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ぼくの起業家としての強みは元気です。

小川楓太

IVSという日本一大規模な招待性の起業家カンファレンスが始まった。今回初参加である。

初日の今日は夜からのディナーパーティーのみだったのだが、同じサイバーエージェント・キャピタルから出資を受けている井口さんとお話しした。

井口さんとは、あのセカイカメラを開発した井口尊仁さんだ。

井口さんと話している中で、突然こう聞かれた。
「経営者、社長としてのキミの強みってなに?」

文章にすると詰められているみたいだけど、もっと親しみを持って、キャリアは井口さんの方がずっと上だけれど、同じ目線に立っての質問だった。

「元気。元気、ですかね。」
瞬間怯みつつ、自然に出た言葉だった。

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そう、ぼくは元気がいいらしい。
最近よく会う何人かにも、元気すぎるよね、と冗談混じりに言われる。あんまり言われるので、自然にその言葉が出てきてしまった。

学生時代にスポーツやってて不動産営業しています、みたいな相手に合わせたサービスの“元気”とは違うらしい。
ぼくのは、空気を読まず勝手に元気らしいのだ。だからあるときにはウザくて、あるときには話しているだけで相手に元気を与えられているらしい。

でもホントは常に元気でいられていない。

今日みたいなパーティーや打ち合わせのときには、どんなにテンションが低い日でも、自動的にスイッチが切り替わってめちゃくちゃハイテンションで話せる。
でも、一人でいるときや、毎日顔を合わせる会社のメンバーの前では元気じゃないときも当然ある。

特に最近は、事業のコストがかかり過ぎに苦しんでいた。やることも山積みだった。だからこそ、だんだんそれに疲弊して元気じゃない姿を見せることも多かった。

中学生のとき面倒な授業をサボるときに、わざと体調が悪そうなふりをして保健室で寝ていた。
そんな感じで、成果が出ていなかったり、やるべきことが終わっていないときに元気でいることは申し訳ない気持ちになっていた。

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「いいね。なかなかいないよね元気が強みって言える人。たしかにいつも元気だもん。」
と井口さんは言った。

会場を見回してみると、友達の起業家も有名な起業家もいるけれど、たしかに自分より元気な起業家は思い当たらなかった。

そうか。大人になっても元気な人は少ないんだな。それって価値なんだな。

最近の会社の事業を振り返ってもブレイクスルーになるようなことはみんなメンバーがやってくれていた。
彼らがいいものを作れるよう元気を与えよう。出来上がったときに全力で受け止めて労おう。そのために自分は常に元気でいよう。

人間、自然にやっていることが一番得意なことだそうだ。ぼくは元気でいることが得意だった。その価値に気づいていなかった。

少しだけスランプから抜け出せそうな気がした。

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元気なぼくと会社のメンバー


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