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【注文住宅】透湿防水シートについて

家の印象は外壁によって大きく左右されます。外壁の素材やデザインにこだわる人も多いでしょう。
しかし、雨漏り対策という観点では外壁材だけでは十分ではありません。外壁の内側には必ず透湿防水シートが施工されます。この透湿防水シートは、雨水の侵入を防ぐ最後の砦として重要な役割を果たします。屋根や外壁だけではなく、透湿防水シートの存在が不可欠なのです。

今日は、この透湿防水シートはデュポンのタイベックがオススメであるということについて記事を書きます。

まずは、この記事をご覧下さい。↓
https://yoshidacraft.net/blog/20367/

透湿防水シートには、「単一素材の不織布タイプ」と、「フィルム+補強材の2層構造タイプ」の2種類があります。「タイベックのハウスラップ」は、日本で唯一の「単一素材の不織布タイプ」。厚めの高密度ポリエチレンが単層で分厚い防水層になっているので長持ちします。
一方、その他のメーカーの透湿防水シートは全て「フィルム+補強材の2層構造タイプ」です。「フィルム+補強材の2層構造タイプ」は、薄い防水フィルムに補強材を裏打ちしたものですが、外側に施工される「薄い防水フィルム部分」が紫外線により、10年程度で劣化するようです。実際に見せてもらった実験では10年経たないうちに劣化を始めていました。上の穴の開いた透湿防水シートの写真も「フィルム+補強材の2層構造タイプ」の劣化例です。単一素材の不織布タイプの透湿防水シートはタイベックしか無いため、少し値段が高くても透湿防水シートはタイベックの1択ということになります。

https://yoshidacraft.net/blog/20367/

国産の透湿防水シートについてはあまり良い評判を聞いたことがありません。そのため、少し高くてもタイベックの透湿防水シートを選ぶことをおすすめします。その中でも特にタイベックシルバーという商品は耐久性において定評があります。

透湿防水シートは、家の仕様の中で見落とされがちな要素ですが、実際には雨漏りを防ぐ上で非常に重要な役割を果たしています。家の性能を確保したいのであれば、外壁材以上に透湿防水シートにも拘ることが重要です。家を建てる際は、必ず契約前に利用する透湿防水シートを確認するようにしましょう。

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