見出し画像

全力で駆け抜けた2021年の集大成ライブ! -えのぐ one-man Live 2021 winter -雲外蒼天 -ライブレポ&感想-

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
あけましておめでとうございます。

ぴーなすです。


 2021年は本noteを読んでいただきありがとうございました。2022年も不定期に更新していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、昨年12月29日(水)にKT Zepp Yokohamaにて『えのぐワンマンライブ2021 Winter -雲外蒼天-』が昼夜2部公演にて開催されました。

画像1

画像3


私も『壱章』と『弐章』に現地参加してきました。

本公演はVRアイドルえのぐが2021年の総決算と銘打って行われた生バンド演奏のライブであり、私含めえのぐみ(えのぐファンの総称)の期待値は非常に高いものでした。

2021年、えのぐは怒涛のようにライブを行いました。ワンマンライブだけでも10公演以上をこなすほど、今まで以上にライブ活動に力を入れた1年だったように思います。

そんな2021年のラストを飾るライブとあって、一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、筆者も非常に楽しみでした。

コロナ禍になりスタンディングでの鑑賞も減ったことでライブTを着ることはなくなっていたのですが、今回はいつにも増して楽しみな気持ちでいっぱいでしたので、久しぶりにTシャツを着ることにしました。なお、本公演のライブTではなく、8月に行われたライブ『不撓不屈』のライブTです。

また、本公演はえのぐ公式YouTubeチャンネルにて”全編無料”で配信されました。

ライブを観ればえのぐのことを好きにさせる自信があるとメンバーが自負するほど、彼女たちのライブにはえのぐの魅力がたくさん詰まっています。筆者もそう思います。

現在も公式YouTubeチャンネルにて両公演全編のアーカイブを公開中です。ライブを振り返りたい方はもちろん、まだ見たことが無い方、えのぐはどんなアイドルなのか、どんな魅力があるのかを知りたい方は試しに開演10分間、冒頭3曲だけでも観てみてはいかがでしょうか。


※本記事は両公演のライブレポート的なものとライブ感想の2部構成となってます。ライブレポートはプロのものを読むから要らないという方は、目次から感想だけでも読んでいただけたら幸いです。とても長いですが、ライブレポートも読んでくれたらもっと嬉しいです。

※記事内では、スクリーンショット撮影可のアーカイブ動画内で撮影した画像を使用しています。



会場&物販について


 本公演の会場は横浜にある「KT Zepp Yokohama」です。えのぐとしては過去最大規模の会場で、Zeppということもあり、アーティストとしても憧れのあるライブハウスでしょう。

こちらは2020年3月にオープンしたライブハウスで、「Zepp」のライブハウスと、「コーエーテクモゲームス」のエンターテインメント性を融合させた、新しいスタイルのライブハウスだそうです。

画像2


何が新しいスタイルなのかはいまいちわかりませんでしたが、建物自体が新しいだけあって会場内は広いし、とにかく綺麗。建物が前衛的な形をしています。あと、ドリンク代で交通系ICカードが使用できて驚きました。小銭用意しなくていいのでこれは便利。使わなかったけど。

ステージの照明装置とか特殊効果(以下:特効)が他のZeppと違うのかもしれません。最近Zepp行ってないのであやふやですが。


いつも通り、物販は当日販売とは別に、BOOTHによる事前販売が行われました。


画像4

https://twitter.com/rbc_geino/status/1465622104716374019?s=21

画像5

https://twitter.com/rbc_geino/status/1471420136124928004?s=21


毎度のことながら、えのぐの物販は事前に注文&早めに受け取りが非常に便利でおすすめ。並ばずに受け取れて、人も少ないので追加購入も気軽にできます。

物販はアクリルキーボルダーとお守り、追加でラインナップされたサインボールを購入しました。

筆者は購入していないですが、オススメはやはりペンライト。価格もそこまで高くなく、カラーと機能が豊富でえのぐオリジナルデザインが魅力ですね。これ1本あれば大丈夫な代物です。



雲外蒼天 壱章


セットリスト -壱章-
1. Welcome to Live
2. It’s 笑 time!
3. Present for you!
4. Armor Break
5. 絵空事
6. Dreamin’ World(SPひなおエディション)
7. ショートカットでよろしく!
8. Love Me
9. ハートのペンキ(SPハルエディション)
10. e☆Jump!→Dream!!
11. アンプリファー
12. Colors(SP環エディション)
13. スタートライン
14. Magic
15. Brand new stage(SPあんずエディション)
16. フラストレーションガール
17. Defiant Deadman Dance
18. イレイザー☆ビーム
19. BRAVER


