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2022年は、靈氣生誕100年祭

龍神靈氣読本は毎週月曜更新します。
最近はちっとも守れていませんが……
2021年も残り一日半くらいになりました。
今年も一年、大変ありがとうございました。
お読みいただいた皆様、サポートくださった皆様、そして応援してくださった皆様。
そのすべてが力になりました、本当にありがとうございました。
来年も臼井靈氣について、また見えない世界のことについて伝えていきたいと思います。
ぜひとも、お付き合いくださいませ。

2022年は、臼井靈氣生誕100年目を迎えます。
2004年に入門してからずっと、ここを目指してやってきて。
残念なことに本当に知りたかったことにはたどり着けないまま、100年目を迎えることになりそうですが、でもこの足かけ19年の靈氣人生の中で随分遠くまで連れてきていただいた気がします。
靈氣には、そんな力がある。
でもそれは、どの靈氣でもあるわけじゃないと思っています。
こと、龍神靈氣になってからは速度が加速したと思っています。

臼井靈氣は、開祖臼井甕男氏がお商売が嫌いで宣伝を嫌い、経済活動に結びつかない、と言われてきました。
以前、大正末期臼井氏が亡くなってから後継者問題が元で分派し、宗教団体に発展したところの信者さんから面と向かって「臼井靈氣は、これをお商売にしはった」と侮辱されたことがあります。
そのときの前身の血が茹るような思い、それを生涯忘れることはないでしょう。
どれほど言い返したかったか、そしてこのわたしが言い返さないなんて(笑)。
というのもそれを言われたのは、某神社の神前。
神様の前で喧嘩するわけにはまいりません、言葉を飲み込む以外になかった。
そして神前で臼井靈氣の歴史すら満足に知らないだろう人から、そのような扱いを受けたことは、生涯の屈辱として忘れるわけにいかない。
そんなばかげた事態を収束させるためにも、生誕100年のときに明白にしたかった、とあるできごと。
結局解明できないまま100年めを迎えますが、引き続き追跡調査、そして研究を重ねていきたいと思っています。

社会学の分野では「30年で社会となり、80年で文化となる」という説があるのだとか。
では、100年を超えたものは、なにになるのか。
恐らく「伝統文化」ではないかと、わたしは考えています。
京都に移住して、能楽を習い始めました。
手習いから四年、個人稽古になり三年。
四年めを迎えるに当たり、少なからず能について独自に思うことが出てきました。
猿楽の時代を入れたらもっとなのでしょうが、能楽自体は650年という途方もない歴史があります。
まごうことなき伝統文化、その一端に触れる中で臼井靈氣との共通項を多々見つけていくのです。
能楽の伝承は、基本口伝。
お師匠の声をなぞり謡をうたい、お師匠の舞う通り、動き舞います。
まさに体で覚える、その過程で当然ですがお手本通りできない自分を見る。
その先どうするのかが、最初の決断点の気がするのです。

「楽しい能楽」から「うまくなりたい能楽」へ、二年目の終わりごろ、わたしの視点がそうシフトしたことをお稽古で指摘されたことがあります。
無自覚だったから、言われたときはちょっと面喰いました。
身体の使い方、声の出し方を分析して、自分もできるようになりたい的話をしたら、そう判断されたようでした。
嬉しくもあり、歯がゆくもあり。
でも、自分が靈氣の師範として生徒さんを見たとき、やっぱり同じことを思うのです。
やらなきゃならないのに、逃げる子。
楽しいことだけ浅瀬で触り、判ったようなつもりになる子。
喰らいついて、ものにしようとする子。
本当にいろいろな子たちがいる、でも、上達したいと願わなければ未来はない。
同じように足かけ19年靈氣を続けてきた自分が目指すのは、臼井氏が空けたと言われている「一等空位」のお席のこと。
そこに座りたいなんて、思っているわけじゃない。
ただ、命がけで得た靈氣を四年半しか実践できず他界された臼井氏は、本当はどんな未来を思い描いていたのだろう。

どうして。
わずか四年で死ななければならなかったのだろう。

それがどうにも解せないから、研究してきた自分の中にある一つの仮説がどうしても消えて行かないから。
だから。
生誕100年の節目に、せめてその臼井氏が見ていた未来の世界線を見てみたいだけ。
凡庸な自分が一等空位の席に入れるとは思っていない、よもやそんなに厚かましくもない(笑)。
でも、映画99.9の深山と同じように知りたいのです。

事実、ってやつが、ね。

真実は人間の数だけ存在する、でも事実はたった一つしかない。
だからこそ、どんな小さなことも見逃したくない。
いつか、わたしも死んでいく。
靈氣は魂に刻むから、躯体が朽ちても持って行けると言われている。
ならば、向こうへ行った暁には、直接臼井氏から教えを乞いたい。
そのために、研究成果を持っていきたい。
残された命の時間は多分40年はないだろうけれど。
だからこそ、諦められない。
その40回分のお正月という命のタイムリミットを。

生誕100年を機に、まずは臼井氏がやらなかった分野を靈氣で研究して効果性を打ち出したいと思います。
それは「経済」の分野、あの渋沢栄一に効果なしとされた靈氣。
でもそれは、臼井氏が言い残した「初伝を得て効果無きものなし」という教えに反する。
可能性として考えられるのは、術者が経済の分野で渋沢氏を超えられなかったか、渋沢氏の心の純度に術者が劣るものだったから。
その検証をするためには、自分がそのどちらもを手に入れるしかない。
経済の父になんて到底なれないけれど(笑)。
でも、経済の話ができる人として、靈氣を使える人になりたい。

生誕100年を機に、龍神靈氣はパワーアップします。
なんとかなるだろう、きっと。
だって、「龍神」なんだもの。
ね?島原の八大龍王さま、そうですよね?

公式HPはこちら。





日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。