アニカフェ感想1

9/18。
一緒に入国してくれて、気づいたらもう立派なエンジェルとなっていた友人がアニカフェを当ててくれたので、同行させてもらいました。濃厚な思い出になったので、記憶が鮮明なうちに書き残そうと思います。


------------------

いつもより細かく毛束を分け丁寧に髪を巻き、ビビッドオレンジのウォッシャブルニット(前日に購入)と、お気に入りのカーキのカーゴパンツを合わせた推し色コーディネートに身を包んだわたしは、緊張のあまり、ものすごい顔で友人を待っていた。

場所は大阪日本橋、アニメイト前。待ちに待ったアニカフェ当日。

以前日本橋のあの辺りを一人で散策したとき、独特の空気に慄き、入ってみたかったアニメイトの前もかなりの早歩きで通過してしまった。
その苦い思い出と、今日こそはリベンジするぞ、という確固たる意志をもって、ただただ、立っていた。

心持ちとしては、異国の地に一人で、手ぶらで立たされているような感覚。そのくらい不安。

友人を待つ間は、入り口で流れていたヒプノシスマイクのトレーラー映像が唯一の心の支えで、言わば外国でたまたま巡り合った日本人のような心強い存在だった。まさか「俺が一郎」でホッと安心する日が来るとは思わなかった。

途中、真斗のプロデューストートを持ったお姉さん方も入り口付近にいらしたので、その方々に意識を集中させることで、息を落ち着かせた。


はじめてのアニメイト日本橋

しばらくして現れた友人と、入場開始時刻まで20分くらいの余裕があるからと、アニメイトの中をぶらつくことになった。

わたしはアニメや漫画も好きな方だとは思うけど、のめり込むようなことはなかったので、アニメイトのように、そういったものに特化した店に入るのは、この日がほとんど初めてだった。

とにかく「すげ〜、すげ〜」しか言えず、さながら初めて渋谷に来た田舎の中学生。本当にうたプリは、沢山の"初めて"を魅せてくれる。(NEVER...好きなんです)

アニメイトのカードのポイント還元率は5%で結構高いよ、などと、色々解説しながら店内を案内してくれた友人も、「メイトに来てすげ〜を連発する人、初めて…」と言っていた。

ふつうに買う予定にしていた漫画の新刊を見つけご機嫌でレジへ向かうも、レジカウンターに所狭しと掲示されたトキヤのポスターを見て悲鳴をあげてしまい、結局会計まで一緒に来てもらう始末。

購入した新刊には、ツイッターでよく見かけていた「アニメイトさんで購入していただいて、ありがとうございます!」と書かれた描き下ろしイラストカードが付いていた。
初めてアニメイトで買い物した記念として、レシートも一緒に、大切に保管しようと思います。


はじめてのアニカフェ

アニカフェはアニメイトの中ではなく、道を挟んでほぼ向かいにある別の建物の中だった。

確か開場の5分前くらいに着いたと思う。思ったよりも店内は狭く、着いた頃にはもう結構な列になっていて、エレベーターの前まではみ出していた。

並びながら、すこし背伸びをすればプリンスの姿が視認できることに気づき、既に結構早まっている鼓動がどんどん加速する。

何を注文するかの確認などをしながら並んでいたと思う。どきどきし過ぎてあまり記憶がない。
友人は少食で、特に今日は体調が芳しくないとのことだったので、「もし無理そうだったら、わたしが相愛トロイメライ3杯飲む」など、私も決して食べる方ではないのに、そんなことを言っていた気がする。(結局友人は自力で飲んだのでその必要はなかったが、相愛トロイメライなら3杯いけたと思う)

とうとう開場の時刻になり、気づけばわたしたちも入場していた。
テーブル番号が書かれた星型のプレートを受け取り、席に案内される。A21が推しカプの友人にも、嶺二推しの私にも嬉しい、21番の嶺二席だった。

店内ではマジLOVEキングダムの映像が無音で流れ、BGMもマジLOVEキングダム仕様。ここに来て改めて、このアニカフェはマジLOVEキングダムのものだったな、と思い出した。

映画館でない場所でたくさんの同志と一緒に王国を摂取できることはとても新鮮で、本当に興奮した。座席に座った時点で既にお金を払いたい気持ちだった。
(もっとみんな興奮した様子で、人によっては叫ぶのかなと思ってたけど、存外店内は静かで、みんな冷静だった。何回も来てる人たちも結構いた様子だった。)