 開演時間とともに照明が暗転。明るく広大な未来を感じさせるOvertureでライブがスタートしました。スクリーン端から差し込むように輝く光が、曇り空の先に広がる青空を感じさせます。

画像6

ライブ1曲目を飾るにふさわしい楽曲「Welcome to Live」でステージ上段中央にえのぐが登場すると、会場が一気に各メンバーカラーのサイリウムが点灯。生バンドの力強いサウンドで、1曲目から会場のボルテージが上がっていきます。ファン投票でMVが製作された人気のナンバー「It’s 笑 time!」、いつもとは異なるオリジナルの口上でアレンジした「Present fou you!」を立て続けに披露しました。

画像7

挨拶、バンドメンバー紹介を挟み、「全員、曇天突き破る準備はいいかー!絶対、世界一のVRアイドルになるぞー!」と白藤環さんが言い放つと、曲振りとともに「Armor Break」のイントロがスタート。ジェットスモークが噴き上がり照明で会場が一気に緑色に染まっていきます。「ここからは全員、ペンライトの色を”緑”にしてください!」と日向奈央さんがアナウンスすると、会場中のペンライトが彼女のメンバーカラーである緑一色となっていきました。ここから日向奈央さんをフィーチャーしたパートに突入。「Armor Break」の自身のソロダンスパートでは、圧巻のベーススラップに乗せ、いつも以上に滑らかでダイナミックなダンスを披露。この1年で成長したダンス力でファンたちを魅了しました。「Dreamin' World」では「スペシャルひなおエディション」と称し、サビでは日向奈央さんがソロ歌唱。彼女の伸びのある、素晴らしい歌声を響かせます。

2020年にえのぐを歌とダンスで引っ張ることを目標に掲げていた日向奈央さん。その2つにおいて決して特別な才能があるわけではないと語った彼女でしたが、彼女の尽きることのない向上心とこの1年積み上げてきた努力で、その目標に恥じない最高のパフォーマンスを見せてくれました。

画像8

続いては夏目ハルさんパート。「ここからはペンライトの色は”紫”でお願いします。皆さんの熱い応援、ショートカットなしでよろしく!」夏目ハルさんがそう言うと、会場が紫色に彩られ、「ショートカットでよろしく!」、「Love Me」、「ハートのペンキ(SPハルエディション)」とえのぐの中でも珠玉のラブリーなアイドルソングを歌いあげます。「ハートのペンキ(SPハルエディション)」では、夏目ハルさんが特訓を積み重ねてきたヒューマンビートボックスを披露。2021年3月のライブ『臨戦態勢』で初披露したものからさらに進化したテクニックと、今回新たに挑戦したドラムとの掛け合いで最高のグルーヴを作り上げ、ファンを熱狂させました。

画像9

「今年はグループとしても個人としても、”アイドル夏目ハル”の在り方というか、こういう存在になりたいっていうイメージ像がこれまでよりも具体的になってきたなって感じています。」と2021年を振り返る夏目ハルさん。彼女の音楽における秀でたセンスはえのぐのライブに無くてはならない支えであると感じさせるステージで、えのぐ”夏目ハル”の在り方を存分に証明してくれました。

続く白藤環さんパートでは、ライブでの自身を”パッション白藤”と表現する彼女らしく、「e☆Jump!→Dream!!」の歌いだしから一気にパッション溢れる楽しさ全開なステージに。「もっともっと情熱的に、パッション1000%の応援よろしくお願いします!」と白藤環さんが会場を煽ると、ファンも彼女のパッションに負けじと、ペンライトを赤色に点灯させて全力でライブを楽しみます。熱気そのままに「アンプリファー」を感情全開で大熱唱。そのままパッション全開のパフォーマンスが続くかと思われましたが、「Colors(SP環エディション)」では一転、優しくバンドアレンジされたサビを白藤環さんが力強い歌声で優しく歌い上げます。パッションだけではない、この1年で磨き上げた安定ある伸びやかな歌声を響かせました。

