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愛知の僻地で、愛をさけぶ ~シンデレラガールズSoL DAY2感想~

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Shout out Live!!!
DAY1配信視聴、DAY2現地観戦の感想です。
常々アイマスライブの感想は言語化したいと思っていたことではありますが、なかなか筆が進まず諦めてばかりだったので、今回こそは何日かかろうと書き上げようと発奮した次第です。


まえがき

当方シンデレラガールズのライブは、初現地となった昨年11月のコンステ以来、SoLで2回目という新参Pでございます。モバゲー版をほぼサービス開始から、現在デレステまで、飽きもせず触れていながら、10年間リアルイベントに一切興味を抱かず、今になってドハマりしてる変な人間です。
そのためシンデレラガールズへ10年の想いはあっても、ライブへの思い入れは1年分ほどしかない、ということをどうかご留意ください。
不勉強で恐縮ですが、なにとぞご容赦を。

コンステは両日の参加でしたが、今回はDAY2のみ。残念ながらご用意が無かったためDAY1はホテルで配信を眺めていました。まだアイマスライブ慣れしてない自分からしたら、DAY1で空気把握しつつDAY2全力で参戦できるからこれはこれで良いのかな、なんて言い聞かして。
座席はB6ブロックの後方、列的には良いですが行的には微妙、悪くないだけ良いとしましょう。贅沢言っちゃあいけない。

ちょうど前の座席の方が欠勤されていたので、通常より視界の自由があったのはラッキーでした。上手側を見るときなどは背伸びしてギリギリという具合。それでも下手側はそれなりに見えるし、やはりそこに立って見る景色、浴びる音はそこだけのもので、特別なものでした。

おわりに

なにもかもがダラダラと長くなったので結論だけ先に書きます。
何と言っても今回の公演テーマの愛を叫ぶ、というのが最高で、これまで培ってきた愛、ここで芽生えた愛、これから紡いでいく愛、全てが混ざりあってこの素晴らしいライブが出来上がったことは本当にラブリーでピースフルなことで、美しい時間でした。
なにより心の蓋を一枚開けたことによりとにかくみんな楽しそうだった。私も楽しかった。それがすべてさ。
その枠の中で、自由にシンデレラならではの編成を組めるのも楽しい。アレンジは顕著に好き嫌いが分かれやすいとは思いますが、手を変え品を変えという姿勢はエンターテインメントとして健全なあり方だと思います。
いささかやりすぎな面も感じましたが、その姿勢だけは絶対に変えないでもらいたい。
普通のアーティストのライブではこんな考えることない、というか全く考えず出されたものを楽しむだけですが、アイマスのライブは色々考えることができて楽しい。特にシャニマスなんかは考えることしかないしね。別にやる必要のあることとは思わないけど、個人的にはそういう楽しみ方が性に合っていると思うので今後もやっていきたいと思うライブでした。

OP

慣れてない現場だしやっぱりソロの参戦だしで、緊張感もあり、いきなりテンションをMAXに持っていくのは難しい。
だから、最初にちひろさんが声出しをやってくれたのが本当にありがたかった。一曲目に何が来るのかは分かってたし、あそこでちゃんと愛を叫べなければ今とても後悔してただろうと思うと、ちひろさんには感謝しかない。
ちひろさんが、好きだーーーーーー!!!

無限L∞PだLOVE♡

デレステ8周年曲、無限L∞PだLOVE♡
この曲が公開されるまで、ただただミライコンパスを聴くことだけを楽しみにこのライブを待っていたわけですが、これを聴いて一気に楽しみが増えた、というか倍になっていました。
愛とロックというテーマを見事に落とし込んだ、王道アイドルソングでありながら格好良さも保った素晴らしい曲で、今年のFavorite Songと言っても過言ではないです。
そして何より歌詞。ど直球に愛をぶん投げてくる。好きって言って、大好きって返して、それが基本形って。陰キャなめんな。
私なんかは愛の器が小さいからデレステの供給だけでもう愛があふれてこぼれそうだったので、なんとか拾い上げて愛知でぶつけようと思っていたんです。

