火ヤク庫爆発&イノーア期待できそう

ドラゴンズとの練習試合で15対3の圧勝。バレンティンが抜けて火力不足が懸念された打線だったけど、これなら今シーズンも期待して良さそう。

坂口(一)、山田(二)、青木(DH)、村上(三)、塩見(中)、雄平(右)、エスコバー(遊)、中村(捕)、山﨑(左)という打線。青木がレフトに入って9番ピッチャーが高津監督の開幕オーダーになるのかな。

坂口3安打、村上3安打(ホームラン1)、山田2安打と打つべき人が打ってくれてるのも心強い。打線の繋がりも良さそうで、開幕が楽しみ。

将来のクリーンナップ候補だと思って成長を楽しみにしている濱田がヒットを打ったのも嬉しい。それも鈴木博志から。まだ高卒2年目だし、今年も主戦場はイースタンリーグになるかもしれないけど、1軍でもチャンスを貰えそうな勢い。連戦が続く今シーズンは雄平を休ませる試合も増えるだろうし、ポジション奪うぐらいの気持ちでアピールしてほしいな。

打線の好調も嬉しいけど、イノーアが先発ローテーションに入ってやってくれそうなのが大きな収穫。

もともとニューヨークメッツで将来を嘱望されていて、2016年に23歳でメジャーデビューしたほどの投手。その後オリオールズに金銭トレードで獲得された際には“control artist”なんて評価を受けていた。残念ながら怪我もあって伸び悩み、昨シーズンはメジャーで1勝10敗、防御率5.61と散々な成績だった(オリオールズが108敗を喫した戦犯の1人とされてしまった)けど、まだ27歳と若く、環境を変えて花開く可能性はあると思う。

メジャーだと打者のパワーでスタンドまで運ばれてしまっていたのか、被本塁打が多かった。飛翔癖のあるピッチャーは神宮と相性悪いから心配だったけど、打者のパワーが落ちる日本でなら炎上はしないのかも。アメリカだと「コントロールは素晴らしいが致命的に球威がない投手」だったのが、日本だと「抜群のコントロールとそれなりの球威で安定して抑えられる投手」になるのかもしれない。今日もビシエドに一発を浴びているように、ある程度の被弾は覚悟はする必要がありそうだけど、コントロールを活かして低めに集めるピッチングを続けられたら勝ち星を積み上げていけるんじゃないかな。

9回を完封するようなエースではないのかもしれないけど、「打線の援護を背景に6回まで投げ切って勝ちパターンに繋ぐ」のはスワローズにおいて求められる先発投手像だと思っていて、それにハマるタイプかもしれない。

開幕前はこうやって1試合ごとに一喜一憂できるのが楽しい。野球が帰ってきたな。

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