MCでは、夏の10daysライブ『遮二無二』同様、今回のライブ前日にも”どうしてアイドルをやっているのか”を自問自答し悩んでいたと、内に秘める思いを漏らした白藤環さん。そんな中でも支えになったのはえのぐメンバーとファンからの言葉だったと感謝を告げました。「2022年は、観た人聴いた人の心に火をつけるようなパフォーマンスをモットーにして、パッションNo.1アイドルを目指したいと思います!」と来年への意気込みを語ってくれました。

画像10

メンバーパートのラストは鈴木あんずさん。新たな1歩を踏み出す曲「スタートライン」で彼女の力強い透明感のある歌声が響くと、それに続いてえのぐとファンがクラップで盛り上げます。会場中がクラップや手を左右に振り、最高の一体感が生まれます。そして『遮二無二』でも披露したアカペラで4人の音色を響かせると、アコースティックギターの音色が心地よい「Magic」を披露しました。そして、「一緒にクラップお願いします!」と鈴木あんずさんが言うと、ジャジーにアレンジされた「Brand new stage(SPあんずエディション)」をパフォーマンス。ファンたちは、普段では聴くことができないサビでの鈴木あんずさんソロパートで、彼女の透明感ある歌声を堪能しました。

「世界一のVRアイドルを目指す道の途中には多くの困難だったり、もどかしさや不安だったり、そういう壁がこの先も必ず立ちはだかります。でも、そんな曇天を超えた先には、きっと明るくて眩しい未来が待っています。だから、それまで真っ直ぐに目標を見据えて前に進み続けようという思いを、『雲外蒼天』というライブタイトルに込めました。」とライブタイトルへの思いを語った鈴木あんずさん。その思いとともに、世界一のVRアイドルへの本気さをステージで宣言してくれました。

画像11

「もっともっと成長したい!そのために、牙を剥いて今に抗う。そういう覚悟を、ライブに懸ける気持ちをこの曲に込めました。」と鈴木あんずさんが言い放ち、新曲「フラストレーションガール」を初披露。激しいロックサウンドに乗せ、目標に向かって貪欲に突き進むえのぐを象徴した熱い歌詞を熱唱。パワー溢れるパフォーマンスで会場を沸かせます。勢いそのままにラストナンバー、えのぐ史上最も激しいラウドロックな楽曲「Defiant Deadman Dance」をパフォーマンス。ステージには火柱が立ちあがり、今日一番の熱いステージを見せてくれました。圧巻のパフォーマンスを披露したえのぐは、挨拶とともにステージを後にしました。

画像12

会場からアンコールを求む拍手が起こります。それに応え、えのぐが再び登場。「2021年、私たちを隣で支え続けてくれた皆さんに送る、ちょっぴり切ない恋の歌です。」と白藤環さんが言うと、本日2曲目となる新曲「イレイザー☆ビーム」を披露。アイドルらしいポップなメロディでありながら切ない歌詞が特徴的な曲でファンたちを驚かせます。最後は、2021年高校野球の都道府県別大会テーマソングにも選曲された、えのぐの勇気の歌「BRAVER」を熱唱。会場と配信で見てくれる全てのファンに歌で勇気を送ります。曲の最後にえのぐ、バンドメンバー、えのぐみ全員が天にこぶしを掲げる姿は、えのぐの世界一への未来を切り開くようでした。

画像13

「2021年12月29日が私たちと皆さんにとっての”燈し火”になるように、全力で燃え上がりたいと思います!『雲外蒼天 弐章』も、応援よろしくお願いします!」盛り上げてくれたバンドメンバー、応援してくれたファンたちへの感謝を伝えるとともに、その後行われる弐章への意気込みをそう語ると、『雲外蒼天 壱章』は幕を閉じました。



雲外蒼天 弐章


セットリスト -弐章-
1. BRAVER
2. Original Color Girls!!!!
3. Dreamin' World
4. イレイザー☆ビーム
5. ハートのペンキ
6. 午前0時のプリンセス
7. ギザギザコミュニケーション
8. 無敵のヒーロー
9. Brand new stage
10. Colors(アコースティックアレンジVer)
11. YeLL for Dear(アコースティックアレンジVer)
12. 栞(アコースティックアレンジVer)
13.フラストレーションガール
14. Defiant Deadman Dance
15. Armor Break
16. アンプリファー
17. Magic
18. えのぐ
19. 燈し火


