【OMDS新年のご挨拶から辿る】 2025年 OM SYSTEMの展望
あけましておめでとうございます。
おはようございます。OGIZARUです。
さて、仕事初めですね。
皆さん憂鬱な気分になることも多いかと思いますが、悪いことばかりではありません。
そう、我らがOMデジタルソリューションズ(以下OMDS)から新年のご挨拶が発表されました。そして、今年のご挨拶は一息違います。
全文は以下リンクより。それでは紐解いていきましょう。
https://www.om-digitalsolutions.com/ja/news/corporate-information/nr20250106.html
1.独立5周年
もう5年も経ったんですね…オドロキ
2.3期連続増収増益
2022,2023,2024年各3月期の3期連続で連結での増収増益を続けたとのことで何より…!
3.増収増益の要因
カメラ、オーディオ事業としては、OM-1の成功やOM-5の堅実な売上の他、在庫不足になるほどのPENやE-M10も挙げられるのでしょうか。他にB to B事業となる産業学術分野(3Dスキャンシステムや文化財用カメラ等?)も好調で安定的な利益を上げられているそうです。他に挙げられている電子機器製造委託とはオリンパスからのものでしょうかね?
なにはともあれ、よくSNS上で目にするOMDSは新製品を開発するリソースも体力もないという言説は的外れになりそうですね!
4.OM SYSTEMのビジョン
OM SYSTEMのタフさや信頼性、機動力は本当に武器なのでそこを伸ばしていってくれるのは本当にありがたいです。
オリンパス時代に「機動力」のキャッチコピーで胸を掴んだOMが、独立してブランドコンセプトとなる「人生にもっと冒険を」を発表してから僕はOM SYSTEMにほぼ恋したようなものです。今後とも同じコンセプトを引き継いでくれているのは、これからも応援したくなる要素としてとても大きいです。
5.新製品
ここがメインとなります。一つずつ紐解きます。
大自然の中での風景写真はもちろん、旅や身近な日常での写真も本格的に楽しんでいただく新しいカメラをラインナップに加えます。
さて、謎めいた存在です。
可能性はいくつか考えられます。
1.OM-1X
後半の”本格的に”から推測した候補。とはいえ旅や身近な日常には大きすぎますし、新しいカメラをラインナップに加えますを拡大解釈して新たなラインナップが生まれると考えると既にE-M1Xが発表されているため考えにくいような気も。新しいカメラで現在のラインナップを更新するのか、新しいカメラをラインナップに追加するのかは解釈の難しいところ。
2.OM-5II
順当に行くとここかな、と。先代のOM-5が期待したほどの進化幅ではなかったこともありそろそろ更新が欲しいラインではあります。OMの精神を最も体現し、デザインが古のOMに最も似ているカメラであり、是非とも力を入れてほしいところ。
ラインナップの追加でなければ、最も順当なモノだと思っています。
3.防塵防滴PEN
新たなラインを追加、旅、日常、本格的というところから推察するとPENシリーズのコンセプトが浮かび上がってきます。
かつて、本格志向のPENとしてOLYMPUS PEN-Fが話題を呼んだOMDSとしては後継の見当がなされてもおかしくはないライン。昨今の高級・レトロ志向を持った高級コンデジやミラーレスのブームを見て製品化を検討したとしたら、発売には順当すぎるタイミングです。期待大。
防塵防滴対応としたのは、今までに防塵防滴対応のPENは存在しなかったうえ、後半で防塵防滴対応の小型単焦点レンズの追加が示唆されているため。
4.高級コンパクトデジカメ
PENまでは行かないにしろ、昨今のGRやD-LUX、ライカQ等の高級コンデジブームに触発されて開発されていても一切おかしくはないライン。
PENと同じく発売には順当すぎるタイミングです。
個人的に、OMDSがアドベンチャーラインだけではなくポートレートやスナップの写真家さん方にも是非OMに戻ってきていただきたいと考えているんじゃないか、みたいな噂をチラッと聞いたので十分にあり得ると思っています。
5.アクションカメラ
さて、みんな予想してないけどないとは言えないのがこのライン。
