うみステ3の話(登場人物)

【うみねこのなく頃にシリーズのネタバレを含みます。】

進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion vol.9 「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Episode3」の話をします。
本来であれば1と2もたくさん書きたいところなんですが、どう感想をまとめるか決めるのに3エピソード分の月日がかかってしまった。
あとスマホでTwitter(現 X)を使い続けてるので今回から気軽にハッシュタグツイートが追えないという致命傷があり、いっそツイートじゃなくてnoteにまとめたほうが自己満足度が高いかなと思って。アプリ改悪を許すな。

■鑑賞条件

・鑑賞前提
文庫版履修済み、原作ゲーム漫画アニメ未履修、舞台EP1、2観劇済み
・鑑賞日時
2024年2月25日昼公演
・鑑賞環境
S席後方(1と2はA席で見てました)


■登場人物について

・戦人

なんか今回すごい何回もクソ高ジャンプしてませんでした?初めてS席取ったから迫力が今までと違うだけ?
七姉妹にもみくちゃにされ、赤に縛られ、今日も戦人くんはサンドバッグ業を頑張っている。
ベアトにガチギレして対戦拒否するときの声の冷ややかさたるや。今まで散々ベアトにキレてきたけど今回は本当に無理だぞ、というのが分かる。
エヴァのことボコボコに論破してる時めちゃくちゃ主人公でかっこよかった、うちわとか持って応援したかった。ていうかうみステ応援上映やりたくないですか?

・ベアトリーチェ

EP3は特にベアト萌えな場面が多く、ずーっと可愛くてビビりますね。ウッキウキで戦人に絡みに行ったりお師匠相手に駄々こねたりしてて可愛いね。
相変わらずお背中が美しい。
九羽鳥庵ベアトの時の声が全然違いすぎてびっくりした。仮に稲田さんの普段の声がこっちだとしてそこから今のベアトの演技してんのやばくないですか?
赤で魔女を否定するシーン、頑張って口パク見ようと思ったけどさすがに無理でした。あれ本当に猫箱の中の話の口パクしてるのかしら。
改心なんて〜の前のベアトさあ…どんな顔してんのかなって…喋ってる戦人そっちのけでベアトばっか見てしまった……なあ…ベアト…どんな気持ちでお前それ……
あとキセル吸って煙吐くとこ実際には何の気体なんだろう?
そして今回もカーテンコールには登場せず、一切喋らず!EP8までやり切ったら遂に喋るのだろうか。何を思って演じているのか、普段はどんな方なのか、非常に気になります。調べたら出てくるのかもしれないですけど、直接見たい。

・絵羽

今回のチェス盤は絵羽が主人公。絶対に平湯さんに続投していただきたかった。やったー!そもそも全員ハマり役すぎて最後まで続投してほしいんですけど。
黄金を見つけた時の一連の台詞、絵羽の人生の苦しみとか執念を感じました。おめでとう絵羽たち。
譲治が亡くなってるのを見つけた時の演技が本当にかわいそうで。信じられない、ていうのが伝わってくる。だって殺してないから。
最後戦人に銃つきつけるとこ分かっててもドキッとしちゃった。恋かな。
最後生き残った絵羽の周り全員が一斉に倒れるところ、EP1のオープニングっぽいな。

・エヴァ

(登場人物全員そうだけど)喉が心配になるくらいギャハギャハしててこの人ほんとに今回初登場ですか?
絵羽たちが船から降りる時に一瞬現れて、後ろ向きに倒れて消えてくのヤバ!興奮しました。今回落ちる演出が何回かあるけどクッションなのか誰かが抱き止めてるのかどっちかな!?クッションだと音しちゃうから人力かなあ…!?
多分ドレスの作りが各魔女で微妙に違うと思うんですけど、エヴァは始終踊るように動き回るのもあって裾がヒラッヒラしてて可愛かった。あの…中の…パニエっていうんですかね、あれの形が結構見えていた気もする。
ベアトリーチェを継承するとき眷属たちにドレスアップされたり祝福されてんのめちゃくちゃ可愛かったな。後で何度も見返して発見したい。
楼座で遊ぶところとかエヴァ・オンステージという感じで圧巻ですね。ガンギマリすぎ。
あとあの杖ってレーザーポインターにもなるんですね。便利〜!
カーテンコールで「エヴァ的な意味じゃなく楽しかったです!」て言ってたのが面白かった。ほんとですよ!て念を押せば押すほど危ない。