そしていざライブ。前述の通りちひろさんのおかげで漏れなく愛を叫べたわけなんですが、おかしい、出し切ったのに愛がまだ溢れてる。
あげるだけじゃなくて、いっぱいもらってたんですね、愛。アイドルの愛か、演者さんのか、シンデレラバンドのか、はたまた前後左右のPさんの愛か。全部だと思ってます。
愛をあげて、もらって、またあげて、またもらって、無限L∞PだLOVE♡
好きなもの/人に対して心からの声で好きだーーって叫ぶことって滅多に無いと思うんです。感情を大声に乗せることはあっても、実際に発する音声が「好きだ」になることってまぁ無い。陰の人間は特にね。
だからとても新鮮だったし、シンプルで分かりやすくて本当にいいなと思う。それを空に叫ぶのではなく、相手に伝えるために叫べる空間がとてもかけがえなく尊いものだと切に感じる時間でした。
コールとかじゃねぇんだ、愛の叫びなんだ。
クスリやってんのかって思われちゃうかもしれないんですけど、30代のテーマをLOVE & PEACEに定めてる自分としては、ひとつ幸せの実像として見えてものがあったので、忘れないようここの言語化だけはしたかった。
だってだって 愛とまんない

で私が現地で何を見ていたかというと、ちょうど、ド真正面にいらっしゃったのが青木志貴さんでして、めちゃめちゃその腹筋さんと目が合ってたんです。そこで確信しましたね、この席はアタリだと。
青木志貴さんがとても格好良い方なのは存じていましたが、あんなに可愛いとは思わなかった。めちゃめちゃ飛鳥さんじゃんって思っていました。
青木志貴というバカでか存在感を薄めて二宮飛鳥に近づけられるのが本当にすごい。
アイマスのライブ行くたびに思いますが、技術の発展とともにMRライブのようなものもどんどん発達して現実に近づいていくんでしょうけど、生身の人間が、役者さんが、そこに立って歌って踊ることの意義やエンターテインメントとしての重要性をひしひしと感じますね。
ちょうどミリオンやSideMがそういったライブを行ってたからより思いますが、それはそれでいいものですが、やはり生身の人間だから出るライブ感というのはかけがえのないものだなと。
技術が進めば進むほど愛おしくなるアナログ感。そこにしかない情緒を今楽しんでおきましょう。
なによりアイマス好きで見に来てるライブに、演者さんの成長譚が乗っかるんだから一粒で二度おいしい。次元の境界を揺らめくコンテンツの醍醐味ですよね。

余談
申し訳ないけど青木志貴さんめっちゃ私のこと見てたから。

ラブレター ~ オルゴールの小箱

DAY1に続き2曲目はラブレター。
叫べなかった愛はお手紙にしたためよう。
ラビューダ相方システムありきの人選な気もしますが、めちゃめちゃ可愛かったのでOKです。お前ら可愛い志貴くんや飯田氏が見たいんだろって言われてますよ。ナメてますね。そうだよ。
茄子さん?元々Cuでしょ?
今この瞬間を楽しまなきゃと思いつつセトリを思索してしまうのもライブあるあるですが、この時点でTrinity Fieldを確信しガッツポーズしてました。

余談
申し訳ないけど青木志貴さんめっちゃ私のこと見てたから。

赤い人達による、トキメキは赤くて甘い
梅澤さんの「あなたに届け」シャウト。こういうのが一番刺さる。
しぶさもすっぱさも甘さに変えて。届かないわけない。
愛を叫ぶって本当に良いテーマだとつくづくおもいました。

オルゴールの小箱 (Shout out Arrange)
わからないわ。
アレンジされた曲は好きで、演奏は最高、公演テーマにもよく合ってる歌詞。でもオルゴールの小箱ですよ。というのが初動の正直な感想でした。
個人的にオルゴールの小箱は気持ち悪い歌だと思ってるので(褒め言葉)、どうせやるならおどろおどろしくDoomなアレンジが良かったなと。そんぐらい吹っ切って。受けないだろうけど。
開幕から強いのよ。爽やか過ぎる。原曲も大概爽やかですが、やっぱりどこか湿り気がある気がするんですよね。仕舞い隠せるような鼓動じゃなくなっちゃってんのよ。オルゴールの蓋ガバガバになってますよ。
賛否両論いいじゃない
別に否ではないんですが、そこまで刺さらなかったことは記しておきたい。

