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環境デッキ紹介 透魔カムイ編

こんにちは、求道杯主催のN澤です。
今回は前回紹介した環境デッキの1つである透魔デッキを紹介していこうと思います。

今回も大会で結果を残したデッキ構築を軸にお話ししていこうと思ったのですが、前大会の上位入賞デッキを見た際に人によって構築がかなり異なる印象を受けたので、今回はデッキの特徴や回し方について書いていきます。

第1回求道杯準優勝 平さんの透魔デッキ
第1回求道杯ベスト4 JBさんの透魔デッキ

まずデッキの特徴についてなのですが、こちらについては長所と短所に分けて箇条書きしていきます。

長所
・パーツさえ揃えば序盤の動きが強力
・無色を採用せずともメタカードが豊富
・4ターン目以降は面展開がしやすい
・カード1枚1枚が強く、手札が少なくても戦いやすい
・同速のデッキにサイクル戦で勝ちやすい
・無色のメタカードを採用出来なくもない
・中盤以降の主人公の支援失敗が少ない

短所
・射程の長いユニットが少なく、裏を取りづらい場面がある(リョウマを使って横展開したい時、連続して裏に展開され6Cカムイ女や5Cレオンが枯渇した時)
・デッキ回す難易度が若干高い
・手札がそこまで回りやすくないので回避を供給しづらい
・先手後手で受けの硬さが大きく変化する

この辺りが透魔デッキの特徴だと思います。
これにより、速いデッキに先行を取られた際や、後ろに複数体展開された際に困ることがあります。
しかし、メタカードを絡めたサイクル戦が非常に強力で、同速度帯のデッキであるサナキ・リーフ辺りには持久戦に持ち込むと勝ちやすいです。
また、無色のメタカードも採用出来なくはないので、環境に合わせてアルフォンス・ヴェロニカ・フロージ等を採用することもできます。

では次に回し方のコツについて簡単に紹介していこうと思います。
個人的に意識した方がいいと感じたのは5Cリョウマと4Cシグレの使い方です。この2つについては特に差が出ると思います。

まず5Cリョウマについて説明します。
このカードで注意するべき点は2つあります。

・他のドロー効果を使う際に、リョウマで攻撃する前であればその後も攻撃時効果が使えるか確かめる。

・極力打点になるカードを寝かせない

この2つが個人的に大切だと感じました。
まず1つ目の注意点についてなのですが、具体的にはドロー後に手札が4枚以上にならないか、もしくはドロー後に展開効果等でリョウマの攻撃前に3枚以下に減らせるかどうか調べると良いと思います。
ここで重要なのがとりあえず最初に殴った方が良い訳では無いということです。

と言うのも、リョウマの戦闘力を上げられる6Cカムイ男や、リョウマ自身のパンプ効果を使う際に、他のドロー効果を先に使う事で展開札を新たに引ける可能性があるからです。
その結果としてリョウマ効果が使えなくなるのであれば基本的にはよろしくありませんが、ドロー後も使えるようであれば攻撃を後回しにするのもアリだと思います。

次に2つ目の注意点についてです。
こちらは非常にシンプルで展開の仕方を変えるだけで解決します。
例えば、絆が5の時にリョウマ効果を使って6Cカムイ男を出撃させたいとします。
手札や無限エリアによっては手札から5Cリョウマを出してそこから出撃させるしかありませんが、無限エリアに5Cリョウマや6Cカムイ男等が落ちている場合や、5Cリョウマ・6Cカムイ男の他に1Cのカードと4Cシグレを持っている場合は打点となるユニットを寝かせずに展開することが出来ます。

ではそれぞれの状況での展開の仕方について書いていきます。

まず5Cリョウマが無限エリアに落ちているケースについてです。
この場合は非常にシンプルで、合計コスト5以下でユニットを2体展開するだけでほぼ解決します。この時のおすすめなのですが、片方は打点が通る、もしくは戦闘力を10上げれば通るユニットにして、もう片方は打点の通せないメタカード等を展開すると良いです。
そうした場合、打点の通せない方を寝かせて6Cカムイを展開する事で打点を無駄にせずメタを張りながら立ち回ることができます。

次に6Cカムイ男が無限エリア落ちている場合なのですが、手札から5Cリョウマ出撃→透魔で6Cカムイ男効果→2C以下1体以上出撃→それをコストにしてリョウマ効果
と言った動きをする事ができます。