 壱章同様、Overtureでライブが開幕。弐章の1曲目は、壱章でラストを飾った「BRAVER」です。2021年のえのぐの活躍を象徴するといっても過言ではないこの曲で、1曲目から全力のパフォーマンスを披露します。そして、実写MVが話題となった「Original Color Girls!!!!」、i☆Risの若井友希さんが作詞作曲をした、えのぐのこれまでの軌跡をポップなメロディで優しく歌いあげる楽曲「Dreamin' World」と、えのぐの代表曲を続けてパフォーマンスしました。

画像14

「今日のライブは、2021年私たちと皆さんの集大成です!一人一人の人生に刻まれるような最高の一日にしましょう!」という鈴木あんずさんの熱いメッセージ。MCを挟み、壱章で披露した新曲「イレイザー☆ビーム」を披露。会場は一気にアイドルライブの雰囲気となり、ファンたちもサビのキュートな振りを真似るなどして楽しみます。続けて、メジャーデビュー曲「ハートのペンキ」を歌唱。クラップやアイドルらしいコールで会場・配信で見ているファンを盛り上げます。

ここで白藤環さんと日向奈央さんは一度はけステージには鈴木あんずさんと夏目ハルさんの2人に。歌うのはもちろん、2人の可愛さが存分に詰まった「午前0時のプリンセス」です。「みんなの心を撃ち抜いちゃうよ!」「覚悟してね!」と、可愛さでファンを魅了しました。そこから「ギザギザコミュニケーション」の激しいバンドサウンドで一気にボルテージを上げ、圧巻のパフォーマンスを披露しました。熱さそのままに、今度は白藤環さん日向奈央さんのユニット曲「無敵のヒーロー」をステージに設置された火柱のように熱く歌い上げます。ステージの配置を活かしたギターソロも圧巻でした。ステージに鈴木あんずさん夏目ハルさんが戻り、「Brand new stage」をパフォーマンス。「来年もえのぐについてきて!約束!」と歌にのせて夏目ハルさんがファンへメッセージを届けます。

画像15

画像16

MCでは、新曲「イレイザー☆ビーム」について、歌詞の切なさに感動したエピソードを語りました。ポップなアイドルソングだけではない、物語性があり表現力が必要な曲となっており、挑戦的な曲を出してきた2021年のえのぐだからこそ歌える曲でしょう。

2021年のライブで数々のアレンジ曲を披露してきたえのぐですが、今回のライブではアコースティックverをパフォーマンス。ここでは「Colors」、「YeLL for Dear」、「栞」の3曲をアコースティックアレンジで披露。この1年間のライブで磨いてきた歌唱力をファンに披露するように、優しく歌い上げます。

画像17

バンドSEでバンドメンバーの圧巻のプレイを披露した後は、新曲「フラストレーションガール」でライブは一気にラストスパートへ。「皆さんと私たちが駆け抜けた2021年の集大成、こんなもんじゃないはずです!もっともっと熱く熱く熱く盛り上がっていくぞー!」と白藤環さんが会場を煽ると、「Defiant Deadman Dance」を歌い、会場の熱気をさらに高めます。熱狂そのままに「Armor Break」をパフォーマンス。熱気の限界を突き破るようにファンを昂らせます。続けて「アンプリファー」を、残る力すべてを出し切るほどに熱唱。ラストは「Magic」を披露。会場のペンライトがオレンジに輝き、感動のラストを迎えます。2021年の応援への感謝を伝えるとともに、「私たちは、これからも今を乗り越えて不可能を可能に変えてみせます。VRアイドルえのぐがリアル・バーチャルの境界線を塗りつぶしてみせます。」とこれからも続く夢を掲げ、えのぐはステージを後にしました。

アンコールの拍手が鳴りやまない中、モニターに重大発表の文字。立川ステージガーデンでの4周年記念ライブ『POSSIBLE』の開催がサプライズ発表されました。えのぐが再登場すると、自身初のオリジナル曲「えのぐ」を披露。”今の”えのぐの全力のパフォーマンスをファンたちに届けます。

「『えのぐワンマンライブ2021 winter-雲外蒼天-』最後の曲は、今日、このKT Zepp Yokohamaまで明るい光で私たちを導いてくれた、皆さん一人一人に送ります!」と鈴木あんずさんが言うと、初披露となる本日3曲目の新曲「燈し火」をパフォーマンス。雲の先にある晴れ渡る未来を感じさせるメロディ。これまでの軌跡と今日このステージに立てることに感謝し、これからもファンと一緒に夢に向かって歩んでいく想いを、歌にのせて見てくれているファンに届けました。このライブを支えてくれたバンドメンバー、スタッフ、そして、応援してくれているファンに感謝を述べ、最後は全員の一本締めで最高のライブは幕を閉じました。