EVIL LIVE ~ 純情Midnight伝説

イントロのリフで脳みそドパドパミンです。
超聴きたかった曲ですが、DAY1が朝井さん入りの歌唱だったので、DAY2はやらないかなと思ってたので本当に嬉しかった。しかも真ん中に松田さんを据えて。配信での感想ですが個人的にMVP朝井さんだと思うぐらいDAY1の朝井さんも良かったんですが、やはりこの手の曲は松田さんに限る。
しかもこんな頭に持ってくるのかよ、オルゴールの小箱がフリみたいじゃん。
残念ながら下手過ぎて松井さんのKick backは見れませんでした。というかどこにいるのか全然分からなかった…もっと言うと短髪になってたから最初誰だか分かんなかった…
仕方ないので頭振ってました。ちょうど前に人いなかったし。
あと会場真ん中程の席でもそこそこパイロの熱が届いてたので、前方の席の方々は結構熱くてアツかっただろうな、という羨望。

EVIL LIVE聴きたかった、聴けた、満足、それは間違いないんですが、ノーティギャルズはいいぞおじさんとしてはそれもいつか見たいし、何よりオリジナルの巴(花井美春)さんの歌唱が大変格好良くて大好きなのでいつか現地で回収したい。こういう未練が次へのモチベーションになるし、次をもっと楽しく過ごせるスパイスになると思うので常に持っておきたい。あまり取り憑かれすぎても良くないですけどね。

お待ちかねの純情Midnight伝説
待望の金子有希さん登場。金子さんが出ている時は視界の全てに金子さんを留めようと思っていたので頑張りました。上手側で見にくかったけど。
とはいえ曲が曲で、生バンドで、もう楽しすぎたので途中からどうでも良くなってました。
こういう時は下手なこと考えずに衝動のまま楽しむのが一番。コンセプトにも見えるワルを勘違いしてそうな雰囲気が見事に醸し出されてて、そのチグハグさが良いお祭り感を生んでましたね。本当に楽しかった。
コレコレ、こういうのが見たくて来てんのよ!
1曲ぐらいこういう愉快に軽快なロックンロールにアレンジした曲があったらもっと楽しかっただろうな。

さて純情も終わって結構飛ばしてたんでMCで着席して一呼吸、と思っていたら

星環世界


Ready?

他方、こちらは刺さるも刺さった。
どうやら星環世界は愛知名物らしい。開演前に言及されてたPさんもたくさんしたし、知識として知ってはいましたが、その感慨は私には無かった。
しかし星環世界の歌詞と、その生まれた時世のことを思わずにはいられない。
当時はまだアイマスのライブにこそ興味を抱いてませんでしたが、他界隈でもライブがキャンセルされたり、開催されても色々制約が多く正直行く気にならないレベルだったので、当時の暗さは身をもって認識しています。
アイマスライブが人生だったり生きがいの人、たくさんいると思います。私も今そこに片足突っ込んでます。それが文字通り人生を奪われた期間があった。絶望しかないですね。
それでも明るい未来のために、今できる方法で最大限の愛を、アイマスを、繋いでいこう。そういう歌だと思っています。
つないでよ つたえてよ
君のその声 聞かせて!

色々な制限の中、それでも光や拍手、文字などでつないできた愛。
いつやるか、今でしょ
歌でも踊りでもペンライトでもいい、愛を伝えよう。
そのためにこちら側が想いを発しやすいコンセプトに設定されていたとすら思う。

さて、この曲をこのセットリストに組み込むべく施されたアレンジですが、これはもう完璧と言わざるを得ない。
正直3人の人選はよく分かりませんが、これが新曲でこの3人がオリメンでいいんじゃないかというほどマッチしていました。
MCかと思わせてここに打ち込んでくる演出も良い。
DAY2のハイライトとなる曲の1つだったと思います。