最後に5Cリョウマ・6Cカムイ男と1Cのカードと4Cシグレを持っている場合は、シグレ効果で5Cリョウマを無限エリアに落とし、1Cのユニットを寝かせる事で展開することができます。

これらは全て言われてみれば当たり前のことではありますが、事前に練習しておかないとその場面が来ても出来なかったり、ミスをしてしまいます。日頃の練習が大切です。

では次にシグレについて説明していきます。
このカードを使う際の注意点は2つあります。

・打点を無駄にしない

・無限に落としたいカードをキープしておく

この2つが個人的に重要だと考えています。

では1つ目の注意点について解説します。
まず前提として、シグレは戦闘力60かつ射程1のユニットなので基本的に前衛で打点を通しにくいです。ですので、打点を通す為には工夫を凝らす必要があります。

具体的には、
・後衛の魔導士を引っ張る
・4Cサイラス,6Cカムイ男,6Cカムイ女効果で戦闘力を上げる
と言ったやり方がおすすめです。

1つ目については手札から無限エリアにカードを落とせばこのユニットのみで解決できますし、2つ目の場合についても透魔カムイで上記のカードをコピーする事で簡単にその状況を作り出せます。

次に2つ目の注意点について解説します。
こちらについては非常に差が出る場面です。
まずキープしておきたいカードについては、5ターン目に出撃させづらい6Cカムイ男や6Cカムイ女、メタカードである5Cレオンや3Cうさぎヴェロニカ等が挙げられます。この辺については手札に持っておいても強いカードなので問題なくキープ出来ると思います。

しかし、個人的にはそれだけではなく、必要な対面で5Cハイドラをキープする事も大切だと感じています。

と言うのも、このカードをシグレ効果で無限エリアに送ったとしても、相手の絆を裏にできるのでアド損することはありません。その為、表絆の重要度の高いサナキ・ゼフィール辺りには、ハイドラをしっかり持っておくと後半止めやすくなると思います。

また、仮に欲しいターンまでに手札か無限エリアにシグレが来なかったとしても、予めキープする枚数とターンを決めておけば極端に手札が詰まることは少ないです。(個人的には5ターン目開始時までは1~2枚キープしておくのがおすすめ)

4Cシグレはドローができて落としたいカードを無限エリアに送れる便利なカードです。
しかし、やれる事が多いからこそ勿体ない行動をしがちなので、強く使えるよう意識してみるといいと思います。

さて、唐突ですがここで透魔カムイをコピーするおすすめのタイミングについて書いていこうと思います。
まず透魔カムイについての説明なのですが、このカードは同名ユニットのカードが1種類しか無いので殆ど支援失敗しません。
これにより受け値が安定しているので、戦闘力を上げた場合、事故狙いで10~20低いラインから攻撃されたとしてもほぼ通すことはありません。
つまり、透魔カムイをコピーして戦闘力を10上げた場合、相手の攻撃が途端に通らなくなる場面が出てくるわけです。

個人的には、相手の戦闘力80,100になるカードがどれくらい多いか見ておくのがおすすめです。例として幾つかの場面を出していこうと思います。

・リーフ対面で5Cシグルド効果を読んで、サイラス効果と透魔コピーで戦闘力110にする

・カザハナ対面で他のユニットにサイラス効果を使いたいが、主人公の戦闘力も上げておきたいので透魔コピーで戦闘力90にする

このように、相手のデッキを見る事で通されにくい戦闘力を予測すると効果が発揮されます。
でも戦闘力を上げるだけならハイドラコピーでいいんじゃない?と感じる方も居ると思います。
しかし、こちらの場合はハイドラコピーとは異なり他のカードをコピーしつつ戦闘力を上げることができます。これにより、テンポを崩さずに守りを固める事が可能なので、使える対面では意識してみてもいいかもしれません。

というわけで、以上が透魔カムイデッキ紹介となります!
本当はおすすめのカードやカムイ男,カムイ女主人公の違いについても書きたかったんですが、これ以上は大変なので気が向いたらまたどこかのタイミングで書こうと思います☺️

この記事が透魔デッキを回す際に役立ってくれれば嬉しいです…!
最後まで読んで下さりありがとうございました!

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