ぼくはテクノロジーを売らない、、、
ぼくは2006年、テクノロジーを売る会社に新卒入社しました。たまたまお酒を飲みながら少し前の記憶にふけっていたのでそんな昔話をもとに今までずっと思いつづけていることを綴ってみます。
2006年~2011年の間、ホスト汎用機〜オープン化〜クラウド化という過渡期を自身が22歳〜29歳のとっても元気で調子のってたときに一挙に経験することが出来ました。僕自身が何かをしたわけでは全くなくて、時代の流れや技術の進歩を体験させてもらったようなものだと思ってます。そんな貴重な経験をさせてもらったこそ、とっても思うこと。
「技術はほとんど何かの効率化に役立っている。」
そうなんです。「技術イノベーション」だとかすごくかっこよく語りがちだけど、ほとんどが、今の無駄を減らしましょう。ということだったんですね。それだけでも十分だったのかなと。
でもですよ。それを作ったときのことを考えてみてください。当時の人たちが、あえて無駄に作ったわけじゃないんですよね。当然のことです。いつだって人間はそのときに出来る最大限のパフォーマンスで試行錯誤しているわけです。つまり当時は無駄ではなかった。ということです。会社内では過去の上司や先輩たちが作り上げたものを、いわば自己(自社)否定をしながら効率化という無駄の削減を進めていました。その側面だけ切り取るとなかなかツライ世界でした。
ではそのITの世界ととても密接に関係しているゲームの世界ではどうなっているか。同じように技術のすさまじい発展で、ファミコン→スーファミ→プレステ→4だったりVRだったり。もちろんそれ以外のアーケードゲームだったりも沢山あったわけです。ことゲーム業界においてはIT業界の効率化とは少し違うかもしれないけどそれでもやっぱり技術革新を起こし続けていかねばならないというある意味の無限ループと向き合ってきたと思います。技術発展に追従し続けていくには、ゲーム開発に関わる多額の費用もかかるわけなので、事業としてもリスクが高まりますよね。
そんな中、とてもバランスをとってうまくやっているのは任天堂さんだなと思うわけです。このあたりのことはみなさんお詳しいと思いますので、割愛しますが、一言でいえば「新技術」と「体験」の素晴らしいバランス力。
そうです。僕も完全にそこと同じものを目指しています。場所や時代が変わっても対応が可能。というか枯れないニーズがある。
ぼくはテクノロジーを売らない。売るのは絶対に「体験」です。
みなさんにどんな体験をしてもらいたいか。ということに向き合いながら日々、取り組んでいます。創業以来、変わらぬ思いはココにあります。IT業界に在籍したことで本当に良かったと思えることはこういった経験をさせてもらい、今のビジネスの礎となる気付きをもらえたことでした。今でも心から感謝です。
最後に。ヘッダーの写真は、先日、イタリア人の留学生が横浜でミライ物語の英語版を体験してくれているシーンです。この場所は横浜の馬車道です。とてもおしゃれな街なので、被写体が外国人だと海外みたいに見えますよね! 彼のプレイ後の感想を聞いたとき、泣くほどうれしかったコメントが「Pokémon Goよりも楽しかった!!」でした。 いやいや、言い過ぎでしょwと思いつつ、真に受けて調子に乗っています(笑) 実は、弊社では、きたるインバウンド時代に対応すべく、頑張って多言語対応すすめております。外国人でも旅行がてら楽しめるリアル謎解きゲーム。気になる方はぜひサイトをチェックしてみてください。 謎解きタウン ミライ物語公式サイト
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。この夏は色々な人に会うぞ月間にしておりますので、みなさんお誘いお待ちしております。どうぞお気軽にDMください。
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