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97.可愛がられる後輩

以前に 吉永 亮 さんが投稿されていた内容で、入社1,2年目のビジネスパーソンの集まるイベントでの質問内容に、思い当たる経験があったのでその事について書きます。

私は子供の頃から、年上の方から好かれることが多くありました。当時は特に意識もしていませんでしたが、社会人になり出張先等で取引先の方や納品先のENDユーザーの担当者様から、食事をごちそうになったり、飲みに誘われたりすることが多く、なぜだろうと考えた時に気付いた点があります。


立ち飲み屋でのバイト

最も誘われたのが、学生時代に兵庫県尼崎市の立ち飲み屋でアルバイトをしていた時でした。出屋敷という阪神電車の駅の側です。

尼崎というのは大阪・兵庫近辺の方だと知っておられる方も多いと思いますが、独特の文化を持った地域です。

ダウンタウンのお二方も、そこの出身ですので知名度としては恐らく全国区では?と思います。

また、立ち飲み屋ともなれば、いろんな方が来られます。

客層は近くに勤めておられる常連の方が多い店でした。時には既に酔っぱらってフラフラの状態で来られる方もいましたが、そうした方は丁寧にお断りしていました。

幸い歩いて20秒程の所に、交番がありますので問題が発生しても、すぐに対処頂ける好立地に店がありました。何をもって好立地なのかですが。笑

店は20時頃に閉めるのですが、その時に居られたお客さんから

「にいちゃん、良かったらこの後付き合ってよ」

と、声をかけられる事が何度もあったのですが、普通であれば断る方が多いのではと思います。

「え?もしかして、変なことされないかな・・・」

と、例え男性であったとしても考えちゃいますよね。立ち飲み屋で飲んでいるおっさんに誘われて、ついていく人は少ないと思うんですよね。笑

でも、私はただの一度も断りませんでした。

「ほんとですか!ありがとうございます!行きます♪」

と、即答していました。幸い変な人に絡まれることもなく、沢山おごって頂きました。大体は近く勤めておられる常連の方が多い印象でした。


暴走族の隊長

丁度、先ほどのアルバイトをしていた時期に、少し変わった友達が出来ました。どうやら、夜はバイクで特攻服を着て走り回っている人だったようで、見た目も、まぁ普通ならば声をかけにくい雰囲気をもった人でした。

でも、普通に怖がることもなく初見で声をかけたと思います。どうやら尾崎豊のファンだったみたいで、私もそうだったので話をするとより親近感が湧きました。

家に遊びに行ったことも何度かあるのですが、好きな本が三国志というのが、想像とは全く異なるイメージで、ユニークで魅力的な人でした。そして、賢い人だと感じました。話す内容が論理的で、グループ活動の話を聞いた時に仲間思いの強い人だと思いました。社会的にどうかはひとまず置いといて。笑

中学の時も似たような感じで、悪ぶってはいるのですが、めっちゃ頭のいい人がいたので、見た目だけで判断すべきではないことを、その頃に感じた記憶があります。


サッカーの指導者

サッカーの指導者として、活動し始めた時もそうでした。

当時の部長の方には、審判や指導方法について多くを学びました。時には自分は全く関係ないのに、その方の所作を会得しようと、試合についていくことも多くありました。

そうした中で、多くを指導頂き、それがのちの指導者としての活動に生かされました。

この時も、食事をごちそう頂いたり、逆にその方は関係ないのについてきて頂き、レフリングの指摘等もして頂きました。

今思えば感謝しかありません。


結局の所

これらの経験を通して、なぜ年配の人や、少し変わった人と仲良くなれるのかを考えた所、次の1点だと感じています。

「心の壁を作らない」

見た目や、状況、その他さまざまな要因によって勝手に人物像を作ることをしませんでした。つまり、親近感を持って接し、その人自身を観察して感じた所から人物像を作るようにしていました。

これは意識してそうしたのではなく、私の性質がそうだっただけ、ですね。

もちろん、年配の方でそれを失礼と思う人もおられました。しかし、そうした人であれば、あまり深く関わらないようにしていました。もちろん、どうしてもそうしなければならない時もありますので、そのような時は礼儀正しく丁寧に接する事、深入りしない事を心がければ、問題ありませんでした。

ある意味早い段階で、判断が出来るので

「こんな人だとは思わなかった」

といったことが無く、メリットが大きいと感じます。

自身でもし壁を作ってしまっていると感じる方は、少し意識してみてはいかがでしょうか。

お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️