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Xデザイン学校 ベーシックコース 土曜日 第三回 振り返り(性懲りもなく遅め)

前回、備忘録っぽいと指摘をいただき、
その通りだなと、腑に落ちていた。

気づきって、講義で教えてもらったことを整理した、
先にあるのだなと感じた、

教えてもらった内容を振り返って止まっていた。
それに今更ながら気づいた、という気づき。
(当たり前なのかもしれないが)

自分の中で講義の再整理の先に、学びがあるのだなと感じた。
今回は、気になったことと、それについて、思ったことを絞った。

インフォーマント

エスノグラフィには、その接点に優秀なインフォーマントがいることがコツという話があった。
昨年自分が転職した際に、お世話してくれたあの人とあの人が思いあたった。あの二人のおかげで、馴染むのが早かった。

インフォーマントに対して、
「あれはなんですか?」って聞ける視点も大事だと思った。転職のときは、完全に、聞いても良い立場だったから出来たかも。
何かに対して違和感とか、疑問を言葉に出来ないと、質問できないと思った。

調査するとき。疑問に思えるだろうか。
へーっと、思って、頷いて納得するだけにならないだろうか。

日常のあらゆることに、あまり疑問をもたなくなってきている危機感もある。

身近な話でいうと、
自転車通勤をしているのだが、
はじめて通ったときには目新しかった道も、
ここで曲がる、ここは段差がある等、記号的な見方しかしなくなっていく。角の家の形や、そこに寝ている猫を細かく見たり、気にしたり、しなくなる。

そこをまっさらな状態で、見ることができるようになれるか、
疑問を言葉にするというのがスタートなんじゃないかと思った。

それは、分かっている(と思っていることも含め)ゼロにする、
というのは、アンラーンにも通じている話なのかも思った。

優れたビジネスは美しい

美しいらしい。美しいビジネスとは何かって考えた。美しさと言っても機能美や構成美みたいなのもあるが、これってすごいかもって気づいてテンションが上がるようなビジネスがあれば美しいのかも知れないなと思った。

テレビ番組にもエスノグラフィ的なものがある

考えてもみなかったが、日々、リサーチの気持ちがあると、そういうところにも気づけたりするのだろうか。旨い店に、テレビ番組スタッフが泊まり込み、長期参与した番組だそうだ。

この話を聞いて思ったのは、制作会社から金融機関へ、インハウスデザイナーとして転職しようと思ったときのこと。
業務理解はするけど、金融機関に染まり切らないことも大事にしたいと思っていた。半分くらい部外者意識は忘れないようにしたいっていう思いでいた。それって、エスノグラフィ的な目線も含まれていたのかも。

78円の炭酸水に、100ポイントがついてるわけ

仕事帰りに、ドラッグストアで78円の炭酸水を買ったら。100ポイントついていた。ポイントでスマホ代払ってたので、なんだこの錬金術は!と思った。

その時は、飲み物の販促と、LINEポイント普及の折り合いがついて、やってるんだろうなとか、LINE側が、ポイント持ち出しを持ちかけたのかなとか、勝手に想像だけ働いてたけど、
自販機の飲み物が高いわけという解説もあり、プラットフォーマーとデベロッパーという構造の視点があると、飲み物より高い100ポイント渡しても損しない構造というか、腑に落ちるところがあった。
なぜそこまでして普及を目指すかっていうのも、分かった。

真実の瞬間

今の業務内で、WEBサイト設計におけるカスタマージャーニーマップを見様見真似で作ったりはしている。
調査のためというよりは、関わる人たちの目線を合わせるために使っていて、その部分に関しては、少なからず機能はしているように思っていた。

カスタマージャーニーマップ上の「真実の瞬間」というのがあるという。

そこを押さえることで、注力するポイントが定まる。
そこを失敗すると、他のどんなところを頑張っても、台無しになってしまう。そんな瞬間があるという。

体験の印象を決めてしまう瞬間というのは、日々暮らしている中でも、思い当たることがある。
何かを決断するにも、心変わりの瞬間が、どこかにあるだろう。
その目線は、すぐにでも取り入れたいことだと思った。

全部を伝えることは出来ないし、全部を分かってもらうことも出来ない。
ポイントを絞るっていうのは大事だと感じた。

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