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2024年2月5日 東京に雪は降るのか?(2/4 20:00時点)

「東京の雪」と「東京への台風」が専門?の気象予報士です。見解まとめたいのですが、時間がないので、聞かれたとき用の自分用メモとして、図表最小限で、記録を残しておきます。

結論

「雪は観測するが、東京都心では雨~みぞれの時間が大半で積雪無し(北の丸アメダスでは1cm観測も許容範囲)」というのが基本線。ただし、メディアに騒がれているような大雪になる可能性は、それなりにあるので、現在の報道は嘘ではない。

基本線の予想根拠


MSM 日本時間の2/5の昼12:00

降り始めは昼過ぎですが、東京都心上空約1500mの高度で、-3℃の予想。東京の雪の目安は「東京都心上空約1500mの高度で-3℃」ですから、ちょうどギリギリ雪でもおかしくありません。ただ、平日の昼なので、ただでさえ地上気温は高い上、東京都心は経済活動で気温が郊外に比べて1~2度くらい高くなります。なので、22Fのオフィスの窓からは雪景色が見えるが、地上はみぞれ。積雪無し。ただし、北の丸アメダス(東京公式)は、逆に都心にしては気温が低く、また芝生なので、雪が積もりやすいということもあり、みぞれ主体であっても1cm記録してもおかしくないので、それも許容範囲。

「みぞれ」と自信を持って言えない理由

この気温と降水強度で思い出すのが、2013年1月14日(成人の日)。データが出てこなかったので、記憶でしかないのですが、天気予報は「地上気温が高いため雨」で、上空1500mは-3~-4℃予想。ところが、降水強度が強く、冷気を引きずりおろしてきて、地上気温が0~1℃まで低下。結果、最大7cm積雪となりました。降水強度も、上空も、この日を思い出すな、というが、一抹の不安。ただ、それでも、みぞれが基本線なのは、この日が成人の日という3連休の最終日で、都心が冷え切ってる日だったから。平日だと、さすがに都心は無理だろう、ということです。

あとがき

あくまで東京都心だけです。東葛は、がっつり積雪予報出てますね。電車の間引き運転などはあってもおかしくないので、出歩かなくてよい人は、出歩かないのが正解です。なにしろ寒いですよ…。

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