ディストピアも飲み込んで、新たな時代に掲げる一曲。
こればっかりは本当に良いものを見た。

ようやく本当にMCで一旦着席。EVIL LIVEからブチ上がり続け結構疲れてたのでほっと一息。健康第一。
DAY1配信から思ってたんですが、普通に曲振り返ってるMCが新鮮!
デレのMC時間ってなんかしら遊んでるイメージだったのでとても良かったです。やっぱり演者の感想からしか得られない栄養がある。
それプラス企画もあったわけですが、コレがとても良い。これすき。だいすき。
愛を伝えて愛が返ってくる。本当に綺麗な形の愛のやりとりだったし、もちろん読まれなくて悔しくて歯ぎりぎり言わせてた人もいるでしょうけど、みんなその愛わかるわって拍手で迎えてたのも印象的でした。
僭越ながら私も藍子さん宛で書かせていただきましたが、残念ながら読まれず。きっと届いたと信じて、内容は墓まで持っていきます。
とってもハートフルで良きでした。

Next Chapter ~ なみだのくに

第2部は新曲ゾーン。Next Chapterでライラ(市ノ瀬加那)さんの初陣です。
その堂々たるや。元々こういうメロウな曲はライラさんによく合うとは思いますが、それにしても力の抜け具合がライラさん。見事でした。

続いてDreamy Anniversary
この距離からでも分かる可愛いの天才が2人。視線の余裕なくなるほど釘付けられました。
目に焼き付けましたよ、完璧なターン。
楓Pとしては、いつか楓さんとデートに行きたいと思わざるを得ない。これは未来への未練に。

なみだのくに
高橋さんがもりくぼすぎた。歌声ももりくぼだし、表情も動きも全部もりくぼ。MRなんていらんねん。
結局なみだのくにとは何なのか、残念ながら私なりの解釈すらひねり出せず終わってしまいましたので、次への宿題ということで。
わしゃもりくぼとポエムバトルがしたいんじゃ。

Athanasia

ソル・カマルについては絶対に何かあると思っていたし、色々と予想も立てていました。しかしナターリアさん曲はやらないと勝手に思っていたので、何か雑にアニメ関連の曲、shabon songやあいくるしいなんかを予想してましたが、Athanasia、そう来たか。
でも不思議なもんで、Athanasiaのイントロが鳴った瞬間、まだ演者見えてないのにソル・カマルだと確信したし、これソル・カマルの曲だ、と思っちゃったんですよね。
太陽も月も時に不滅の象徴にされがち。もちろん星も生き物だからいずれ消えて滅ぶのでしょうが、多分概念としての太陽と月って永遠に輝き続けているんだと思います。
Shine forever
私はアイマスに今後100年、1000年と続いて欲しいと思ってるし、続くと思ってる。そのために必要なものはたった一つ、愛だけです。
紡いでいきましょう、愛を無限に。
と思うぐらいスケールの大きい曲だと思っているので、太陽のように無限の熱をもつナターリアさんと、月のように底しれぬ魔力を持つライラさんにはまさにぴったりな組み合わせでした。
心なしか市ノ瀬さんがNext Chapterの時より硬く見えたのは、相方があまりにも太陽すぎたせいでしょうか。自己紹介のときに「ライラさん役の~」と言ってくれる素敵な方ですから、今後どんどんライラさんになっていくのがたのしみですね。

Love∞Destiny

無限L∞PだLOVE♡と対をなす、このライブのテーマソングその2だと思います。
どこまでも細く深く、突き刺すような愛。
なんちゃって博愛主義の私とは真逆で、とても純粋で重い。覚悟がないと受け止めきれない。それがエッジの効いたバンドサウンドと交じることでさらに棘々しく、「あなた」以外の誰も触れないような雰囲気を醸し出している。とっても良いアレンジでした。
人選も最高で、オリメン2人はもちろん、絶対独占欲強い志希さんと、しれっと束縛しそうな夕美さんはまぁ適任。元々5人曲ですし、ちとせさんとか美優さん入れても面白そうでしたが、なんか色々と兼ね合いもあるんでしょうね。
余裕な加蓮さん、淡々としている志希さん、信じて疑わないまゆさん、覚悟決めた夕美さん。それぞれの色がよく出てて素晴らしいパフォーマンスでした。
超局所的な、それも間違いなく存在するべき愛の形。
私の好きと あなたの好きが 違ったっていい
まゆすき

