見出し画像

バンコクマラソン2018レビュー

バンコクマラソン2018に参加してきました。

バンコクは以前に仕事で住んでいた土地なので、タイミングがあったら出場を狙っていたんですよね。

その後もバンコクへは定期的に訪れていたのですが、今回はなんと約2年ぶり。

街の変わり具合とかも確認しながら、週末弾丸海外マラソンを堪能してきました。


まずは、バンコクマラソン2018の基本データです。

コース図です。

タイの王宮・ワットプラケオ前をスタートし、チャオプラヤ川を越えて西に走り、折り返してくるコースです。

コースの大半は、高速道路で構成されています。

淡々と走るにはいいのですが、果てしなく続くストレートが後半にかけて精神的にきついです。

これからレースの様子は書きますが、オレンジの光がポツポツと照らすストレートハイウェイは、”何やってんだ?俺は感”を演出してくれました。笑

一方で、アップダウンはほぼないことが走りやすいポイント。

チャオプラヤ川を渡るラーマ8世橋のみが大きなアップダウンとなっています。

Garmin上のアップダウンは、トータル133mでした。↓のようにフラットです。

また、コース図には補給は水マークしか表示されていませんが、スポーツドリンク(ゲータレード)が置いてあるエイドもあります。

その他、エナジージェル、バナナを設置するエイドが各1ヶ所ありました。

この程度なので、エイドは自分で準備しておいたほうが安心です。

また、完走タイム4時間以上には15分ごとにペースメーカーが設定されていました。

続いて、当日の気象データです。

気温:29℃

※私のGarminでは、スタート時33℃、レース時平均29℃でした。

湿度:91%

風:なし

スタート時刻:深夜0時


気温・湿度共にいつものバンコクです。平常運行です。

スタート前からアップをせずとも、汗がじわじわ出てくるコンディションでした。

また、スタート時刻は深夜0時と自分にとっては初めての経験。

全てが日本のマラソンでは経験できないような環境です。

私の日本からの移動はというと、金曜の深夜便で土曜の早朝(レース当日)にバンコク着。

いつもは爆睡する機内も、3時間程度で目が覚めて、今回はきつかったです。

バンコクに着いてからも、2年ぶりだったので、バンコクを街歩き。

さすがに少し寝てからレースに臨みたいと思い、16時から18時まで仮眠をとりました。

走破タイム:4時間36分36秒

ここからは、本題のレースです。

いきなり結果から報告すると、4時間36分36秒(ネット)でした。

ひどいタイムですね。汗

自分史上ワーストのフルマラソンになってしまいました。

公式記録が↓ですが、スプリットの間隔が理解に苦しみます。

会場へは23時前に入りました。

何もしていないといいのですが、歩くだけで汗が滲んできます。

夜間といえども、レース中は暑いだろうなという感じでした。

スタート前は、そこまで混雑せずに比較的、前の位置を確保できました。

前回のIRONMAN台湾のスイムスタートでのトラウマがあったので、今回は早めにスタート付近に向かったからです。

結果、これが良くて4,000名の中で、前から200名ぐらいの場所からスタートしました。


ここで「さすがタイ」と感じたのは、時間です。

スタートゲートの両サイドに時計があるのですが、ズレてます。しかも2分ぐらい。

そして、これらの時計は自分のGarminともズレてました。汗

スタートと言われたら走り出せばいいと考え直しましたが、この辺の適当さはタイらしいなと感じます。

まあこういうのは、マイペンライです。


スタートすると、まずはチャオプラヤ川を渡るためにラーマ8世橋を目指します。

そこまでは大通りでフラットなのでいいのですが、車両規制が甘々でした。

ランナーは車を縫うように走り、車も容赦なく走ってます。汗

バンコクマラソンは、タイで最も大きいマラソンのようですが、全面車両規制しないようです。

マイペンライです。笑

自己責任で走りましょう。


一方、走りの方は早々に身体が重かったですね。

しっかり寝て、朝一から動き出すパフォーマンスとは全然違いました。

私は、少年時代からソフトボールをやっているんですが、試合が午後から始まる第三試合や第四試合に近い感覚だなと考えてました。

ソフトボールのときもそうですが、そういう時の自分のパフォーマンスって、いつも良くないです。

試合前に日常生活の疲れもプラスされてるので。

生活リズムを変えて、順応していくことも考えられますが、サラリーマンにはそんな選択肢は残念ながらありません。

ペースは、5:00/km前後で5kmを通過したので、そこそこかと考えていましたが、ここ最近ずっと調子が良くなかった左膝が痛くなってきました。

これは、計算外でした。

当初はハーフ過ぎあたりで出てくるかなと思っていたのですが、まさかの5km過ぎで膝痛。

どこまで誤魔化せるかなと不安な気持ちになりました。

そして、暑さ&湿度による発汗です。

5km付近で自分の着ていたシングレットの半分以上が汗でしみていたので、発汗が多いことが確認できます。

もう膝のこともあるし、水分をしっかり摂って、完走を目指そうと決めます。

そこからは、徐々に意図せずともペースが落ちていきました。

汗はダラダラと流れるので、エイドで確実に水で補給&頭や首・腕にかけることを徹底しました。

正直、ハーフまで行くのもしんどかったです。

ハーフまでに6:00/kmをキープするのがやっとだったので、話になりません。

すでに何度か歩いてもいましたし。

あとは、このペースが示すとおりです。

こんなに早く足が終わるフルマラソンは初めてでした。

終いには、30km過ぎあたりから気持ち悪くなってきまして、、、

で、39kmでめでたくリバース。

まさかバンコクのストリートで嘔吐するとは思いませんでした。汗

タイなのでワットプラケオの前とかでやったら、不敬罪で逮捕?とかなるんでしょうかね?汗


しかし、最後にハイライトがありました。

残り2kmでワットプラケオ付近の大通りに入ってくるのですが、前述のとおり全面交通規制ではありません。

なんと、

「ランナーを止めて、車を進ませる」という誘導をしていました。笑

バンコクマラソンそっちのけです。

私は、2回も足止めをくらいましたよ。

いやー、これぞタイです。

もはやタイムとかどうでもよくなっていたので、このタイらしさには気持ちが和みました。

この徹底しないどっちつかずの対応がタイらしいです。

これが、なんか一番良かったです。笑

そして、苦しんだバンコクマラソン2018が終了しました。

さて、Garminのデータを見て気になるのが、心拍数でした。

スタートからいきなり140まで上がっています。

5:00/kmで進んでいる前半でも、160前後で推移していました。

通常なら、150以下で行けるペースです。

レース中も気になっていましたが、あまり心拍数のことばかり考えているとネガティブになりそうだったので、途中からは見るのをやめてました。

結果的に、体調もそんなによくなかったと考えられます。

弾丸&移動の疲れもあるでしょう。

次回からは最低でも、前日にしっかり寝ておくべきですね。

深夜便(機内泊)からフルマラソンは、身体への負担が大きすぎた印象です。

加えて、12時スタートもタイムを狙っていくマラソンには向いていないでしょう。

まあ、また出ろと言われたら、喜んで出ますけど。汗

次は、12月にチェンマイマラソンに出ます。

膝、大丈夫でしょうかね?不安です。

前日の睡眠と暑さ&湿度は今回同様なので、同じ轍を踏まないように少し対策を考えて臨みたいと思います。(できることは限られていますが)

チェンマイの方が湿度は幾分マシでしょうが、気温はさほど変わらないようです。

以上が、バンコクマラソン2018レビューでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?