・譲治

伊藤さんお帰りなさい!
朱志香もそうだし構造上の必然なんだけどいつも紗音の死に顔見せてもらえないですよね。悲しいね。
愛する者のためなら魔王にもなる譲治の底知れなさの鱗片も見えつつ。紗音復活のために一生懸命祈っているところが良かったです。必死過ぎて体動いちゃってますよ。

・朱志香

大切な人が殺されたときに一番長く激しく反応するのは朱志香な気がする。
目を負傷したことの絶叫すごいな。痛そう。ほんで縮こまってると本当に小さくてか弱い女の子なんですよね。近くで見るとなお小柄に感じます。
大勢でわちゃわちゃしている時とか撮影会(今回はありませんでしたが)の時とかに嘉音と絡んでることが多くて可愛い。ありがたい。
誰の項目に書くか悩んだんですけど、序盤海辺で「朱志香の好きな人は半径200m以内にいるか」という質問、グロテスクすぎる~…。いるんですよ。

・真里亞

壺を割った姫も兼役でしたね。可愛い。
「おばさん、誰…?」は個人的には結構大事な台詞だと思うんですけどさらっと流されるんですよね。
エヴァに焼かれて楼座の前に放り出されんの怖すぎるんだけど!!ぶん投げるな!!何回も殺されてベアトに泣いて抱きつくとこかわいそうすぎる…助けてあげて…

・蔵臼

今回は彼の過去の嫌な部分とそれを悔いている人格者の部分が見える回。
蔵臼、絵羽のコーヒー好きってもっとちゃんと言ったほうがいいよ!
カモメカモメカチンカチンの時夏妃を庇うの良かった。夏妃にもちゃんと愛情伝えたほうがいいよ!!
カーテンコールの時にいろいろ説明する舞原さんの横で(><)て顔でお願いポーズしてるの可愛かった。

・夏妃

体調の悪い絵羽を気遣うところに気品と優しさがありますね。黄金郷では抱き合ってるし。原作でも可愛いんですけど役者さんの愛らしさも合わさってめちゃくちゃチャーミングなシーンでした。
カモメカモメカチンカチンの時俯いちゃってて可愛かった。
あと毎回カーテンコールの時にわたわたする舞原さん、凄惨な本編の後に効く絶好の癒し。

・秀吉

あんたが一番いい男だよ!!!!
キャラビジュの優しい顔からしてもう込み上げるものがあったんですけど、船降りる前のくだりとか魔法の手のくだりとか包容力半端ない男やで。
エヴァのことを止めようと頑張る秀吉。泣けるんだあそこが。
あとタバコ吸いながら仁王立ちしてるとふっくら朗らかなイメージに反してスーツ姿めちゃかっこいいな…神室町にいそう…と思いました。
殺されるとこ、せっかく見やすい席だったのにガッツリ秀吉のほう見てて霧江のほう全然見てなかった(銃自体は一瞬見えた)のでこれも見返したい。

・留弗夫

3の留弗夫は何と言ってもガンアクションですよね。映える映える。リロードかっこよかったなあ、ショットガンってそんなに軽く扱えるっけというのは一旦無しです。愛があればショットガンも軽く視えるよ。
ベルフェゴールとイチャイチャして霧江さんにボコボコにされるところ笑う。おでこにカトラリーが刺さっただけで済んだことに感謝したほうがいい。

・霧江

最後まで尾を引く霧江さんの壮大な闇の匂わせ。この話が最後まで効いてくるとは初見では思わんやろがい。
速度のくだりとか地の文での説明多いけどどうするんだろうと思ったらばっさりあっさりでしたね。
エヴァと戦人の対決の時に操り人形にされる霧江さんの動き良かったなあ。ああいう演出って舞台映えするなと感じました。Butterfly基軸に踊りを交えてる作品なので尚更。
黄金郷で颯爽と現れて無言で留弗夫をシバき倒すところ痺れた。ちょっと後に現れる娘もそんな感じでしたしね。

・楼座

楼座のシャウト好き。怖い。
少女期楼座可愛かったな。無邪気にお話ししてる間は二人ともすごく楽しかったんだろうな。救いは無い。
柵に刺さってるところどうやって描写するんだろうと思ってましたけどしっかり刺さってた。よく見えなかったですけど死体描写がある間はずっと口開けてるってことですよね。役者さんはすごい。
絵羽の焼肉のたれ ♪ じゃないんだが。急に謎のボケをねじ込まれて笑ってしまいその後のシリアスなシーンでもしばらく切り替えられなかったよこっちは。

