![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7368942/rectangle_large_type_2_9c4e6cc22863aae05060c9e64a538a03.jpg?width=1200)
もう、どうでもいいや
仕事中に流れているラジオで、聴きたかったアーティストのライブが翌日あることを知った。
ちょうど2ヶ月前に、気になっている人から教えてもらったアーティスト。
ライブがとにかく良いんだって。
気になってたけど、すっかり忘れていたんだった。
ちょうど予定もなくなったから、何だか呼ばれる気がしてライブのチケットを申し込んだ。
残業してて、ライブハウスに着いた頃には歌が始まっていた。
柔らかくて、芯のある強い声。
会場の空気を読んで、空気を作る。
きっと楽しくて仕方ないんだろうと伝わってくる彼女の歌声と表情。
わたしは、彼女がすぐに好きになった。
ふと会場を見渡すと、気になる彼の姿があった。隣にはわたしより少し若く見える女性の姿。
なんとなく、彼に会う気がしていた。
ライブハウスに着いてからも、何回も何回も知らずに彼の姿を探していたことに気づく。
なんだかストーカーみたいで自分に失笑する。
どんな関係かは知らないけど、なんだか彼と彼女の関係はどうでも良いかもと思った。
彼が選んだ人なら、きっと素敵な人だろうし。
わたしが選ばれなかったなら、きっと縁がなかったんだろう。
でもなんだか、心の深いところでわたしは知っている。絶対大丈夫なことを。
深い確信がある。
流れに身を任せてみよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?