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51.正しい行動

毎日思うことがあります。
自分は正しい行動をしているのか。
やれるだけのことをしているのか。


非効率なマルチタスク

毎日何かしらの業務は行っています。しかし、今までのように作る事だけに集中が出来なくなっている状況だと、日々のタスクを切り替えながら進めるので、効率が良くないです。

人というのは、同時には1つのタスクしかこなせないと感じます。

これは、昔のCPUと同じですね。シングルタスクなので、タイムスライスで処理を切り替えながら実行しなければならず、マルチタスクで作業を行っているように見えるのですが、常に実行出来るのは1つのタスクです。

ただ、人とCPUではこの切り替えに違いがあります。

CPUの場合は、多少のオーバーヘッドはあれど、スタックに作業中の情報を積みさえすれば、他の処理に移れます。他の作業から戻るときは、スタックから戻すだけです。

人の場合は、集中するための時間が必要になるため、タスク切り替えのオーバーヘッドがかなり大きいと考えられます。

一つの作業に集中している状況で、異なる作業を行う場合、一旦集中が切れます。そして、また集中に入るのですが、一度集中が切れると、次に集中するには多くの時間が必要になりますよね。

ここが、CPUと人との決定的な違いです。

そのようなことから、人が効率よく作業をこなすには、1つの事に集中出来る時間を確保して、作業を進める必要があります。

これが、仕事をする上での段取りの重要性につながります。

準備が出来ている状況で作業を始めると、目的とする作業に短い時間で集中に入ることができるのですが、準備ができてない状態だと、作業を始めて集中に入る前に、不足に気づき、集中が切れてしまいます。

そのようなことから

「1つの作業に集中出来るまとまった時間を作ること」

を大切にしてください。


優先順序付け

複数のタスクを頻繁に切り替えることが非効率であることは、先ほどの説明の通りです。

そのことから、重要になるのは1つのタスクに使える時間を、どのようにして最大化するか、ここに注目しなければいけません。

この場合、出来る事があるとすれば、優先度の高いタスクから順番に処理するしか、方法がありません。それが、作業の効率化に欠かせないと言えます。


人が絡むと優先度が付けれない

一人で全ての業務が完結する場合、優先度を設けてタスクを処理することは可能なのですが、他の人が関係する場合、優先度を設けることが難しくなります。

よくある光景として、1つのタスクに集中しているときに、電話がかかってくると、その時点で集中が切れてしまいます。

少し話がそれますが、極力電話でのコミュニケーションを減らすことをお勧めします。これは、相手の集中を切ってしまうためです。

頻繁に電話をかける人というのは、相手の事をあまり考えていないとも言えるので、急な要件でなければ極力メールやSNS等でのコミュニケーションとしてください。

そのようなことから、私は営業の電話は好まないです。貴重な相手の時間を浪費することになるためです。

話を元に戻します。

1つの作業に集中している状況で話しかけられても同様に集中が切れてしまいます。

そのような事から、人が絡む場合、効率化を考えて優先順序を付けても、それがうまく機能しない場合があります。

私の場合は休日に集中が必要な業務をこなすようにしています。休日だと一人ですし、電話もこないので集中できます。

特に、ソフトウェアの設計をしている時は、集中していないと良い設計が出来ないですね。

逆に設計がしっかりしていれば、コーディングはそれほど集中していなくても出来るので、平日の作業に回します。

そもそも平日は、経営に関する業務が多いので、タスクの切り替えが頻繁に発生してしまい、ソフトウェアの開発を行うには、効率が悪いように感じます。


道筋を立てる

ソフトウェア開発であれば、その業務に集中していれば、必ず毎日進展がありますが(盛大にはまると数日飛ぶ場合がありますが・・・)、会社の経営というのは、日々の進歩を実感しにくい側面があるように感じます。

1個人の作業と会社とでは尺度が違うので、それは当然なのですが、不確実性が多く存在しているためだと考えられます。

何をするにしてもそうなのですが、通常は先に道筋を立てると思います。そして、その道筋に乗るように状況をコントロールするのですが、今までの経験から

「道筋は、始めてから初期の段階で概ね見える」

このような状況が多いです。逆に、初期の段階でその道筋が見えないようならば、何かが間違っている可能性が考えられます。

この考え方は、システム設計も同じです。実際に制作に取り掛かった初期の段階というのは、状況の把握と検証が重要で、初期段階に道筋が見えない場合は、再度考察をしなければいけません。

初期の段階であれば軌道修正が簡単なためです。しかし、これがプロジェクトがかなり進んだ段階になると、軌道修正に多くのリソースが必要となります。


現在の会社の状況

自身の事だと、年間の売り上げ目標をいくらに設定して、その設定に向けてコントロールすることは出来るのですが、会社となると自分一人の事ではないので、不確定要素が多く、例え経営の道筋が見えていたとしても、心配な気持ちになります。

しかし、心配する時間があれば、経営を道筋に乗せれるように、コントロールすることに集中した方がいいですね。

これがスタートアップ企業であれば、社員全員がある程度のリスクを承知の上で入社していると思うので、思い切ったことも出来るのですが、歴史が長いとそうはいきません。

ここがもどかしく感じる所です。

今行っていることが正解かどうかは、都度見定めながら判断していくしかないですね。今は、半期、今期の自身の建てた目標に向かって、出来ることを継続していくだけです。


今後に向けて

業務外の時間をどのように使うのか、このあたりがカギになるような気がしています。その中の1つとして、LinkedInを始めました。

様々な記事から、自身の学びへとつなげ、直接的でなく間接的にでもよい影響になることを期待しながら、自身も発信を続けていきたいです。

また、LinkedInで知り合った方と実際にお会いして(営業以外で)、話しをする機会も作って行きたいですね。人と話をするのは好きなのですが、時間を作るのが苦手だと感じます。

今出来ることは、良い事も、悪い事も、全てを受け止めて、社員の幸せを第一に考えながら、経営を進めることに集中していきたいですね。

お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️