画像18

このライブは、えのぐが目指す世界一のVRアイドルという目標が、夢や絵空事ではないことをライブを見た全員に証明するものだったでしょう。最後に、鈴木あんずさんからのメッセージを記して、このライブレポートを締めたいと思います。

「2021年、本当に多くのステージに立つことができて、毎回楽しい事や嬉しいことがたくさんあって、その度に”VRアイドルになってよかったな。この仕事が誇らしいな”って実感することができました。この気持ちは、私たちの中で日に日に大きくなっていくし、だからこそ、もっともっと私たちの好きなVRアイドルっていう存在をみんなに知ってほしいなって思います。こんなこと言うと偉そうかもしれないんだけど、VRアイドルでもZeppに立てるんだって。最初から特別な才能に恵まれていなくても、信念を持って戦い続けたら、がむしゃらに諦めずに挑み続けたら、自分の力で何かを変えることが出来るんだって私たちが証明したいと思います。そのためにも、私たちはVRアイドル、バーチャルアイドルを当たり前の存在にすること。そしてその上で、世界一のVRアイドルになります。どんなに高い壁も、困難な試練も乗り越えて、不可能を塗りつぶしてみせます。私たちと一緒に横並びで道なき道を真っすぐ突き進みましょう!」

画像19



【感想】2021年で積み上げたパフォーマンス力と大舞台の持つ演出力で、さらに進化したえのぐライブを見た


 ライブレポートを読んでくださった方はありがとうございます。こういうレポート風な文章を書きたかったので、今回はかなりそこを意識しました。拙い文章で申し訳ありません。楽しんでいただけましたか?

今回印象的だったのはやはり照明のレーザーや、ジェットスモーク、火柱といったいわゆる”特効”などの演出です。会場が大きくなったこともあり、今までにない派手な演出でした。

もちろん他のアーティストで見たことのある演出ではありますが、えのぐでは初めて。えのぐはアガる曲も増えてて、派手な演出でテンションも上がって一層楽しめました。ライブにおいての演出の重要性を再確認するいい機会になりました。

特に「Armor Break」は派手に動くスポットライトも相まってめちゃめちゃマッチしてたように思います。今回の筆者お気に入り。

あとはバンドメンバーがとても楽しそうに演奏されてて。ライブ中はドラムのタイヘイさんをよく見ていたのですが、壱章1曲目の「Welcome to Live」を終始ニコニコでプレイされてて、こっちも楽しくなりました。YouTubeの方ではバンドメンバーを抜いているシーンも多いのですが、本当にみんな楽しそう。また違うアレンジやアドリブもあったりして。3回目の共演ということもあり、さらに良い一体感と余裕感が生まれてきたのかなと思ったりもしました。

あと、キーボードの岡島沙予さんの表情。YouTubeで見てもらえれば分かるんですが、めちゃめちゃ良い表情で演奏されてるんです。めっちゃかっこいい。

本編については、2021年で身につけてきたパフォーマンス力を存分に披露するライブでした。

壱章の各メンバーパート。日向奈央さんのソロダンスも、いつにも増してダイナミックでしなやかで、さらにレベルアップしていることが素人目にもわかります。夏目ハルさんのHBB。前回披露した時よりさらに新しいテクニックを身につけていて、表現の幅をさらに広げていました。この日までずっと練習を重ねてきたんだと思います。白藤環さんの「Colors」、パッション全開かと思ったら歌唱力に振った曲で驚きました。パッションと冷静の狭間でのパフォーマンスを積み重ねてきて、その成果をしっかり披露してくれました。鈴木あんずさんは苦手なファルセットにも挑戦し、小さなことでも出来ないを出来るようにする彼女らしいなと。

他にもアカペラとかアコースティックアレンジとか、表現力の高い歌唱もしっかり感じられて、かと思えば「Defiant Deadman Dance」のような熱いステージも見せてくれて。『遮二無二』の10日間で鍛えた総合的なライブ力が溢れ出たライブだったなと思います。