ノートの中のテラリウム

MC挟んで、テラリウム。
聴けば聴くほどハマっていく曲。

行きましょうか なみだのくにへ

普通にそういう演出だと思いました。DAY1と変えてきて、ニクいことするな、と思っていたらまさかのアドリブ。
凪さんは本当にお姉さん。あの妹あってのこの姉だから、気を配りすぎるところもある。だからこそもりくぼの手が1ミリでも動いたら間違いなく手を引いてくれるし、こう言ってくれるんでしょうね。立花さんの凪さんへの解像度の高さがなせるわざだと思います。

ミライコンパス

愛知にはこれを聴きに来ました。
卒業ソングのスタンダードにして欲しいほどの名曲。
そして我々モバPにとっても特別な曲。
藍子Pを名乗ってはいますが、まゆさんや芳乃さんも担当名乗りたいぐらい大好きなので元々エフェメラ自体がぶっ刺さりでした。
そのエフェメラが4/5揃っていたし、新曲披露の側面からもほぼやることは確定だったので、絶対に見逃したくなかったのが遥々愛知まで乗り込んだ一番の理由。
残念ながら緒方智絵里さん役の大空直美さんは不参加でした。これは本当に残念で、オリメン全員揃うのが良いのはもちろんなんですが、特に智絵里さんはあのコミュでかけがえのない存在だったので、本当に一緒に歌ってほしかった。
でもそれが結果あの偶発的な名演出につながるなんて…

本当は照明含めステージ演出と併せて心ゆくまで楽しみたかったのですが、立花さんのアドリブからの流れのせいで開幕から普通に泣いてしまってちゃんとは見れませんでした。
その分聴覚はびんびんでしたので、一人一人の綺麗で澄んだ歌がずばずばと心に刺さっていきました。贔屓目かもしれませんが、特に金子さんが、こんな歌上手かったのかってぐらい強く美しかった。本当にエフェメラにいてくれて良かったです。

かけがえない日々は
胸の奥に ミライコンパス

よく泣きはするんですが、泣くと言っても普段はほろほろ涙流すぐらいでボロボロ泣いたりはしないんです。だからまだ耐えてたんです。最後までは。
原さん曰く、客席に四つ葉のクローバーが生えてたと。
前述の通り、やっぱりこの場に智絵里さんがいて欲しかったと思うのはみんな思うところだと思いますし、演者の方がその気持ちをとても大事にしてくださっているというのは、こんな嬉しいことはない。
こらえきれずに泣いてしまった原さんですが、それでも最後まで笑顔で歌いきった。この曲は笑顔で前に進む曲だから。そんな気持ちが純粋にいたいくらい伝わってきたからつられてしまい、止まらなくなってしまいました。
自分でも何でこんなに泣いてるのか分からなかったんですが、きっと悪い涙じゃないから考えるのは野暮なのでやめました。

我々アイマスファンは便宜上プロデューサーと名乗りますが、実際のところ具体的にアイドルをプロデュースできるわけではない。そんな中で自分たちができることを見つけて、結果舞台演出の一部になれているというのは本当に尊敬の一言。今回の四つ葉とか、フラスタやのぼり然り、我儘の小糸ちゃんコールガイドとかね。こちら側ができる(やっていい)範囲で担当のステージを盛り上げようという心意気は本当にプロデューサーの鑑。まじグッジョブ。
勘違いしてやりすぎる人間にならない程度に、何かそういう粋なことができるプロデューサーなりたいですね。

さやけき花の生命に ~ 認めてくれなくたっていいよ

泣いてて覚えてません。
ただStarry Nightで青木さんと飯田さんめっちゃ私のこと見てた。間違いない。

チョコレモのコーレスで我に返ってからの、聴きたかった認めてくれなくたっていいよ
私は基本的に広く浅くが好きで、Twitterではそういうキャッチーな愛の放出を心がけているのですが、このnoteに関してはせっかくなら認めてくれなくたっていいよ精神で狭く書いていきたいと思っています。
好きな色で 星は光る
好きは好きだ だから自由だ
この曲をパッション組が歌うと、ものすごく個性的で強いんですが、その分ポップな印象になりますね。意外と重めな歌詞ですが、個々が個性的でキャッチーだから軽く感じます。これ歌ってる唯ちゃんとか可愛くてしょうがない。
PaのJewelries曲がまだである故にこの曲になるのは必然だったとは思いますが、このwithoutシンデレラバンドブロックの〆としては非常にスマートな落とし所で、ここまでかなり揺さぶられてた感情を落ち着けてフラットまで持っていけたのは、パッション属性のポップさとキャッチーさのなせるわざかと。

ソウソウ

個人的にDAY2最大のハイライトとなったソウソウ。
まさに完全掌握。
アイマスのライブでここまでシンガロングする曲もなかなか無いでしょう。レレヤレレヤはともかくサビまであんな歌わせますか。
モニター見てなかったので歌詞が出てたのかとかも分からないですが、みんな心から楽しんで歌って(叫んで)いるのが伝わってきました。空気の振動がそうだった。完全に会場が一つになっていました。こればっかりは現地に居れて本当に良かったと思います。
ソウソウがそういう曲であることは間違いないのですが、やはり、ナターリアさんの人柄あってのものでしょう。
どこまでも純粋にまっすぐ全力で愛をぶつけてくる子だから、応えないわけにはいかない、負けないくらい愛を返したい、そういう気持ちにしてくれる。それがぶつかりあって混じり合ってあの素晴らしい空気が生まれたんだと思います。
あの時間だけは全人類ナターリアPだったし、ナターリアさんは紛うことなきシンデレラガールだった。本当に目から耳から心から、全てを奪われました。
そんなナターリアさんを100点満点中1億点ぐらいで演じきった生田輝さん。逆にステージ上の生田さんを描いたのがナターリアさんなんじゃないかと思うぐらいナターリアさんでした。もう大ファンです。
本当に良かった。

ミラーボール・ラブ ~ アタシポンコツアンドロイド

DAY1に引き続き愛知名物ミラーボール・ラブ。
星環やったからないだろうなと思っていたらまさかの。
アレンジは本当に格好良くて好きでした。
ただソウソウにかなり持っていかれていたので割りとあっさり見てしまった感は否めない。

星輝子ソロ3曲目WET。
これまでの2曲の延長線ですが、輝子さんがより実直に思いを吐露する曲という感じがしてとても好き。アイドル星輝子というアイデンティティが確立されたからこそ、より生身の星輝子で。
あとちょっと屈んでることが多くて?あまりよく見えなかったんですが、それがなんとも小さい輝子さんぽくて可愛かったです。
アイマス一パイロが似合う女、星輝子。

D-ark L-ily's Grin
満を持して登場したモノクロームリリィ。
DAY1でMy-Style Revoのサプライズがあったので、さすがにDAY2も何かあるだろうと予想はありましたし、だとしたら"ココ"あるなとは思っていました。
なぜかイントロの瞬間、北条加蓮を確信したのでモノクロームリリィかローゼンティアーズの二択になりましたが、どちらにせよ歓喜の絶叫でした。タトゥーシールとかは全然気付かなかったよ。
速水奏と北条加蓮。地球と月のように付かず離れず、お互いの引力が作用し合う。多分互いに一番のユニットにはなり得ないけど、心の片隅に不可侵の互いの領域を持ってそうなユニット。デレステのイベコミュでもちょこちょこ顔出し合って絡んでる2人が、ついに本格始動。この2人の関係はちょっとやそっとで描ききれるもんではないと思うので、どう転がしてくるか、イベントが本当に楽しみですね。
サプライズで撃ち抜かれて幸せな気持ちと、コミュとかじっくり読んで踏まえた上で初お披露目を見たかった気持ちがせめぎ合います。本当に次オリメンで披露されるのはいつになるやらって感じだから。
2人ともとっても人気なアイドルで、開演前に名刺交換してる中でも2人のPさんは多くいて、ああ、彼/彼女らは今頃脳みそぶち抜かれてるんだろうなぁとふと思い笑っちゃうのがアイマスライブの楽しさだし、名刺交換の意義だな、としみじみ感じた瞬間でした。

