あれ?そんな急に?⑦

父が入院して一週間。それまでの嵐のような(本当に嵐だった)日々が急にブッッツンと途切れて呆然としていた🙄もちろん物理的に楽になったのでほっとして良いとはわかっているけどなんだろう、しんどかったものを急に手放したみたいな後ろめたさがある。そんなことを思わなくてもいいってわかっているけど心が晴れない。実際母と私はその前の2・3週間ほとんど熟睡できてなかったのでレスパイト入院をしてもらうことを考えていてそこを汲んでケアマネさんが(まだ入院するほど悪い症状(医療機器をが手放せないとか)がないので)ショートステイできる先を探してくれていた矢先の入院で、本来なら望んでいた生活の立て直し兼休息の時間だったはずなのにそんな気分にならなかった。末期の緩和ケアを選択したので大きな病院にはもうお世話にはならない(なれない)と思っていたので入院はあまりにも予想外だった。
そして入院先の病院からの連絡先は母にしてあるのだけど(私は会社に行っている時間も長いので)母は電話で一気に説明をされていろんな選択をしないといけない事にすごく負担を感じていて、介護する方が気持ちは楽だ😭と言っていた。うん、わかる…。

私たちは覚悟する暇もないままあっという間にがん末期在宅ターミナルケア生活に入り、父が急に歩けなくなったり小さな体調や症状の変化があってそれに翻弄され、サポートをして下さる方々といえ1週間でのべ20人ぐらいが毎日家に入れ替わり立ち代わり訪問され、あらゆることを聞かれて選択して、夜は父のトイレ行きたい攻撃をなだめて立ち上がって転倒するのを防止するため寝られない…。そりゃしんどかったなと今少し手が離れてあらためて思う。でも目の前にいるのはもう長く生きてはいられない、母には配偶者私には父であり、そのしんどさを口に出したり思ったりすることも申し訳ないというか死に向かう人に対して失礼だしおまえは大切な人が命のカウントダウンの日々に入っているのに弱音を吐くのか??みたいな気持ちになるのだ。本当に難しい。

 予想外といえば…末期の肺がんの父の病状の進行で、今思えばわたしアホだった(´・ω・)となるけど、肺がんだから肺がん特有の症状しか出ないと思っていたこと。お腹に大きな転移の腫瘍があるからそこが大きくなると痛くなったり圧迫してどうにかなるだろうとは予想してたけど、でもメインは呼吸器の異常だと思ってたから、いきなりの下血とか脳へもさらに転移するとか今はそりゃそうだと思えることも、全然医学の知識がなくて本当に驚いたのだ。それと同時にこんなに何の知識もない家族が家で終末期をみていて大丈夫なの?というものすごい不安感。これが気持ちの負担になる。ご近所の在宅医療の先生はしっかりと相談にのってくれるし診察もしてくれるけど、夜中や朝方の対応をどのくらいの症状なら電話していいのか🥺判断がめちゃくちゃ難しい。あからさまに『やばい』という感じがしないけど、でもこれは?みたいなのがちょこちょこあってこれも心を削る。『自分の判断のせいで父に何かあったらどうしよう』というのは相当重い。父はお薬手帳も持っていないほど健康だったし母も出産以外入院したことのない健康さだったので圧倒的に経験も知識もない家族がいきなり看護介護をする難しさというよりやはり不安感がものすごく大きい。親戚や知り合いのがんの闘病や亡くなり方も知っているし聞いているとはいえそんなに細かいことまでは知らないのが実情で、実際自分が介護するとこんなに気持ちが休まることがないのかと思う。伝聞だけでは想像もしてなかったことが次々と起こるのだ。

とりあえずあと1週間強(父の入院予定は2週間)で自分の生活を在宅介護仕様に変えたり整えたりしないとな💪('ω'💪)あと母とちょっと出かけたりもしておこう。

今回はここまでで。いつもながら乱文申し訳ありません🙇‍♀️

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