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2024.07.27

FUJI ROCK FESTIVAL '24 DAY2
新潟県 苗場スキーリゾート
感想など(ネタバレ多目……と言っても、恐らく大多数は配信を観てわかっているだろうから、今回は気にしません)

・現地に着いたら不治Tを買おうと一目散にブースに向かったが、私が着いた一時間ほど前には既に完売だったとのこと。ブース上部に吊るされた展示品のみが空しく風に揺れていた。再販を希望する。
もう一つの目当てだったクラフトワークのTシャツも、私が欲しかったものはSサイズが売り切れ。朝出遅れたのを悔やむ。シャトルバスに揺られて具合も悪い。
・スカパラが始まっていたので、先ずはグリーンへ。
始まったばかりなのに大盛り上がりだ。
10-FEETのタクマさんが出てきて"カナリヤ鳴く空"と自身のコラボ曲を披露。実に格好良かった。
・私は初参加なので、終わったあと規模感を確かめるために色々歩く。私が健脚な方だとはいえ、各ステージこの距離で数多くの人が歩くとなると
上手くタイミング良く回って色々観ることは難しいだろうなと痛感する。

・syrup16gが出てくる20分前にホワイトに着く。グリーンと違い地面は砂利のため、なるべく音響の良く、且つ足元が快適なところを探す。結果、PA/カメラシューティングブース前ど真ん中に落ち着く。
・syrup16gの御三方が登場。と共に、みるみるうちに観客が増えていく。
中畑さんがバックステージパスをチョーカーみたいに首に付けていたのがかわいい。そして五十嵐さんの黒シャツって、半袖版があったのかと驚く。
・何か気負ったりしているのかと思っていたがそんなことはなく、いつものぷっしろのライブではあったという安心感。
・セトリは潔いくらいフェス向けで、先日から続いていた新曲の披露は無し。20年前の夏フェスを想起させるムカデから始まり、往年の名曲達が苗場の山中に響き渡る。
・事前に聞いていた"冷たい風が吹いたら雨がやってくる"という自然の摂理。中盤に入る前辺りからそれがあり、明日を落としてもが始まると小雨が降ってくるという、まあまあ乙な展開。ただ本当に微々たる降り方でそれもすぐ止むを繰り返す。カッパは不要だった。
・私は気付かなかったが、マイクにトンボが留まっていたらしい。確かにあちこちでトンボを見かけた。
・この炎天下である。五十嵐さんが明らかに辛そうなので非常に心配になる。怒号のように沸く観客からの頑張れコールが印象的だった。
・中「アー写と違うじゃんって思った人、失礼しました」と初めてこのバンドを観た方向けのMC。「20年間夏フェスに出られないわけだよな、って思わせるライブになるかも」と謙遜も。
準備に手間取る五十嵐さんに「ゆっくりでいいよ」との声がけから、この二人の関係性が垣間見えた気がした。
・何かあったのか、スタッフからの声がうっすら漏れ聴こえた後に「わかった!次で最後だ!」と五十嵐さん。心なしか安堵したような表情だった。
・最後に客席を撮影しようとする中畑さん。私が高らかにグーサインを出したら、直後にグーサインを返してくれて大興奮。そういうつもりではないんだろうけど、そうだと思わせておいてくれ。

・メインイベントが終わり放心状態。暑さに堪らずポカリを買う。人生でポカリがこんなに美味いと思ったことはなかった。
・タイテを見て思い出したTHEATRE BROOK。ダッシュでヘブンに向かうが道に迷って、着いたら丁度最後の曲。ありったけの愛か享受できて良かったけれど、もう少し観たかった。
・グリーンに戻り10-FEET。すっかり貫禄のあるバンドになった。RIVERでアガる。アツいのか冗談なのか微妙なMCも良い。
芝生に座り込んでぐったりしながら観ていて申し訳ない。
・夕方のくるりまで天国エリアで遅い昼食。折坂さんの声をバックに食べる天国バーガーが美味い。ついでに若手大喜利でお馴染み、鈴々舎馬るこさんの落語を観ていく。面白かったので投げ銭をしたらオリジナル手拭いをくれた。

・ホワイトでくるり。凄い量の観客。すっかり音楽性が幅広くなっちゃって、観ていて飽きない。
終わった後の夕暮れ空があまりに綺麗で息を呑んだ。
が、その後グリーンに戻ろうとする際の大渋滞にどうしようもなくなる。
・やっとの思いでグリーンに戻る。Beth Gibbonsが、何から何まであまりにも素晴らしくて聴き入る。札幌に帰ったらソロアルバムを聴こうと心に決める。
・このままグリーンに残らないとクラフトワークが観られなくなりやしないかと心配しつつも、足はマーキーへ向かう。KID FRESINOが観たかったからだ。
一、二曲観て、後ろ髪引かれながらグリーンへ戻る。
苗場食堂でけんちん汁ちょうだいと行きたかったが、そんな暇はない。
・ぷっしろの次に観たかったクラフトワーク。睡魔に邪魔されながらも生ける伝説を堪能する。教授の追悼企画などもあった。Radioactivityは、後でとやかく言われそうだなと感じたが、まぁいい。
・クラフトワーク終了。本当はgirl in redも観たかったが、くるり終わりの時の人混みを考えると、今から行って間に合うわけないじゃんと諦める。そのまま芝生で眠り込んだようで、スタッフに起こされる。

・天国エリアでシドバレットの映画をやるそうなので、夕方に天国バーガーと迷った煮干しラーメンを食べるのを兼ねて向かう。寅さんを観ながらラーメンをすする。結構気温は下がってきていたので温かいラーメンがありがたい。
・目当ての映画が始まるも、ド深夜にドキュメンタリー映画は辛いことに開始10分で気付く。内容が殆ど頭に入ってこない。そのうち寝てしまう。この映画はまたいつか。
・目が覚めたら丑三つ時。最後の目当ては石野卓球氏のDJタイム。最後の気力を使い果たす。苗場食堂はとっくに閉店していた。
・ということで、結局一日しかいないのだからオールしてそのまま帰りのシャトルバスを待つ計画だった。
確かに私はもう若くないし、一日程度でここまで体力が無くなっているが、
非常に心地よい疲れだったし、本当に楽しくて
なんで今まで参加しなかったんだろう、と過去の自分を恨む。
音楽を好きで良かったと、心から思える一日だった。
またいつか来よう。そう思いながら越後湯沢駅に戻ってきた。

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