フランチャイズ経営ー季節指数と学習塾経営
独立を考えたことがある人は多いと思います。独立には、自分でやるかフランチャイズを利用して独立するかの選択があります。そこで大事なのは、季節指数と学習塾経営について考えることです。この記事では、「季節指数と学習塾経営」について、実際に独立して会社経営をしている経験をもとにお役に立てるようにわかりやすく解説しました。
季節変動値
色んな業種で、季節の変動値というものがあります。この季節では売れ行きが通常月より高いというものです。
例えば、アイスクリーム屋さんでしたら夏の一時期が通常の数倍売れたり、チョコレートメーカーなどであればバレンタイン1日で年間の売上げの1割を販売したりもします。
「海の家」などは、当然夏しか営業をしていないところに、建物も原則時期が終わると撤去をしないといけない決まりがあります。
そして、8月のお盆までの約1か月で収益をあげなくてはいけなく、非常に季節指数の高い業態です。
「冷夏」などになってしまえば、完全な赤字になっていく事でしょう。
また物販などは2月8月は閑散期と昔から言われたりなどあります。
このように季節によって業種ごとのかきいれ時期のようなものが存在します。
学習塾の季節変動値
学習塾におきましては、基本的には「会員制」というビジネスの特色もあり季節ごとの売上変動が高い業種ではありません。
しかしながら、「講習」という受験生を中心にしたイベントに近い売上が存在します。
一番金額が多くなるものとして「夏期講習」と「冬期講習」というものがあります。
各社、取り組みは異なりますが一般的には通常授業にこの講習がオンされた売上となります。
また、最近は年間を通して入会者の動向というのは平準化してきていますが、春と夏というのは依然、年間の中では入会数が増加していく季節でもあります。
学習塾は3月が起点
特に学習塾は、受験の動きと重なっており3月を起点に考えますと上期で集客を行い下期で売上に繋げるような動向になっています。
学習塾経営において、数字の変動が大きく出る月は「3月」の卒業時になります。
受験も終わり退塾者は多くでますが、また新年度からの受験生などの動きもあります。
ここを乗り切ると比較的年間を通して安定的な売上が見込める業種でもあります。
従って、年間を通じて一番底となる売上になるのが「3月」となります。
他業種に比べ、天候や景気動向などにも左右されにくい業種にもなっています。
年間を通して売上の計画が立てやすい業種の1つではないでしょうか。