・源次

紗音と嘉音を終わらせる時の源次さんが存外にやさしい声とやさしい包み方で泣きそうになった。
ベアト、紗音、嘉音、ロノウェ、源次の5人でいるところ、肉体の数のこと考えてしまってちょっと面白かった。あとお辞儀がロノウェとぴったり揃っているところ良かった。またこのお辞儀モーションがしっかりしてんだ。
死体となってまでピシッと姿勢良く、というのが源次さんらしいですよね。

・紗音

覚悟完了してる紗音はかっこいい。
嘉音が挑発に乗らないように冷静に諫めるところとか良い姉さんだよ。
バリアで攻撃を逸らすアクション大好き!EP2の時、ブレードと違って実際にバリア出すわけにいかないだろうしどうするんだろうな…と思ってたんですが、映像投影だけじゃなくて、僕には視えました。強力なバリアが。
恋人として姉としての生を生きられたらそれで、という紗代の人生は他人ありきなんですねえ。誰しもそうなのかもしれないけど。他者の存在によって自分が完成するというのは魔法を強固にする手段と近いものも感じる。
何か今新しく解釈が広がりそうなことを自分で書いてるなと思ったけど話が逸れるので一旦止まります。

・嘉音

今回もブォンブォンカキンカキン頑張ってる!忙しいね!次回も頼むね!
戦闘時光る箱が追従する描写がいまいち飲み込めなかったので見直したいところ。
嘉音が立ってる時、結構体が前のめりになっているように感じるんだけど、常に体に力が入ってるというかいろんなものを抑え込んでる感じがしますね。YAEさんの癖みたいなものなのかもしれないですけど…

・郷田

郷田さあ!!
今回の内容を思い返すにあたって真っ先に郷田のことを考えてしまう。
毎回面白くてチャーミングでずるい。鼻歌からの「ん?」のシーンがめちゃ近くで行われておりめちゃ笑った。あの席の人うらやましすぎる。ベアトの肖像画に拝むとこも完全に舐めプ。
その後七姉妹の餌食になるところも、厨房ではなくなったものの非常にホラー描写で良い。
あと小磯さんの声めちゃくちゃ良く通りますよね。大好き。カーテンコールの時の「ありがとうございました」も小磯さんの声めちゃくちゃ分かりやすい。

・熊沢

ワルギリアになるところの熊沢さんの強キャラ感!すげえ!!照明や構図なども相まってオーラがとんでもなかったです。強いババアは良い。
あと黄金郷パーティーでワゴンで運んでたグラス?が気になります。普通に飲み物かな。鯖料理なのかな。なんかコース料理とかおしゃれなお料理だとグラスに前菜盛られてたりするよね。

・南條

オープニングでしっかりフォーカスされてて良かった。キャラビジュも殺す時のエヴァ視点ぽいですよね。
3の推理面では重要ポジションの割に相変わらず出番が少ないので、初見の人は感情の置き場が分からなくなりそう。チェス盤上で紗音や嘉音の死亡確認がされるたび「この人純朴そうな顔してなかなかのタヌキだよな…」と思っています。

・金蔵

相変わらず楽しそうで何より。
過去の蔵臼折檻シーンは恐ろしい。ゲームやアニメ、漫画とはまた違って、生身の人間がやることでえぐみが増したというか。時代背景も絡んではくるものの、現代に生きる我々から見たらとんでもねえ傷害野郎ですよ。
個人的には黄金郷で優しくなった人たちの中で一番「誰だお前」感が強いです。

・ワルギリア

声が。声が良(よ)。声が良はチヨに八チヨにっつって。
所作も非常に優雅で、お師匠様の貫禄というか凄みが凄い。急にIQ下がるじゃん。
衣装もボリューミーで美しかったしやっぱり魔女ごとに全然違うから見てて楽しい。あんまり動き回る演技がないからベアトみたいに丈詰めなくても良いんだな。
オープニングでも本編でもベアトとワルギリアが寄り添って顔が近いとこは申し訳ないけど頭の中に百合の花が咲きました。ありがとうございます。
この調子でこのあと出てくる魔女たちに耐えられるのか?

