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失敗は一つの経験である「天日干し経営」

グローバル人事塾#198【天日干し経営】村井満さん出版記念イベント!

昨日自分が運営支援しているイベントでの一コマをご紹介します。

元リクルート代表取締役社長であり、Jリーグ第5代チェアマンの村井満さまと、元リクルートの森本千賀子さまに登壇していただきました。

村井満氏

「天日干し経営」とは、村井満氏が経験した困難な時期、特に90年代リクルートでの人事部長時代やJリーグチェアマンとしての挑戦を通じて編み出された経営手法です。社長の逮捕や借金による企業の危機、Jリーグでの批判に晒された時期に、村井氏は自身の行動の決定基準や判断時の自問自答を重視しました。この手法では、困難な状況でも全てを公開する「天日干し」の姿勢が、逆境を乗り越えるヒントを提供します。この透明性と勇気ある晒し方を通じて、困難を克服し、成長の道を見出すことができるでしょう。

また書籍では、現在、多くの企業がESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)を掲げ、持続可能で社会的に責任ある経営を目指していますが、実は日本には江戸時代から同じような理念が存在していました。それが「三方よし」です。「売り手によし」「買い手によし」「世間によし」の三つの要素から成るこの理念は、取引がすべての関係者にとって有益であるべきだと教えています。これは、滋賀県を本拠地とする近江商人によって実践され、長期的な顧客関係、品質と信用の重視、社会への貢献を重んじました。「三方よし」の理念は、利益追求だけでなく、社会全体の福祉と持続可能性を重視する現代のビジネスにおいて、非常に重要な教訓を提供されます。

森本千賀子氏

熱い師弟関係が見られた、非常に素晴らしいイベントでした。

良ければ読んでみてはいかがでしょうか?


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