殊更わたしたちは最後の入国がいつか思い出せないくらい前なので、曲が流れるたび「おえ、おえ」「ああ…」など、声にならない声を漏らし、顔面を覆うしかなかった。このあたりで緊張がマックスになっていたと思う。
スタッフさんがかなり流暢に注意事項を説明してくれている時も、何も頭に入っていなかった。

テーブルの嶺二とプリンスキャットを並べ、食べる前から「げろはく」とツイートしたり(記憶にない)しているうちに、いつのまにか注文する時間になっていたらしい。

友人と手を上げて、来たスタッフさんを前に、各々事前に決めていた献立(献立?)を読み上げる。

「特典はどうなさいますか?」

わたしはFLY TO THE FUTUREとTHE WORLD IS MINEを注文したようなので、カルナイから2人分の特典コースターを貰えるらしかった。

「寿嶺二と…」

多分私のことだから蘭丸が欲しかったのだと思う。嶺ちゃんとランランを並べたかったからカルナイのメニューで献立(献立?)を組んだのだと思う。しかし困ったことに、藍ちゃんとカミュの顔が、いいのだ。それはもう、メチャクチャに。
いつもいいよ。いつもいいけど、その日その瞬間は、破茶滅茶にいいと思った。特に藍ちゃんがめちゃくちゃ輝いていた。いつもこんなによかったっけ?えっでも嶺ちゃんもめちゃくちゃ可愛い。嶺ちゃんにする?

「えっ、蘭丸じゃないん?」

友人がこう言ってくれるまでずっと唸っていたらしい。友人がそう言うならわたしが発すべき単語は"蘭丸"なのだろう。もはや思考など働いていない。

「へっ?お、あ…あぶな…へへ、蘭丸で」

ヘラヘラ笑い、冷や汗をかきながら当初の予定通り黒崎蘭丸の特典を無事所望した。


注文が終わり、友人がグッズ列に並んでいる間、だんだんと鼓動が落ち着き、それに伴って冷静さを取り戻しつつあった。
わたしはグッズにおいては、普段から使えるものと、プリンスキャット以外は買わない主義だ。確かアニカフェのグッズはアクリルスタンドとか缶バッジとか、私が普段全く買わない類のものばかりだったはず。せっかく来たし、買わないけど、グッズはあとで見にいこうかな。


実食

相愛トロイメライ×3、エゴイスティックが到着。先に飲み物がくるんやな〜、と思いながら受け取った。グッズ列から帰ってきた友人は、主義に反するけど…(なんの主義だ…)と言いながらアクリルスタンドを組み立て、一緒に撮影していた。わたしもねこちゃんと撮りました。

・相愛トロイメライ
飲みやすい。クリームに耐性があるわたしは、先述した通り、3杯くらいまでなら大丈夫だと思った。ゆるい炭酸のコーラを暫く啜っているとゼリーがやってくる構成。さらにホイップとかさかさした可愛いユリもあるので、あまり飽きることなく飲める。
・エゴイスティック
友人が鳳瑛一のために注文。甘くないコーヒーだそうで、美味しいとのことだった。甘いものが得意でない人にとっては救済。

各々飲み始め、味の感想を話しているうちにわたしの注文したFLY TO THE FUTUREが到着。少し減ってしまった相愛トロイメライと並べて撮影し、実食。

・FLY TO THE FUTURE
パスタが少しお腹にたまる。わたしは好き嫌いがかなり激しくFLY TO THE FUTUREにふんだんに使われていたブロッコリーも苦手。でもなんか食べれた。ぜんっぜん味がしなかった。本当に味がしなかった。対してベーコンはめっちゃ味が濃かった。添えられていたサラダにかかっていたドレッシングが美味しかった。

「誰のアクスタ買ったん?鳳兄弟?」「いや、瑛二くん今回は見返り美人図で、めちゃくちゃ菱川師宣だったけど、せっかく特大アクスタなら正面がいいし、綺羅にした!」など、楽しく談笑しながら暫くただの食事会をしていると、スタッフのお姉さんが特典を持ってテーブルにやって来た。


------------------

長くなりそうなので一旦ここまでで……続き、ぽちぽち書きます!ここまで読んだ人が居たら本当に奇跡。。暇つぶしになれたら本望です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?