクジラの鼻は頭の上にあると考えられています。

クジラの耳

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イルカやクジラの顔を見ると…、耳らしいものはありませんよね。

しかしクジラの仲間は視界の悪い海のなかを音を頼りにして周囲の様子を感じ取っています。

つまりよく聞こえる耳はあるはずです。

どこにあるのでしょうか。

目の後ろのほうに、つまようじでプスッと刺したような小さな穴があります。

近くで見ないとなかなかわかりませんが、これがクジラたちの「耳」です。

水族館でもよーく観察すると見ることができます。

一応、イルカの耳はどこですか?と言われれば、この穴(くぼみ)が耳というのが答えなのですが、実は穴はふさがっているのでそこから音をきいているわけではないんです。

じゃあ、どうやって音を聞いているの?というと、クジラの仲間は、音を下あごの骨で感じ取っています

音の正体は「振動」です。

まず下あごが振動を感じ取り、その振動を耳の骨に伝えることで音をきいています。

この音を脳が感じ取ることで周囲の様子を知ることができるんです。

エコーロケーション」とも言われます。

ヒトの場合は空気の振動を鼓膜が感じ取り、鼓膜が耳の骨に振動を伝えます。

ヒトとは違った音の伝わり方で、音をきいているのがクジラの仲間なんです。

まとめ

・クジラの鼻は頭の上にある
・クジラの耳は目のうしろのほうにあり、穴はふさがっている
・音は下あごの骨から聞いている

動物のからだはそれぞれの暮らしている場所に合わせて暮らしやすいように進化していきました。

クジラの体を知っていくとどうやって海の生活に適応していったのかよくわかります。

クジラたちを観察する機会があれば、鼻や耳よく見てみてください。

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