・ロノウェ

慇懃で食えない男の雰囲気が存分に出ており最高。
戦人に顔めっちゃ近づけて喋るとこ笑ったし完全にロノウェだ...とわからされた。
体格、衣装、立ち居振る舞いがビシッと決まっててめちゃくちゃかっこいい。それでいてしっかりぷっくっくしてくれる。飄々としてるようで締めるとこしっかり締めるし、情感感じるとこは本当に心から訴えてそうな声音が良かったです。
ベア少納言のくだり戦人のほう注目してて全然見れなかったので後で見返したい。公演ごとに違ったりすんのかな。

・煉獄の七姉妹

増えたなあ!!
7人揃って、動きに動くので画面の華がすごい。どうやっても1回じゃ処理しきれない。5回くらい見ないと。
戦人で遊び過ぎてベアトが蘇らせるところ、ソファにうまく隠れているところからのグロ、そしてベアトが魔法を唱えると瞬時に全員が戦人に絡みついててウヒャー!となりました。華!!あとあの時めちゃくちゃ脚上がってたよね。
EP1の時からButterflyの倭香さんのファンでインスタとかも見てるんですけど、七姉妹ではベルフェゴールが好きなので今回の配役は非常に嬉しかったですね。
一緒に観た友人(原作未履修、EP1、2DVD鑑賞済み)がぼそっと「七姉妹の体格というか身長頭身ってなんとなく揃えてるのかなあ」って言ってて確かに!?と思ったんですがその辺どうなんでしょう。

・シエスタ姉妹

この子たちの登場も楽しみにしてました。耳がモッフモフでしたね。
他媒体で見る分には2人で撃つというのを当たり前に見てましたけど、生身の人間がやるとマジでぴったりと寄り添う形になるな…とドキドキしました。女性同士の接近に弱すぎ。
台詞が難しくて覚えるのも言うのも大変そうだなあと思いました。今後こういう難しい台詞や描写が増えていくので、受け取る側も処理能力が求められそう。

・Butterfly

七姉妹とまとめて書いちゃうか悩んだんですけど一個だけいいですか。
客席通路から登場して通り過ぎていく時、なんかいい匂いした。
友人に言ったら「おじさんの感想やめろ」って言われました。

・Atmosphere

こっちも増えたなあ!!
今回の新要素としてとにかくパネルを使った演出がすごい。アトモスの皆さんがいると格段にできることが増えるんだなあと、シリーズ通して感動してます。
布を使った赤文字投影、パネル演出、キャラを持ち上げたり移動させたり、魔法の根源はここにある。ディズニーランドはじめテーマパークもそうなんですけど、ニンゲンの努力や技術が集結して魔法が生まれているという状況が大好きなのでありがたいです。
寸分違わず魔法描写がされているのを見て、あれを完成させるのにどれだけ練習したのだろうかと畏敬の念が生まれます。もちろん役者さん音響さん照明さんなど全てのスタッフさんが物凄い努力をされているとは思うのですが、この作品の「魔法」は彼らにかかってますから。この辺はのちに演出の話として別記事でもうちょっと話したい。
あと今回の山羊の皆さんは可愛かったですね。エヴァの魔女継承をお祝いするとき一番手前の山羊さんがピョコピョコ動いてるのが特に可愛かった。でもやっぱり奥から光る目が見えてぞろぞろと出てくるシーンは強制的に恐怖を煽られる。

・縁寿

でたわね。
無言で幻想たちを蹴散らしていくのが非常にcoolでした。脚ほっそ!
縁寿の衣装も好きなんですよね。袖が広がってるのが可愛い。
あと、ほんの少し髪の毛を指先でいじる描写があったんですけどそのおかげで見てる側(戦人含む)は自然に頭髪に目が行くじゃないですか。そこにはあの子供っぽいピンクのヘアゴムがあるんですよ。たまらんな。
そしてシーユーアゲインつって飛び降りて終わるのが、カーテンコールの「後」っていう。痺れますね。映画で言うとエンドロール終わっても席を立っちゃいけないやつ。
他の役者さんがにこやかに舞台を去ってからひとり走って舞台上に躍り出てくるのかっこよかったです。


見返したいって何回も書いてますけどそれくらい見応えがあり情報量が半端なく、それでいて原作の情報をかなり整理して作られていて圧巻です。
人物だけで書きたいことが多すぎたので、演出の話などは別記事にします。
noteって一記事に対してどのくらいの情報量が適切なんですかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?