新曲については、「フラストレーションガール」はまた背中を押してくれる曲が来たなという感じ。2022年はこの曲で自分の目標へ向かって貪欲に突き進んでいけそうです。現状に満足しない、貪欲なえのぐにぴったりな曲ですね。何度でも成長できそう。「イレイザー☆ビーム」は切ない曲って振りからは想像もつかないアイドルなポップさでびっくりしました。歌詞はしっかり切ない。Overtureで「燈し火」使うのはズルいなぁと。またいい曲が増えましたね。

すこし不満を言うとすれば、音と振りのズレ。非常に気になりました。他の記事でも同じようなことを言ったことがあるんですが、ダンスパフォーマンスを売りにすることにおいて、ここを改善しないとライブの良さが大きく失われるように思います。タイミングがバシッと合ってこその歌と踊りですからね。



えのぐと一緒に夢を叶える


 ライブレポートの最後に書いた鈴木あんずさんのMC、そこで言っていた”横並び”という言葉が心に残ってます。

「私たちについてきてください」や「夢を叶える姿を見届けてください」じゃなくて「私たちと一緒に横並びで道なき道を真っすぐ突き進みましょう!」って言葉が、自分にとっては非常に印象的でした。

自分のなかで、えのぐは”道標”だと思っていました。彼女たちの頑張りを見て、彼女たちの背中を目指して自分も頑張ろうと、そう思ってました。道標となるえのぐは、私たちの前に立って進む道を導いてくれているのだと思っていましたが、鈴木あんずさんの言葉を聞いて、そうじゃないと気づきました。

えのぐは、道標であっても、私たちの隣にいる。”横並び”になって、私たちと一緒に進んでくれる存在なんです。

このライブの後、えのぐを応援する気持ちが少し変わりました。

「えのぐが世界一になる姿を見たい、応援したい、叶えて欲しい。」という気持ちで応援していました。もちろん、それは今も変わっていません。それと同じぐらい「えのぐと一緒に夢を叶えたい!」という気持ちが強くなりました。

ただえのぐの夢を叶えたいだけじゃない。えのぐと一緒に自分の夢を叶える。だからえのぐを応援する。そんな想いを強く持ちました。

アルバム『真っ白な夢の世界』オリジナルブックで掲げた自分の夢、叶えるのは自分自身の力です。でも、一人で叶えるものじゃない。夢を追う人の隣にはえのぐがいて、彼女たちが一緒に歩んでくれることを、絶対に忘れないでいたいです。

どんなに不可能で絵空事のような夢でも、えのぐと一緒なら絶対に叶えられるってこのライブを見て思いました。



不可能を可能にしていくVRアイドル


 2022年3月5日に『enogu 4th Anniversary Live -POSSIBLE- 』を開催します。


えのぐの世界一のVRアイドルへの夢は、無謀だ、不可能だと言われてきたのかもしれません。

夢を追うことで大切なのは、自分の夢に誰もが見向きしていなくても、自分だけは自分自身の夢を信じること。それを貫いてきたえのぐは、こんなにも多くの人に愛されるVRアイドルになり、数々の不可能を可能にしてきました。

2022年も、えのぐにとって大切な年になると思います。その1発目となるライブでは、不可能は可能にできることを証明する、VRアイドルえのぐの最高のパフォーマンスを見せてくれることでしょう。

こちらのライブ、2階席だと1公演あたりのチケット代が980円と破格の安さです。会場でもえのぐのライブを見てみたいという方、ぜひ、ぜひご検討ください。



おわりに


 ライブからかなり日が経って鮮度のかけらもない記事になったけど、なんとか書き終えれてよかった。

えのぐは本当に努力を惜しまず、どんな逆風にも真正面から立ち向かい、着実に一歩ずつ進んでいく素晴らしいアイドルです。彼女たちの夢に対する姿勢は本物です。見る人にも勇気を与えてくれる存在です。

2022年はとんな景色を見せてくれるんでしょうか。彼女たちが素晴らしいステージに立つ時、彼女たちに誇らしい自分でそのステージを見届けていたいです。


それでは〜


【追記】

 えのぐによる雲外蒼天 -壱章-のオーディオコメンタリーおよび4周年記念ライブPOSSIBLEの見どころを紹介した生配信アーカイブを追記しました。




サムネ画像引用元
https://twitter.com/rbc_geino/status/1475043946397339652?s=21



読んでいただきありがとうございます!よければ「スキ」、Twitter等でのシェアをお願いいたします!