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上藤沢・林・宮寺間新設道路のこれまでの経緯と今後の見通し

所沢市と入間市との共同事業として整備が進められている上藤沢・林・宮寺間新設道路のうち、1工区(国道463号バイパスから浅間山通りまでの約740m)が2019年3月23日に供用開始となり、開通式が執り行われました。

荻野泰男も当時所沢市議会議長として祝辞を述べるとともにテープカットの大役を務めさせていただきました。

開通式で祝辞
両市長らとともにテープカット!

私はこの新設道路の整備事業について、議員1年目からおそらく20回以上にわたり、一般質問などにおいて取り上げてきました。継続的に取り組んできた唯一の議員として、長年の悲願が一つの形となり、地権者をはじめ、関係各位に感謝申し上げます。

【上藤沢・林・宮寺間新設道路整備事業のこれまでの経緯と今後の見通し】

1.事業の概要(経緯・区間・事業費等)は?

平成14年7月に三ケ島第6区自治連合会・林を考える会等から提出された市道拡幅要望が入間市の都市計画道路の延伸計画と重複する箇所があったことから、両市が協議を重ねた結果、新設道路の整備事業が開始されました。

1工区 開通部分

事業区間は、463バイパス「上藤沢南交差点」を起点に浅間山通り「林きた交差点」北側を経由し、入間市宮寺地内の「うどん店甚五郎」付近の県道所沢青梅線までの総延長2654m(所沢市1645m、入間市1009m)。幅員は12.5m(うち歩道2.5m)。

1工区の総事業費は、約6億7400万円であり、その内訳は所沢市分約4億4800万円(用地費・物件移転等補償費 約2億800万円、工事費 約2億4000円)、入間市分 約2億2600万円(用地費等 約1億1800万円、工事費 約1億800万円)となります。

2.紆余曲折もありましたが、さらに先へ・・・

ここ数年は概ね予定通りに進んでいた新設道路整備事業ですが、振り返ってみると、少なからず紆余曲折がありました。忘れてはならないのは、いわゆる「リーマンショック」が発生した頃、事業の優先度が引き下げられそうになったことがありました。

これを受けて、地元自治会の方々などに相談し、平成21年1月、三ケ島第6区自治連合会、林を考える会並びに三ケ島第5区自治会の連名で当時の当摩市長に対して、再度要望書を提出していただきました(写真下)。また、先輩議員(秋田孝元議長)にお力添えをいただき、当時の西久保副市長に直談判した甲斐があって、平成21年度に600万円の測量委託料が計上されました。なお、平成23年3月に発生した東日本大震災の影響で予定されていた住民説明会が延期になったこともありました。

当時の当摩市長に要望

残すところ2工区、3工区となりますが、1工区の開通式では「一日も早い全線開通を目指す」との力強い言葉が両市長からありました。私も地元議員として、引き続き全力で取り組んでまいります。

3.今後の見通しについて

2工区については、三ケ島工業団地周辺地区土地区画整理事業の一環として整備が進められており、3工区(林運動場付近~入間市宮寺地内の南矢荻バス停付近)のうち所沢市分(約368m)については、令和5年度までに用地の取得を完了し、令和6~7年度にかけて道路築造工事が行われる予定となっています。

4.これまでの関連ツイート


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