それにしても奏さんは2人ユニット多いですねぇ。まだフレちゃんFrenchKisSとかもありますし。なにより伊吹さんとのルミナスボーダーという最大手が控えてますからね。この勢いで文香さんとか蘭子さんとか全員たらし込んで欲しいですね。

アタポン
巻き起こったさシンギュラリティ
って言いたいだけでしょ。
ちゃんと格好良いしコンセプトも爆笑なんでそこは良いんですが、どうしても出オチ感が拭えない。DAY1のきゅんきゅん然り。
コールするって感じでもなかったし、面白かったけど、楽しかったかというと、微妙。
客席からも分かる高田さんの無表情っぷりはすごかった。

Drastic Melody / Trinity Field

最終ブロックも感動あり、サプライズあり、ネタありと、とってもシンデレラな流れで来て、まさに正統に格好いいDrastic Melodyは本当に引き締まる。
DAY1は相方システムで卯月さんが真ん中でしたが、DAY2はまさかのナターリアさん。巷では某愚かな作曲家のせいで奪われた"格好良いナターリア"の救済なんて意見もありましたが、まぁ正直そんなに深い理由はなさそうな気がします。むしろこれが今後のフラグになるんじゃないかな。ナタ凛、とっても面白そう。ぶっちゃけ涼夏樹もそこまで深掘りされてないですしね。
曲に話を戻しますが、とにかく格好良かった。やっぱりwithシンデレラバンドに期待するステージってコレだと思う。もちろん変化球も大事だけど、直球の質が良ければ良いほど、変化球も冴え渡る。直球を決めきった3人、いやDAY1の大橋さん含め4人はお見事。
何と言っても黒崎ちとせ(佐倉薫)さん。これをちとせさんが歌うって普通にエモすぎませんかね。これだけで朝まで飲める。千夜さんを想うように、自分に言い聞かすように、そんな魂の叫びに聴こえました。
これこそまさにShou out Live!!!

そして格好良いナターリアさんに星井美希味を感じてしまった。やっぱりナターリアさんって最強なんじゃ…

Trinity Field
デレマス最強のユニットはニュージェネレーションズでもLiPPSでもフリルドスクエアでもなく、トライアドプリムスである、というのが私の持論。
最強故に安易に未完成のまま披露してはいけないと思ってる。
なので今回奈緒さんと加蓮さんがいるとはいえ、TPの曲をやってくるとは思わなかった。
一人足りないなら2人を頂点にしてもう2つの頂点も強いユニット置いて、新しいトライアド作っちゃえばいいんじゃね?
着想の源は合同のクラファとストレイとで作ったトライフォースだとは思いますが、正直あれはお祭りだから許せるのであって、感心はしないなと思ってたんですが、私の目が節穴でした。
みんな見たかったけど合同でやったし多分供給ないだろうと思っていたDimension-3と、グランディフローラとフィオレンティナでお茶を濁されたかと思われた古典・Floweryを頂点に持ってくるニクさ。
こんなにも強くなるのかと恐れ入った次第です。
それもDrastic MelodからのTrinity Fieldですからね。渋谷凛という絶対的なエースの影がよぎらないわけない。それを逆手に取って相方システムでエモブーストしちゃうのと、代わりではなく強固な二点を足すことで新しい形のトライアドを作っちゃいましょうという発想。それができるシンデレラガールズたち。まさにシンデレラガールズのヴァラエティ性がなせる編成の強さだとまじまじ思い知らされました。
あと単純に藍子PとしてここにFloweryが入る誇らしさと、じゃあ今後絶対供給あるよねっていう期待感がとても嬉しかった。
という感情をDAY1配信時点で整理できていたので、ここはしっかり余裕を持って楽しめたので大変満足いたしました。

Twilight Sky

DAY1の曲振りは梅澤さん、そしてDAY2が安野さんでした。 この曲はやっぱり安野さんに振ってもらいたかった。
シンデレラガールズで一番ロックなアイドルと言えば、おそらく木村夏樹さんであろう。自他ともに認めるロックアイドルだと想う。そんな夏樹さんをもってして、相棒のロックなアイツ、と言わしめた多田李衣菜。
李衣菜さんはロックに憧れるアイドルで、ロックなアイドルではなかった。予兆はあったが、10年前にロックテーマのライブで「最後はロックなアイツのあの曲で~」と言ったら少しネタ味が入ったと思う。
だが今は誰も思わない。一番ロックなアイドルと言えばで木村夏樹と票を割るのは多田李衣菜で間違いない。李衣菜さんが真摯に積み上げきたこの10年はロックでしかないから。
夏樹さんの一言にそんな10年の重みを感じざるを得なかった。
そもそもシンデレラガールズ自体がそうでした。Mobageという不審なプラットフォームから始まり、どっかで見たことあるような女の子たちがたくさん出てきて、なんだかよく分からないゲームが始まった。 そんな何かの模倣みたいな女の子たちが解像度を高め、確固たるアイデンティティを確立し、胸を張ってステージに立てるようになった、なりつつある、10年。

そんな旅路を歌にしたのがまさにTwilight Sky。
ここに全文載っけたいぐらい響く歌詞でした。10年前の曲になりますが、今日この日を思い描いて書いたかのような、10年後にこの公演テーマでライブやることを知っていたかのように、ドンピシャ。
そして、これが全員歌唱だから本当に響いたんだと思います。25人の、190人の旅路があって、プロデューサーそれぞれの旅路があって、今日ここで混じり合って、愛を叫び合った。

I love you
because you are you.

あなたがあなただから、そんなあなたを愛しているからここまで来れた。最後にもう一度叫べた。それを確認できた。
本当にいいライブでした。

余談
欲言えばバンドメンバー紹介はおねシンとかでやって欲しかった。浸ったまま通しで聴きたかった。
でも李衣菜さんは曲中に紹介するのめっちゃロックだと思ってそうだから許そう。

さらに余談
本日唯一?下手側に来てくださった金子有希さん。
トワスカ前のMCで全員が整列したとき、金子さんは水分補給でたまたま後ろ向かれていたんですが、みなさんが手を振ったりなんなりしてる中、後ろ向きのままおしりをふりふりしていた金子さんの対応力と可愛さを俺は一生忘れない。しかと目に焼き付けた。

生存本能ヴァルキュリア

人間がもっとも大きな声を出す瞬間は感情が揺さぶられた時であり、人間がもっとも大きな声を出してしまう瞬間は不意を突かれたときである。
本編が美しくまとまったところで業務連絡などもありすっかり落ち着いてしまっていたし、DAY1がRockin' EmotionだったからじゃあJet to the FutureかUnlock Starbeatあたりかねぇなんて浅い予想をしていた私。
何よりTrinity FieldでFloweryの供給受けて油断しきっていたのは間違いない。
つまりまんまと不意を突かれ、感情を揺さぶられてしまったのである。
そこから出たのは今年一汚い叫び声だった。それこそ生存を渇望するような。
でも叫ぶって本来そういうことですよね。脳みそ通さないで、心の脊髄反射で本能から飛び出す声が叫びだ。多分他の皆さんも一番衝動で叫んだのはここだったと思います。
正直Floweryしか目に入って無かったので他が誰だったか全然覚えてないんですが、まぁ生き残ったんでヨシ。
歪んだ関心を 私に向けないで
邪魔しないで 痛いわ

暇じゃないの私 あなたと違って建設的よ
私もそう思う。共に生きたいから。

お願い!シンデレラ

声出し初めてのおねシン。
自由時間の金子さんの一挙手一投足見逃さぬと追ってたら、他に目移りしたり何がなんだか分からなくなってきてあまり楽しめませんでした。まだまだ練度が足りないですね。
とはいえ実家のような安心感とは良く言ったもんで、雑念とかそういったものを一旦どっかに置いといてもらえる安心感はありますね。
DAY1は別に良いけど、DAY2はやっぱりこれで終わって欲しい。しっかり締めるからこそ次に繋がる。勝って兜の緒を締めよ。

以上長々と御託を垂れてきましたが、まとめは頭に書いたので最後に一言だけ。
今回のライブを踏まえ、本当に言いたことはこういうことですよ

愛あらば 全てきらめく
毎日がバラ色


アイマス最高!


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