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目指せ、卵の殻だらけのホットケーキ

「子どもと一緒にホットケーキ(パンケーキだったかも)を作る」という話を読みました。

「世界最高の子育て」ボーク重子 ダイヤモンド社

本の中で、子どもの実行機能(うまく言えないけど生きるために必要な能力)を育む訓練として、このホットケーキを作った話が出てきたのです。

実際に我が子とやってみて、「世界最高の子育て」の真髄について感じたことがあったので記します。

子どもはいきいき、親はへとへと

まあ想像通りですが、とても大変でした。
子どもは全行程を自分でやりたがります。
本の中では「まず親がお手本を見せる、気づきを確認し合う、子どもが一人でやってみる」というステップがあるのですが、なかなかそうはいきませんでした。

それでも何とかやりきって、おいしい朝ごはんが出来ました。子どもはとても満足そう。もぐもぐ食べて、ごちそうさまを迎えました。

そして、この瞬間に気がついたのです。

ちゃんと失敗させること

本に書かれていたエピソードでは、最後に
「卵の殻がたくさん混じってたけど〜」
と、書いてあったのを思い出しました。

私たちがやった時は、当然、卵の殻は丁寧に取り除いたし、焼く時もちゃんと手を添えて、丸い形に作りました。「親の経験を基に、失敗しないよう、修正したり導いたりして、成功させた」のです。

作るプロセスよりも大切なことは、「失敗させてあげて、そこから自分で気づきを得る体験をさせてあげること。」
これではないかと。これが真髄ではないか、ハッとしました。

そうはいっても、わかったとしても、これはそうそうできるものではないと思います。
普通は、飛び散った卵や小麦粉の片づけはあまりに大変だし、殻だらけで食べれないパンケーキの代わりにまた別の朝ご飯が必要だし、そんなことしてたら日曜日にやるべきことが終わりきらないし…

これを普通にやらせてあげられるのが、「世界最高」につながるのかもしれない。

私たちには何ができるだろう

いや、諦めずに考えてみよう。どうすれば私たち夫婦でもそういう思考ができるようになるか。

ひとつは、「環境づくり」かなと。
イコール家づくりかもしれない。
そういうことをさせてあげられるような、例えば、料理なら、いくら散らかしてもさっと片付けできるような作業台置くとか。床も、土間的な場所にするとか。そんなイメージ。

「大変だイヤだ」と思いながら、「でもやった方がいいからやらなきゃだから」でやり続けるのは、人間無理なので。
ダイエットとか、勉強とか。諸々。

それを苦と思わないような環境づくり、習慣化する、仕組み化する、これが必要なんだろうなと。

(引っ越したいな…)

まあ、できることからやっていこう!
100にできる見込みがないと1も手を出したくないのは悪いくせ。完璧主義ストレングスの過剰使用。
小さなことからでも、やっていきましょう。

そうやって日々を積み重ねていこう。
今世の幸せのために。

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