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ながらラジオ

本コラムの執筆依頼をしていただき、テーマはフリーで文字数制限もない、ということで1週間ほど考えました。
何を書いたら良いのかというよりは、書きたいテーマが多数思い浮かんでしまいました。
 
(順不動)
・時計の話、昭和~平成~令和
・完勝したもののトホホな裁判の話3つ
・荻窪のLUUP現状
・NPBとセイバーメトリクス
・やっぱり昭和の味が好き
・年齢論
・LGBTQ論争を終わらせるかなりよい理論
・素人が練習やギアではなく知識で縮めるゴルフスコア
・中国SF三体
・選挙の結果分析も趣味です
・サッカーをしてこなかった男によるサイドバック論
・荻窪の非有名飲食店からオススメ数店
・サブカルチャーはもはやメインカルチャー
・SNS時代以降の断絶しなくなった人間関係論
・なぜドラクエだけは続けたのか
・飲酒論
・プロ痛風リスト論
・ogibonの本質とは何か
 
などが自分の中で候補に挙がったのですが、今回は「ながらラジオ」にします。
 
私は「趣味は何ですか?」と聞かれると「情報収集・ながらラジオ」と回答しています。
何々をしながらラジオを聴き情報を得る、という意味です。
 
私の「ながらラジオ」の始まりは1990年頃、中学生の時です。
当時ニッポン放送の「三宅裕司のヤングパラダイス」という番組を聴きながら勉強机に座っていました。
一応勉強しているテイではありましたが、耳8割勉強2割でした。
ラジオというメディアのリスナーとパーソナリティの近さ、寄り添い感が当時の思春期の自分には心地よかったのだと思います。
インターネットがない時代の重要な情報収集方法でもありました。
 
そして私の「第二期ながらラジオブーム」は1998年~2000年頃、就職したての頃です。
日中、文化放送の帯番組を毎日聴きながら、多摩地区を営業車で走り回っていました。
まだ世の中にはブラック企業という単語はなく、コンプライアンスやハラスメントという言葉がやっと出てきた頃です。
毎日ヘトヘトに疲れていましたが、仕事中の貴重な息抜きであり、情報収集の手段でした。
 
その後またしばらくラジオから離れていましたが、2008年頃から聴取習慣が復活し、「第三期ながらラジオブーム」が今も続いています。
きっかけは、ニコニコ動画かyoutubeにアップされていた番組をたまたま聴き、リアルタイムでも聴くようになったのだと思いますが、記憶があいまいです。
 
そして、今の「ながら」ですが、多岐に渡ります。
「移動をしながら」「作業をしながら」「朝二度寝をしながら」は当然として、「ゴルフの練習をしながら」「ジムで運動しながら」のながらラジオ時間が至福の時です。
 
私はゴルフをプレイするのは好きですが、練習自体はそれほどでもありません。
しかしラジオを聴きながらだと同時に行えることが二つに増えるので、今風の言い方をするならば「タイパが良い」気がして、練習を積極的にしたくなります。
スコアが良くなってきたのは「ながらラジオ」も1つの要因かもしれません。
 
「ジムで運動しながら」の場合は、同時に行えることが3つに増えます。
トレッドミル(ランニングマシン)で走りながら、モニターでプロ野球を観ながら、ラジオを聴く(野球ではない番組)。
目と耳と身体がそれぞれ別のことをしています。
 
なお、この「ジム」は、もちろんVim Sports Avenueです。
 
そして「ラジオ」と書いていますが、今は「音声メディア/音声コンテンツ配信」といった言い方が正しいのかもしれません。
ラジオ番組もラジコ(ラジオのネット配信)のタイムフリーやエリアフリー機能を使えばリアルタイムではなくても聴取でき、またポッドキャストサービスを活用すれば、様々な番組をダウンロードしていつでも聴くことができます。
ポッドキャストだけで聴けるプログラムも多数あります。
私の「ながらラジオ」生活は現代の新しい技術やサービスによって益々充実してきています。
 
今一番お気に入りの番組は、毎週月曜日から木曜日、22時~24時に放送されているTBSラジオの「アフター6ジャンクション2」というカルチャーキュレーションプログラム(様々な文化や面白いことを紹介し深堀りする番組)です。
リアルタイムで聴けることはほぼないので、今この番組を楽しめているのは新しい技術のおかげです。
この番組だけでも週に8時間あり、他に聴きたいプログラムも色々とあります。常に耳が忙しい状態で、かわりに音楽を聴く時間がほぼなくなりました。
耳だけで情報収集が出来て、かつ内容が完結する「ラジオ(音声メディア)」は私の性分に合っています。
 
私の「ながらラジオ生活」は一生続いていくことでしょう。

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