OMDSの基礎となる"冒険"というワードから推測すると真っ先に思い浮かぶのがこのアクションカメラ。アクションカメラまで行かないにしろ、SONYのRX0シリーズのようなVLOGからフィールドまでを幅広くカバーする画質重視のタフネスレンズ一体型カメラは出てきてもおかしくない。
出てきたらワクワクするのが、このライン。
さて、これ以外にフルサイズ以上のセンサー等も考えることはできますがいったんはこの程度にしておきましょう。CP+までに出てくれると嬉しいですね、とても楽しみです。
過酷なアウトドアフィールドで培ってきた防塵・防滴性能を備えた明るい小型の単焦点レンズ
予告されている二つ目の新製品。
今までOMDSで小型の単焦点レンズラインを担ってきたのは"M.ZUIKO PREMIUM"シリーズと呼ばれる単焦点ライン。いずれも安価で小型軽量で描写も良く、近年においてもPENと合わせてアピールされるなど第一線で活躍するレンズですが登場から時間が経ったのは事実。
ここらで防塵防滴対応は順当な流れだと思います。
可能性としては以下の通り。
1.現行のM.ZUIKO PREMIUMシリーズをリニューアル
現行のM.ZUIKO PREMIUMレンズも描写力は他社の同価格帯単焦点にヒケを取らないため、光学系そのまんまで防塵防滴対応だけ行う可能性もあります。正直、"大歓迎"。OM-5にピッタリの相棒となるでしょう。
2.現行のM.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROの兄弟ライン
今まで防塵防滴対応の単焦点レンズは全てPROラインから発売されてきた経緯があり、PRO単焦点の中では廉価ラインとなっている20mmF1.4PROの兄弟レンズとしてPROラインから発売される可能性があります。M.ZUIKO PROレンズの中では20mmだけ他レンズとは描写の傾向が異なり(SIGMA製造と言われている)浮いているためそろそろ兄弟は欲しいところ。
この場合はSIGMAが製造することになると考えられ、全く新しい光学系というよりは現行のSIGMAのF1.4 DC DNシリーズ(16/30/56mm)をベースに発売する可能性が高いと考えられます。一方で、現行のF1.4シリーズはかなり廉価で素晴らしい描写をするものの、PROラインのハイグレードとして相応しいかと呼ばれると難しいところ。OMDSのブランディング手法には注目が集まります。
3.全く新しいライン?
OMDSが本気を入れてパナライカ15mmや25mm等のレンズに対抗するグレードのレンズを新規設計する可能性も微レ存。ここに関しては全く想像ができない他、SIGMAのiシリーズをベースに最適化を施したレンズの可能性もあります。
長らくお待たせしていましたレンズロードマップにある中望遠ズームレンズ
これは疑問の余地がないです。
OMDSが長く開発していたこともあり自社開発と見て間違いないでしょう。
焦点距離的には40-150mmより長めの焦点域ラインをカバーするPROレンズとなりそう。噂に上がっているのはM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 PROと50-250mm F4.0 PROですが、どちらで出てくるか。個人的には前者希望です。
まぁ年内発売を目指すということはCP+ぐらいで開発発表か展示ぐらいはありそうです。そう長くないうちに結果は分かると思います。
何年も待たされたので150-400ぐらいのレンズは希望してますよ。OMさん?
5.終わりの挨拶
杉本CEOの署名入りでここまで希望できる文章が出たのは、OMDS独立とOM-1のテザーが出た配信以来ではないでしょうか?今年こそOMDSが独立した恩恵を遺憾なく発揮させ華披かせることができる一年となることを期待しています。
OMDSは独立用に生産技術センターというレンズの企画・開発・設計までを一元で検証できるセンターを立ち上げたこともありそろそろ自社設計レンズも期待しちゃうところ…!
さて、私は
OMDSとともに成長するクリエイターを目指します!
先日、OM-1 MarkIIの八か月間使用レビュー動画を投稿しましたが想定以上、想定の数倍の反響にビビり散らかしている次第。
今年はOM-1やレンズ等の発信にも力を入れていきたいと考えておりますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは。