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30代後半で自動車教習所に通う④

前回、見きわめ良好をもらえないという話で終わっていた。
今回はその続き。見きわめ良好から修了試験へ。


突然もらえた見きわめ良好

見きわめ良好をもらうために、今までの向き合い方を反省して丁寧にやっていこうと取り組んだ教習。
担当の先生は、一度担当していただいたことのある物静かな先生で、アドバイスを少ししていただいた後は、ひたすら指示通りに車を走らせるのみだった。

車を所定の位置に戻した後(戻したのは先生だけど)、修了検定を受けて良いと言われたので驚いた。
3つも復習項目残っていたから全く期待していなかったけど、その3つの項目を全てOKにして下さった。

最初言われた意味が分からなかったけど、分かってからめっちゃ嬉しかった。
修了検定を受けるには5時間くらいかかる。ちょうど2日後に予約した

修了検定―実技試験

当日、指定された教室へ。
入校式のときは自由席だったので、離れて座っていたけど、今回は指定席なので、他の学生との距離が近い。
近いと他の学生と私との年齢差をよりはっきり感じてしまう。
普段の校内は高齢者講習を受ける人もいるけど、この教室は若者と私しかいない。

試験の説明を聞いた後、グループごとに割り当てられた車に乗車する。
その前に少し待ち時間があって、検定のコースを確認することができた。確認する時間があるのは良いけど、中途半端に時間があると緊張してしまう…

呼ばれて自分の車を探す…呼んでいる先生を見つけられず、少し離れた場所で手招きしている先生を他の学生が見つけてくれてやっと気づく。
若くないから鈍いのではなくて、私は生まれたときから鈍い人間なのだった。

そんな私が一番だった。
事前に「乗車するところから見ていますよ」と説明で聞いていたので、いつも通り乗って良いんだろうか?車の前後の確認とか大げさにした方が良いのかな?と挙動不審になってしまう。
そのことが気になってしまって、乗車の時にブレーキレバーを下げるのを忘れてしまう。先生に指摘される。

グダグダ発車で全く堂々さのないまま、先生に言われた通りにおっかなびっくり運転した。S字クランクも必死…
左折の時寄るように今まで何度も教習のとき言われて、見きわめのときにはかなり寄れるようになったのだけど、試験の時は縁石に擦りそうで怖くて離れてしまったのが自分でも分かった。やばい。

長いような短いような時間が終わった。
次の番の学生の車の後ろに乗ると、その学生も緊張しているように見えた。
その人の運転が豪快に感じたのは、私みたいに20回以上も掛けずに12回+αで合格したからセンスが良いから豪快でも大丈夫なのか、私の運転も他の人から見たら豪快なのか、どっちなのだろう?というようなことを思った。

いよいよ結果発表…合格だ!
やっぱり左折の時に左により切れていないことは指摘されたけれど、合格できて良かった。

修了検定―学科試験

さっきと同じように詰めて座る。学生時代を思い出す。

分からない問題もあったけど、その前に受けた効果測定の問題よりは易しく思えた。

結果は合格。ホッとした。
今回は実技・学科とも受験者全員合格だったようだ。

その後、これからの流れの説明を受けた。
受講期限に間に合わない場合、一旦退学してもう一度入り直すと期限が延びたりするらしい。

最後に仮免許をもらって帰る。

思ったこと

通過点を超えることができた。

もう路上教習始めているけど、やっぱり校内とは違って気をつけないといけない点が多くて、また人よりも長い道のりを歩くことになりそうな予感が既にする…

とはいえ、一般の道路で教習できるようになったというのは嬉しい。

修了試験は15歳以上も若い人たちの中で試験を受けたのが懐かしかった。
私はただの鈍くさい人で、配られた用紙を後ろに回すのもモタつくし、名前呼ばれて前に出るときもワンテンポ遅れてしまったりした。
別に年取ってるから鈍くさいわけではなく、学生時代もクラスで浮いていた。その頃の感覚を思い出した。

そういう切なさもあったけど、とにかく今は卒業検定まで頑張りたい。
免許取りたい。

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