自分が「中に沢山いすぎる」キャラを推す理由
どうもアッシーです。今回はGGST初心者鯖様のイベント「第2回シュンタックス文学賞」に合わせて、以前からまとめたかった自分とハッピーケイオスの関係について書こうと思います。
この記事を通してハッピーケイオスに向いてるヘイトが少しでも減る人興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです。
まずこのキャラの説明をば。
以上です。
は？
とお思いの方、すみません。このキャラ、がっつりストーリーに絡む上にその素性がめちゃくちゃ大事なので、何を語ろうとしてもネタバレになるんですよね･･･。気になった方はGGSTを買って今すぐストーリーモードを見てください！
ただ1つ、僕とこのキャラを語る上で外せないキャラ設定があるので、それだけバラさせてもらいます。それは･･･
自分が無い
ということです。
彼はとあるきっかけで自分の中に人類全てが存在するような状態になってしまいます。人格ごとに価値基準がはっきりしている多重人格とは違い、常に複数人が存在する状態なので善悪の判断も彼にとってはありません。
このキャラと出会った1年前、僕はいわゆるアイデンティティ・クライシス―自己の役割・存在意義 ・目標などを見いだせずにいる状態にありました。
自分の価値判断は家庭の思考や社会情勢、日本に生きて日本語で喋っていることによって大きく決められていて、それで誰かを悪いと思ったり良いと思ったりしている。ですが少しでも生まれる場所が違えば、自分だってその立場にいたかもしれない。そんな自分に何を決めつけて偉そうに語る権利があるのか、と。
今思えば「そういうもんだ」という悩みですが、当時は本気で考えて迷宮入りしていました。
そんな折、見つけたのがこの動画です。
「君の強さ、弱さ、思慮深さ、浅さ。君の背中を率いる何か。孤立した何か。その全てが魅力にも廃棄物にもなる。」
この言葉にグッと惹かれました。
それまで自分の弱さは克服しなければならない、より思慮深くならなければならないとおもっていたので、こんな見方をするキャラクターがDLCになってるのはどんなゲームなんだ、と。
速攻GGSTを購入して、ストーリーモードをクリアして、ケイオスは僕に1つの事を教えてくれました。
それは、「自分」は何人いてもいい、ということ。
例えば
朝にコーヒーを飲みたくなる自分もいれば水を飲みたい自分もいる。
誰かに会いたい日もあれば家で1人籠りたい日もある。
冷静に負けた理由を分析できる時もあれば「こいつ遠Sゴリラやんけ！」しか言えない時もある。
確かに自分の価値は環境に左右されるものですが、大事なのは1つの絶対的な価値を見つける事では無く、むしろ「こんな考え方も出来るのか」と見方を増やしていくことじゃないかと、ケイオスの姿を見て思えるようになりました。
ケイオスのテーマ『Drift』は、そんな彼の考え方がこれでもかってくらい表現されてます。
「200個の視線が僕に注がれる 僕は100人いる」
「100個の口が僕を語る 100人の僕が生まれる」
先ほどは自分の中の自分について話していましたが、この歌詞を見ていると自分の外の自分にも言及しているみたいです。「あの子バカだよね～」と「あの子天才だよね～」を同時に言われたら、自分はバカでもあり天才でもある。そのため結論されるどんな真実も嘘になり得るが、2つの揺らぎがなければ「自分」は存在する事すら出来ない。だから常に波を起こしてそこに漂う事が必要･･･。
とか色々ケイオスの思考について、メタい話をするとケイオスを生み出したクリエイターさんの思考について考察はしていますが、まだ今一つしっくり来てはいません。
ただ1つ確実なのは、自分はこのキャラの思考に救われ、だからこそケイオスに魅力を感じているということです。
なのでハッピーケイオスのことを完全に理解して後方バックヤード面が出来るようになるその日まで、拳銃をグルグルさせていきたいと思います。
自分について悩んでいるあなた。ケイオスを使えば何かヒントがあるかも知れません。
おまけ
キャラ性能について全く触れてなかったので軽く。
このキャラはGGST屈指のコンボキャラです。全画面の射撃でコントロールぎみに立ち回りながら、何か当たったら4割近いコンボに繋げてゲージ有利も取ります(5割の時代もありました。もう帰ってこない…)
自分はスマブラでベヨネッタ、スト6ではA.K.I.と、いわゆるコンボキャラに魅力を感じるようで、ケイオスはそんなところも自分とマッチしていました。
最近は収納コン、前転コン、WA壁割も覚えられてきてすこぶる楽しいです。使えば使うだけコンボが出てくる･･･。魔法のキャラかな？魔法のキャラか。
難しいぶん使えたときの面白さはギア1倍なのでぜひ！
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